第51話 四泊五日
結局、四泊した。
3食昼寝?付き?
午前中は近くの日帰り温泉で毎日貸切風呂でイチャイチャ。
午後はアウトレットモール行ったり牧場行ったり、車で遠出して敢えてラブボ寄ったり。
歩き疲れたら、部屋へ戻ってお昼寝。
食事は初日以外はテイクアウトだったりデリバリーだったり。
当たり前のように、毎晩することはした。
余ると思った0.01ミリは、足りなくなりそうだった。
婚約中、親公認、とはいえ、現役JK。
最初は罪悪感ありありだったけど、麻痺してしまう。
帰りの高速道路。
「ねえ、ジンさん、次のインターで降りて!寄り道しない?」
「いいよ、何処かな?」
「あ・の・ね!観覧車!」
「わかった!夜景の観覧車、いいかも?」
「その後は、あのホテルね!」
「…………まだ、足りなかったのかな?」
「そういうわけじゃぁ、無いんだけど、初心に返って!な〜んてね?」
「初心か、そうだね、まだホンの少し前だけど、二人でドキドキしたことを思い出しながら寄り道しようか!」
「あのね、この前、友樹に聞いたんだけど、」
「何かな?」
「ジンさんが、友樹に伝えた言葉、『大人になってから付き合いが深くなると、時に傷つけ合ったりするよね?避けられない理由で色々有るからね。そんな時、本気で本音でぶつかれるかどうかが、親友なり恋人なり夫婦なりの在り方だと僕は思うんだ。』この、カッコいい言葉!」
「………恥ずかしいんだけど…………」
「いいえ、改めて、惚れ直したんですけど?でも、私達まだ喧嘩もしたことないし?」
「まさか、それで、旅行中、積極的だったのかな?」
「当ったり〜!そうだよ〜!」
友樹君、勘弁してほしいんですけど?
一字一句、違えず覚えているなんて!
そして、そのまま伝えるなんて!
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