2.3. 新夏の提案書
「そうだね。学園で開催しないというと、科学の夏祭りを開けば宗教的で法律的に異議されると理論的に認めるが、東京大学、慶應義塾と早稲田の先輩達に相談に乗って頂けばどうかしら?読んでる科学の本はあの最高の大学からなんじゃ?」
「・・・てことは、東京からの先輩達に夏祭りの準備の為の顧問を貰うつもりか?小田原に直に出て欲しい?」
「うーん・・・まず、私と君は『花火團』の代表としてそれぞれの大学の理系のクラブに手紙を送り、専門について顧問したり、手伝いに同意するかどうか確認したりして頂く。そして、実地に参らせる為に、列車の予定と切符の管理を山口家の会社に任せるよ」
「あ、もしかして二ヶ月前の全国少年数学大会と少年祭の影響を利用し、先輩達の説得の効果を上げる?」
「それだけでなく、彼らが完全に同意する為に、皆の得意な分野そしてそれぞれのメンバーが参加した催しも私達の手紙に入れるべきだ。三年前の秋の
純彦君は頷き、瞬間後、溜め息と恥の笑いを同時に出した。「昨日みたい覚えてる。得意な数学の競技で敗北される初めてだったよ。お前、渡邊雅實こそ俺を言い訳なしまで敗北した」
「へへー、暗算が大変上手な君を扱うには、出来るだけ問題一つに最も至適な解き方を見付け出して仕方ない。最後の問題まで、君が私の戦略を理解したものの、二つの方程式だけでぎりぎり君をぶっ倒した」と私が言った。純彦君もあの時、敗北されたのに承認したがらず握手を拒もうとしたが、皆の熱い催促の下でそうせずにいられん、真っ赤な顔と共に。
「あの競技のお陰で、お前は自分の自我を良く抑えたり、自分の命を面白くする為に相応しいライバルと出会ったり出来たんだ。その後、二人共数学以外で理科も競い合って、その影響も多少東京人に及んでるんじゃ」
「うーん、その通り、澁薙君。とにかく手紙そして切手の時代で暮らしてるだろ。だから、全国で潜在的な秀才を見付け出すことが立派に簡単。どんな辺鄙でも関係なし」
「さて、皆が参加した催しを入れる。さっきはスミヒコ君。次は私。数学と物理が得意な女子中生。スミヒコ君と一緒の数学競技以外で、今年4月に慶應義塾の第2回物理天文討論会に参加。私は地球と別の惑星の運動においての科学者とキリスト教徒との闘いについて話し合ってた」
「少年祭で貴方も自分の作った発電機を使って八田蜜の全体を照らしたわ。名付けたのは何だっけ?えっと・・・栗鼠とか鼠を取り籠める檻みたいな・・・」
「
「そうっそう、あの発電機。貴方は八田蜜の電源を取り替え、レバーをゆっくり回したと、学校が一週間星になっとったん。さすが交流電流の力でねん」
「うん、もしテスラ殿が来日したら、私の製品を見せて差し上げる。さもなかったら、せめてテスラ殿がご覧になる為に、写真或いは映像でも記録し、ニューヨークへ送る将来があれば良いよ」
「エジソン殿みたいな誰かにプロセスを邪魔されてとんでもなく困るんだ。あの二人との争い皆もうんざりせずに聞き掛けてるさ」
「東京大学のお陰なの。科学と発明に関する東京大学の記事が新聞に投稿されなければ、経営者と発明家との争いを知り兼ねるでしょう・・・次は僕の番。医療に大変興味を持ってる山口降恆。昨夏東京大学に出て
「お前は本当大胆だな。赤門を渡る為に、年齢も名前も合格証書も偽り、声を変化し、大学生らしくも偽装したなんて」
「若者だから。好きな物があったら必ず最後までやっといてみるの。ナギちゃんもでしょう。幼い頃から鳥を育てたくなるから、ご両親にとって契約みたいな物を結んで、原崎さんに手伝いを求めて、鳥を友達にする方法を見付け出したんや」
「それ大したことないんだもん。初めてなのに、現場で先輩達が阻んでるにも関わらず緊急手術を行なったなんて」
「チサトちゃんの酸素と僕の技能と幸運のお陰で、気道が火傷してたあの患者の命を救ってあげたの。彼は意識が戻った時、僕を神様として奥深く感謝した。然し、雷神みたいに叱られて当然」
「叱られて仕方ないじゃん。彼の命を救っても、経験せずに危険性が極めて高い手術をやったら次回の実習に参れない決まりを守らないと。ご報酬は期待のに比べて半分切られたけど、東京大学の医療クラブに埋め合わせて下さって良かった」
「その通りや・・・僕と一緒にすること以外に、ナギちゃんは動物の生活と習慣について良く研究してんの、ダーウィン殿みたいに。それに、鳥を配達人として訓練することで、他の動物にはどうすれば宜しいか、八田蜜に入学して以来、中々学んでるよ」
「ツネちゃんに興味を持たせる越川澁薙は、生物学界に入ってきて、原崎おじちゃんと一緒に越川家の庭園を生物学の実験室に変えた。だからこそ、館の全員も深刻な病気を患い得ないものさ」
「だが、インドシナなどの熱帯の地に住んでそうしたら、チサトちゃんが会ったことよりも酷いことを避けるようにするべきだね」
「うーん、遠くのインドシナも台灣も言わずに。そろそろ夏の真中だから、暑さが頂点に届いたり、海からの風が強く吹いたりした以上、多少湿性を好む動物が生きやすくなる。それから、吸血鬼が僕の庭園を侵略しちゃうんじゃないかもしれんね」
「暑い季節の島国でも熱帯の国に似てる訳ね。イギリスも同然。三年前の旅行で、お土産っぽい暑さと湿気を良く受けたのさ。特別なのは一酸化炭素と二酸化炭素を溶かす暑さと湿気は上がり続けた、あの旅の毎日毎日」
「・・・実は、暖流と寒流さえ交われば、夏が来た時に、水の循環は最も効果的に行われとる。従って、湿性も立派に高まって暑さに平衡すんもんで。詰まり、単なる奇跡的な化学反応式ってねん」
「遂に出てきたぞ、『花火團』の化学のご知将の日澤智埼ちゃん」
「手を叩かへんでん、カサト君。さっきはただ、本能の感、ほんで本から読んだ物によって話し掛けてんねん」
「えー、私みたいにしないでよ・・・幼馴染として、貴方の実験室を建てる為に、貴方とスミヒコ君と一緒に最近の冬を渡って湘南から横濱までケミカルを探し抜いてた。学校の承認書がなければ、ケミカル違法運搬、違法貯蔵で警察に捕まえられて人生の終わり」
「そうやねん。少年祭上手う開かれた後、八田蜜と白濱の校長先生はあたし達に賞金や、科学的目的の為の承認書を与えた。自分の花火打たれた瞬間、うちも唖然として、泣きそうにしてもうたとよう覚えてんねん」
「まだでしょう。少年祭が終わった一週間後、手作りの花火に印象されてる先輩はあの花火を作った貴方に招待状を送った。早稲田に出て最初の討論会に参る数日前、貴方はもうびりびりして、数回も鏡の前で発声練習して、夜1時半まで化学式を暗記し掛けてたわよ」
「もー、勝手に泊まってる親友がおってあたしのこと全部知ってんねんでめっちゃ困んねん。内向的なあたしなんてかんにんえ」
「内向も外向も関係あるまいか、サトちゃん?ただ新しい催しに慣れてない気がしたお前なんじゃ。雅實ちゃんの親友そして『花火團』のメンバーになって全然大丈夫・・・俺もさ。料理が得意な松兼笠人。現在、雅實ちゃんのお父さんの飲食店に一年以上働いてる。定期給与も学生制に従って支払いして頂いてるものだ」
「やはり5年2組の委員長のお陰で、少年祭の準備と経過はエネルギーだらけに良く出来たの。食べ物を準備してた君の姿は私のお父様のに似てるんじゃないか?」
「君のお母さんに雇用したり、お父さんに料理の腕を上達させたりして頂いたからさ。彼はやはり男性に対する偏見をぶっ倒して夢を達成する男性の姿をずっと前から持ってると憧れられてるのだ」
「うん、幼稚の頃にお母様から聞いたのは、お父様の辛い焼き蕎麦がお母様を助けて、お父様と初めて付き合わせてあげたそうだよ。学生になった時、魔法の薬みたいな物がお父様に焼き蕎麦にかけられたかどうかもお母様に問い掛けたけど、大蒜、和芥子や生姜などの混合だとお母様が答えたの」
「んー、『戀の辛味』と名付けられた混合だね・・・一刻も思ったと笑っちゃいそうよ。より笑わせたのは、飲食店の雰囲気と仕組みを慣らした途端、渡邊さんの焼き蕎麦を上品な料理として完璧ほど作らなければならないようにしてたんだ。渡邊さんの入隊の前に彼を驚かして良かった」
「お父様が大変な怪我をしたのは、君の島根への旅の理由だね」
「ウイ。俺は四日間掛かって、西日本への旅についてお袋と話し合い、飲食店に欠席届を送り、島根への道を探し、船と列車の切符を買い、荷物を整理した。君のお父さんが海軍に服務してただろう。對馬海峡で勝利を収めた戦艦に乗ってると信じてたんだ」
「然し、お父様があの戦いの三日間前、重傷を負って急に除隊して仕方なかった現実だ。幸いか災いか確かめてなかったのね・・・但し、どうやってお父様が島根の何処かにいたのを知ってる?」
「俺も初めにそのこと知らぬ、5年3組の
「政府の逓信省の幹部として務めてる父親がいる彼奴だって。彼奴も降恆君がしたのをしたんじゃないかも」
「まさかなー、スミ君・・・新田君によると、兵士に食品の製作と治療は島根と山口の海浜。あの時の最も若い料理長が富士戦艦に乗り、海を巡査する途中で、突然な爆発に近くの番兵と一緒に酷く怪我され、島根の西部に連れて行かれたと新田君も言ったんだ」
「そう言うことよ、お父様が何回も誇りで語ってるのは。そして、昨日遠くから私の家に訪れて沢山感謝してた家族はお父様にぎりぎり救って頂いた番兵の一人の家族だということ」
「んっんっん・・・益田村に着いて、上半身を包帯され、点滴を受け、左脚をぶら下げられてた渡邊さんと出会ったんだ。渡邊さんは君とお母さんに見舞いされると思ったのに、俺とお袋を見たと、気重い顔をしたみたいだ」
「そのこと私も思い浮かべられる。千キロぐらいから帰ってきたお父様は戦と私達の欠席のせいで気があまり乗っていない人になったけど、一年経ってお父様に頼らず家の世話を良くしたり、料理を良く出来たりしたのを知ってると、多少気が緩みそうだったの」
「だってよ。これ確か、ずっと前から男達の悩みという物だろ。戦が起きた以上、強いかどうかも構わず男であったら出陣することになるしかないね」
「うっうん、戦の時代で、性を問わず誰でも命という同じ悩みを抱えなければ駄目や。戦場に出る人はその後どうなれるか、彼らの家族にどんな影響が及ぶか、神様と先祖に判断して頂くでしょうと思ってん」
「なんか緊張らしい話にしちゃったぞ、お前ら。どうせあの正義なしの戦がまもなく終わるし、夏休みも始まったし、僕達は戦が残した全てに虐められてる皆にせめて心を慰めてあげるべきだ」
「その通り。俺達の夏祭りの開催の理由というのだ。皆の心の怪我を治す為。雅實君の意図の通りに、小田原に留まらず湘南も横濱にも住んでる人々に影響を与えてあげる目的は、国の心臓にいる名門大学に頼らなければいけない」
「私達の素晴らしい成績は書かれて彼らへ送られたら、必ず私達の夏祭りは大学の先輩達の手伝いで人気を立派に得ることになる。そして、費用のお金はもう大した問題である訳じゃない」
「なるほど、まっちゃん。なんか提案書を書いて送るつもり」
「その通り。但し、俺達の成績に限らず、この夏祭りを何で色付きたいか、推量の費用が適切にどれくらいか、『花火團』の別々のメンバーが入力することも必要だ・・・では、皆の得意な分野に従って、夏祭りをどんな風に設立したがるか意見を挙げてみるね」
「よっしゃ。これから僕達の屋台を好きに造れるだろう?」
「好きに造るって言うのは問題じゃないけど、屋台を一つずつなるべく科学的で見やすく造って飾って配分するのは優先すべきことさ・・・じゃ、この会議をもっともっと深く掘ろうか?」、皆をわくわくさせる為に、言い続けた。
「まずは私の物理の屋台の番。力学、熱学と電磁学といった主な専門をもとに、三つの屋台を造る望みがある。一つ目は、けん玉、火起こし、おもちゃを倒す射的と、ボール蹴りという連続ゲームの屋台。二つ目は、電球、電池と配線で電気を作ってみるという体験の屋台。三つ目は、色んなお茶を作ってみるという体験の屋台」
「んー、貴方の一つ目の屋台というと、これらのゲームを連続にしたら、大人と子供達が大勢で集まったり、並んだりして彼らの番を待つ場合にはどうすんでしょう?」
「うーん、連続って言うのは、決定済みの順番に沿って設置しとくゲームの一覧になる訳さ。だから、混雑のせいの気短とか、集まりと天気の暑さのせいの腹立たしさが起こらないように、皆に紙切れを配り、最初から最後までの試したいゲームの順番とお名前を好きに書いて頂く・・・」
「ってことは、それぞれのゲームの会場に入る人数は一回にどれくらいの限り?更に、あるゲームが気に入る人数が限りを超える場合、残りにどないすんつもり?」
「私の解説を完全にするのはここに。でもその前に、皆の屋台の推量のサイズを知らせてくれない?」
「十分に広い雰囲気の保証、費用と利益の保証、催しの間の安全性の保証だね・・・推測によると、長さが列車の一両の長さを半分に、幅がそれの幅を二倍し、高さが竹馬のを二倍届けるサイズであること」
「であるからすると、屋台は7.5m×6mのサイズを持つと思われ、日本人の平均寸法によれば、屋台に参れるのは12人も最大。だが、連続ゲームの屋台は三つの会場を2mで短くし、ボール蹴りの会場を6mの距離の決まりで25.5mと長くする。連続ゲームに参れるのは毎回に36人だもんさ」
「もしかして、お前が造ってみたいのは列車みたいなデザインに従っといて、会場に応じる管理者が担当することか?」
「エグザクトリー。皆も自分の屋台を建てて維持する為にもっと人力と管理者を求めても当然でしょ。それぞれの屋台を担当する管理者があったら、限定を超える人数の場合に、他の屋台を薦めることなど解決しやすい。更に、体育練習みたいな連続ゲームによって脳と運動系がしっかりしていると、次の活動に簡単に集中して、感電もせずに電気が作れる。その後、頭と体をのんびりさせるには暖かいお茶しか啜らないということだよ」
「・・・雅實君の物理の屋台は参加者の体力と集中力を関心する訳だね。俺の数学の屋台は参加者の脳の処理能力を注意するよ」
「算数と幾何学はどうせ皆の頭を悩ますほど挑むんじゃん?」
「だからこそ数学は数学さ。まずは、足し算から平方根までの数学の問題の籤を選ぶ屋台。次は、折り紙や切り紙などを通して図形を美術的に描いてみる体験の屋台。最後は、自分で数学の問題を出して管理者に答えを好きな制限時間に貰うという俺の最も好きな屋台」
「ええー、数学の匂いが濃くするぞ。まさか、お前には本気に東京と横濱の居民を沢山招いたり、文部省に代わって優秀な頭脳を見付け出したりする望みが」
「日本人はずっと数学に特別な愛情を与えて、数百年も日本らしい数学を発明して、神々様に奉ってるほどだった。俺こと完璧主義者なんだから、数学に、質問を出すのを激励するという新しいアプローチをしようとした」
「・・・ってことは、出鱈目な問題とか途方もない問題とか幼稚な答えを貰った場合、君はどうする?」
「・・・酷い教師みたいに、彼らの用紙を丸めたり、彼らの思考を大変非難したりすることない。ただの少年少女だからさ、誰でもその不良で邪魔なことを敢えてやれないもんね。その場合に、出鱈目と無邪気の中に潜在する論理という説に頼ることにする」
「なんか理想的な教師になってみたがるでしょね。誰かに難しいとか易し過ぎる問題を出したり、対決でぶっ倒したりされる時にいきなり机と椅子を壊しちまわない君が欲しいよ」
「はーい、三年前のあの屈辱なことみたいに決してやらない俺になる・・・では、智埼君の出番」
「へっ、まだ考えてんのよ・・・化学の屋台を造るには、もっと大変長い物語になれるかも、うちの実験室の建設のこと皆はんに一ヶ月前語ったったさかい。じゃー、ムラマサちゃんの一番目の屋台の仕組みに沿えば、ガラス作り、陶芸、粘土の物作りと申す連続体験の屋台。二番目は化粧と衣服を作って見せる屋台。三番目はケミカルを展示したり、実験道具を販売したり、製法を案内したりする屋台や」
「うわっ、なんか私のレベルを随分超えちまう。連続ゲームを造る一方で、貴方が連続工芸体験を作るつもり。化学こそ芸術の一つであると伝えたいのね」
「うん、芸術やったらスポーツの活動に比べて汗と労力を等しゅう搾り出す訳。化学は数百年魔法使いの科学と称えられ、芸術を形にする科学とも新たに称えられて欲しい」
「・・・但し、貴方の屋台が現実になる為に、大量のケミカルを調達して安全性を保証するのは必要に大学の承認と援助を求める」
「そうせなあかんさかいね、毒性やら可燃性やらがある物生じて祭を滅茶苦茶な戦場にしいひんように・・・さー、ツネちゃんの提案お願いね」
「はっはっは・・・夏祭りの間に僕に人々を治して欲しいだろうと思ってんの。医療に関する体験の屋台を造るつもりじゃない事実を持ってるの。その代わりに、お客様の健康状態を診断したり、療法をお薦めしたり、病気になった場合に早速治したり、他の屋台に案内したりしてあげようと思ってる」
「という訳で、お前は夏祭りの案内人となる望みがある?」
「ダススティムト。何の公共の催しでも、生じた予想外の状況を揺るがず時間通り扱ったり、参加者に案内してあげたりする役に立つ団体が絶対にいる。僕もその団体に入り、なるべく祭の経過をすらすらとしたい」
「確かに、祭を開く為に、大幅の空間を選んだり、大勢のボランティアという人々を公募したりしないといけない。祭の間に、参加者と担当者と案内人という三つの役は助け合って協力して成果を収めるんじゃないかと思われるものだ・・・続いては澁薙君のに移ろう」
「・・・生物学の屋台は困ることに巻き込みやすいぞ。動物達を捕まえて売ったり、観察のみ腑分けしたりするのは道徳的に穢すし、農事の体験に種を集めて畝を立てて植えるのは夜に無理だし、それでこうにする。僕は音楽の屋台を作ろうとする。一つ目はピアノ、バイオリン、ギターなどの洋楽器を弾いてみる屋台。二つ目は三味線、琵琶、箏などの和楽器を体験する屋台。三つ目は、よさこいと演奏の舞台と舞台裏であるよ」
「やっぱ伝統的な踊りを見逃しちまえば夏祭りであれへんやわ。三味線、琵琶と箏の綺麗な音の下で、微笑んだままに、それぞれの拍子と拍手毎に呼びながら踊りするなんて・・・絶対に祭を立派に騒がしていくの」
だが、夏祭りの魂を作成するのは踊りに限らず、花火と食べ物にも相違ない。昨年の少年祭であの素晴らしい花火の演奏によって、凄い印象を与えて、団体の名付け方をも影響したよ。これでは、花火のことも智埼君に頼むよね」と純彦君が言った時、智埼ちゃんが顔を膨れて興奮を演じた。「夏祭りの間に皆のお腹を満足させる役は無論、笠人君に任せといたな」
「はい、無論って・・・俺の料理の屋台というと、アピタイザー、アントレとデザートという飲食店の標準の順番を守ってるさ。初めにはお好み焼きと揚げ物とサラダという軽食の屋台。次はご飯と麺と焼肉の料理を販売する屋台。最後は、洋菓子と和菓子の屋台」
「えっ、なんか小さな飲食店を開業するつもりじゃん」
「そうだけど、うどんの手押し屋台の仕組みに少し似てて、大勢のお客様を同時に誘って無理だ」
「君のアントレの屋台はご飯と焼肉の料理を作ろうと思ってて、カレーとか肉団子とか親子丼が君の献立に入れられるつもり?」
「うん、それ以外、揚げ豚丼、照り焼き丼、牛丼も俺から逃げられぬ。少年祭で皆に焼き魚とたこと蟹をご飯とお汁として提供して差し上げたから、もう献立の指向を牧場の動物にしてった」
「あっちゃー、あの残された海産物の生臭い匂いは私がまだ覚えてんの。砕かれた氷がなければ、少年祭が始まったところに学校が魚市場に変わっちまったかもよ」
「だからそもそも氷で食べ物を保管する箱を作るつもりだった。夏祭りで俺はその箱の類を四倍大きくしたり、電化したり、箪笥みたいにしたりすることにする」
「へー、電流で冷たさを維持したがるね。そうだったら、冷たさをバランスさせる暖かさも電流で作られなければならないの。夏祭りは一夜しか過ごさない訳がなく、一週間も過ごす予定でしょう?」
「うん、元気な学生や彼らの家族などの少年祭のお客様に比べるなら、全ての職業を勤めてる人々と彼らの家族だと予断される今回のお客様は催しを開くレベルがより高い要求がある訳さ」
「その通り。笠人君の電化される箱からして、夏祭りの灯りの管理も構ってる。交流電気と提灯は夜間の活動に鍵の役に立ってるよ」
「・・・よっしゃ。皆の屋台の着想が全部ここに書かれたの。少なくとも私達のお金の合計の1÷3と大学の投資金があったら、この巨大な祭を管理することがあまり難しくないでしょね」
「白濱と八田蜜の支援金を加えたら?交流会と少年祭の後、二つの学校の名声は関東に留まらず全和の注目を浴びてもうたわね」
「とっても宜しいのよ、チサトちゃん。大学からの承認書を受けた後で、私達は白濱と八田蜜の当局を説得し、学生達にとって担当者と案内人の募集を紹介し、雇用に面接を行う予定」
「今回は俺達の会社みたいな団体にご報酬の為に労働者になる彼らの二回目だろうが、一つの教室から二校までの範囲を増やしてきたんだ。これで一ヶ月と五日の建設期間を保証出来るん」
「やる気満々で働くと信じてる、給料が見やすい限り、特には私達の5年3組と5年2組・・・そう言えば、私達はもう中学校の先輩になっちまったのでしょ」
「そう、もう八ヶ月掛かったら中学校の卒業式。今から中学校の先輩達は大学の先輩達に少し格好を付ければよしと思って。屋台を提案した上で、祭の現場を決めたり、見取り図を描いたりすることだ」
「えーと、今回は14屋台と踊り向け特別な舞台で、祭にとって全ての道具と人数を十分に含める空間は軍隊の演習場とか、競技場とか、人が住まない平地ぐらい広くなる決まりだ」
「祭に地を決めるのは家を建てる地を決めることよりもやり難いのね。須藤氏の家を越えたら地平線までほどでっかい草原だよ。その一方で、あるとても豊な資産家の地に入って一部分を借りたら?」
「・・・俺もそう考えたり、渡邊さんの放棄した西の食品提供向け平地を思い浮かべたりしてたけど、なんか祭を自ずと開きにくいかもしれん。それに、年初で放棄されたから、いずれにせよ当局の管理に戻されるか、ある富豪に再び取引されるかもなれるさ」
「少年祭でも学校の建物の屋上で花火砲を設置してめっちゃ危険で疲れやったし、操作もややこしなったん。むしろ川辺で花火を打ち上げた方が浪漫らしゅうて環境に損害を精々低めるのや」
「しかも、工業化された場所での環境と雰囲気は草原のに比べて清潔とか安全性とか快適さも足りてないものでしょね」
「ということで、皆が草原を決めようとしてんよね。僕もけど、大勢のお客様が一斉に入る時に道の問題が発生するかも、馬車とか自転車とかに乗ってる場合があるから」
「じゃあ、道を造って仕方ないと思う。ってか、大学の工学部の力を貸して頂き、二週間の期間で彼らに道を建てて頂きながら道具を準備し祭のキャンパスを建てる。然し、私達は出来る限り道の建設の経過が緑の環境に悪い影響を与えないようにしなければならない」
「だが、僕達『花火團』はそんなに難しい二つの仕事を同時にやることが出来ないでしょう」
「まっちゃんはたった六人の僕達が政府職員みたいにそうすると言った訳じゃないじゃん。監視といったら、掃除やら木の世話やら調理やら館の修繕やらの仕事において一番小さな過ちさえも出た度に腹立たしくなって部下を怖がらせる僕の執事は最高のチョイスだ」
「もしかして、原崎さんと
「ビンゴ。僕とツネちゃんが何かを求めたら、僕達の執事は躊躇わずその求めを直ぐに対応し切ることだ。原崎望嗣さんと
「これ、搾取と同じようなことだけど、ご報酬と働く環境が良い以上は、必ず搾り取られるのが彼らを好きにさせるのね」
「ぶっ、誰もが聞こえたとびりびりしちゃうぞ。蛇毒のある富豪の野郎だと誤解されちゃうんじゃん」
「はははっ、誰もがそう考えればこの国の全ての富豪は狡猾で卑怯な人間となってしまうんだ・・・俺達は無論建設会社みたいに大きくて長い道路を建てる訳ないので、出来る限り一番短い道路を建てて祭の地域を繋ぐしかない。然し、この問題は俺の『鴉からの封筒』のお陰で立派に解決されたんだっけ」
「そうそう、私と笠人君は最も理解したの。この封筒の答えが案内してくれた通り、私達は清平小学校を越えた時に数百メートル掛かったと草原に着いた。待ち合わせの場所に着く前に、とても降りにくい坂そして放棄された田圃の隙間を渡り、秦野を繋いでる道に着き、降恆ちゃんとナギ君と出会ったの」と言い、純彦君が既に小田原を最も詳しく写す地図を平らにし、秦野からの道を赤くした。
「秦野からの道の上に酒匂川を渡るたった一つの木の橋があるでしょう。俺達はあの橋を祭の地域の出入口としようとする」
「待ってよ。あの細くて腐りっぽい橋は僕達だけが良く歩いて渡って、しかも最も深い水にあるから、交通流にとって危険が確実」
「これこそ道路工事作業員に頼んであの橋を北口として再建して、それと同時にもう一つの橋を南口として架けて頂く。その先、神様が祝福して下さる為に、二つの鳥居を築き上げるよ。勿論、祭の敷地に届くには坂を階段に化ける」
「へー、ってことは、東京や北神奈川などの人向け北口と、横濱や湘南などの人向け南口を架けるつもりね・・・よっしゃ、夏祭りの見取り図も出来たぞ・・・酒匂川に向かってる祭の敷地に僕の屋台と特別な舞台が最西端にあり、河川敷の向きから、まっちゃんとスミ君の屋台が北のセクションに、チサトちゃんとリュー君の屋台が南のセクションに。中部のセクションは50mの幅を持ち、参加者の並びや突然発生した事故の解決や花火の観覧という条件を満たすのさ。そして、北方と南方の階段から、近道を二人の屋台の中間まで引くのさ」
「わー、なんか速過ぎんじゃない?だがナギちゃん、もう一つの階段をこの坂に建てて良いかも。チサトちゃんの花火大会があの川の部分で始まるから、参加者の皆が便利に降りる為」
「うん、これ宜しいぞ・・・更に、案内人の中の受付係は二つの橋を渡る参加者を迎えて人数を管理する役を担う」
「僕の
「あっ、忘れてはいけないもう一つは夏祭りの敷地の設計図をこれから描いて欲しい。特には屋台、舞台そして広場の空間」
「うん、建築士の宝物を見逃したらあかんやわ。その先、川中で出来るだけ花火を綺麗で派手に打ち上げようとするわ」
「うん、新しく建てられた実験室で、半年間の事故みたいに爆薬で命を懸ける状態に落ちないでね、私の本の虫の幼馴染ちゃん」
「貴方も本の虫ではあらへんのでしょか、この科学狂気の娘。かつて、いつも先生のおつむをアホらしい質問で混乱さしたり、図書館で好きに読む為に勝手に欠席したり、じたばた手を挙げて本を飲み込んだばっかりみたいに発表したりしとって、ツネちゃんと教室の他の人に初めに好まれてなかった理由やん」
「そっか、どんな風に僕はマサちゃんのこと好めるようになるか分かってなかったのに、パパに夢を拒まれるのを味わった時に、敢えて胸を張ってパパに戦いを宣言した」
「あんたがその大きな勇敢で自分の夢を守ることにしたよ、私の影響がこーんなに小さく与えてたしかないから・・・祭の骨格が出来たというので、『新夏の提案書』を書こうと思わない?」
「うん、この骨格は結構 宜しいと思われる。皆がそうしよう。三日間以内俺達は三つの大学に提案書とする手紙を送って、先輩達が手伝いを確認するかどうか俺達の作文力次第だね。俺と雅實君は慶應義塾、智埼君と笠人君は早稲田大学、澁薙君と降恆君は東京大学。これから少年祭よりも大変なってしまう」
「大変分かってる、団長。少年祭から収めたお金を持ってるとは言え、可能ある失点と危機を早速推定しないと夏が悪夢に変わっちゃう」と澁薙君が言ってから、皆のお腹が鳴っちまい、「もう11時半か?じゃあ皆、僕の館に行って昼ご飯を食べない?」
「そろそろ食べる時間だ。原崎さんに頼って仕方ないわね」
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