第26話 感想
感想………
痛かった。
何度も、挫けそうになった。
クラスメイト達との恋バナで、『痛い』とは聴いてはいたものの此処までとは!
『会長は、初体験の時には大変だと思うよ?』
『………なんで?』
『『『ちっちゃいから!!!』』』
そう、私は、小さいのだ。
身長、………自称145センチ………
成長期!
体重、ナイショ。
幼児体型?
童顔!
制服で出掛けないと、ウッカリすると小学生に間違われる?
毎朝、毎晩、ちゃんと牛乳飲んでるのになんで大きくならないのかな?身体中のあらゆるところが!
ベッドの上で、呆ける私。
頑張った?私を、自分自身で褒めてあげたい。
身体の中心部に残る鋭い痛みと、鈍い異物感。
初体験の実感と幸福感がこみあげてきた。
「シャワー、してきますね。」
浴室でシャワーを浴びながら、改めて恥ずかしくなる。
バスタオルを巻いて、彼に
「シャワー、どうぞ、ってあっ」
「?」
「シャワー、一緒にすれば良かった?」
「フフッ、次回に取っておけば?」
「……ア〜ッ、勝負下着ッ!」
「どうしたの?」
「この時の為に、用意しといたのに、勝負下着!!今日、急だったから……」
「じゃあ、明日、期待してるからね?」
浴室に向かった彼の後ろ姿を見ながら、それって、明日も、私を、愛してくれるって事?
改めて、幸せな感覚を、実感出来た。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます