4話 あたたかな家族
そう、
秘匿商談室116
ポーション
両親は支部長に
秘匿商談官のエンブレイスさんも
こちらから、まず
「お父さん、お母さん。貧血で
「僕はポーション調合師にはなりません」
「それは
「
「ここが秘匿商談室なの?
「僕は商業ギルドで、秘匿登録をいろいろ済ませて……今はスライムの保護活動家であり、
「ポーション調合師になるんじゃなかったのか?」
お父さんは自分たちと
「いいえ、なりません。
スライムが
「……そんなこと、
お母さんは
「お父さんとお母さんの薬草園がはげ
「テンペ森に入れば、大丈夫よ」
「その森に入って、
「「……ごめんなさい」」
「
フォーリア家の薬草畑は
同業者の
エンブレイス秘匿商談官が両親にピシャリと指導を続けます。
「今後はポーションや薬草の在庫・
同業者の
ブリッラ支部長と
お父さんとお母さんはペコペコ
「ポーション調合師の
エンブレイス秘匿商談官はだからこそ、情報をリークしてみせました。
「貴方の同業者一家はオンブラ支部の
窃盗一家はオンブラ町からは
ブリッラ町役場も盗みを
頭をペコペコ下げるのをやめた両親は、自分たちが目をかけていたポーション調合師がもうどこの町でも開業・
良い
「僕はお父さんとお母さんの
テンペ森の一部はもう僕の
「
「
「……結婚しないまま、ずっとここにいろってことですか?」
「家族は
「それでは、スライムたちはどうなるんです?」
「スライムにはスライムの
スライムと結婚も出来ない。
御前はスライム保護活動家になったんだろ?」
「密猟者が来て、保護区を
僕は子どもで、
言い過ぎたようです。お母さんが泣きだしました。
「どうして、わかってくれないの?
いざというとき、
「お母さんの言うとおりだ。何でも、御前一人でやろうとするな!お父さんがいるじゃないか!
御前は
「……」
「良し。
お
「イーツは
エンブレイスさんはイーツがやりたい、保護活動も抜歯屋も
私たちは家族として一緒に暮したい。
ポーション調合師の私たちが保護区に
ならば、イーツが
レイラ、イーツに三つの選択肢を説明してやってくれ」
「
魔術を
三つの
だから、ガッソ。イーツのため。
あれをオンブラ支部からの
「あれって、何です?」
窃盗犯を追放しても、
ブリッラ町とオンブラ町の
「ポータル・ドアを
「保護区の拠点と、自宅を行き来できるイーツ
そうすれば、この家に
「エンブレイスさん。
ポータル・ドアを秘匿購入・秘匿設置出来ませんか?
設置の
「
そうですね。スライム保護区の
僕がスライム保護活動家兼抜歯屋でいる
「お待ちください。
レイラ・フォーリアおよびガッソ・フォーリアご夫妻には、秘匿商談室116号室をご
私の依頼人であるイーツ君に対する
こちらの守秘義務契約書にサインなさってください」
エンブレイス秘匿商談官に
取り寄せに十日もかかりましたが、無事にポータル・ドアはエンブレイス秘匿商談官によって、「自宅地下室・テンピ森内スライム保護区内苔屋敷の地下室」間に設置してもらいました。
エンブレイスさんは苔屋敷の玄関前からじーっと自由に過ごしているスライムを観察しています。
「あれは何ですか?」
「スライムの遊戯です。
幼体の頃から、好奇心旺盛で。
小石並べ、小石積み。もう少し大きくなれば、擬態ごっこや追いかけっこの輪に加わります」
「あの
「あれは
ポータル・ドアの取り寄せに一週間以上かかるというので、抜歯屋の道具を自分なりに作っていました。
抜歯屋として歯の模型で抜歯の練習をしていたんですが、スライムたちにとられてしまったんです」
「
「撫でても、よろしいんですか?
その、私の子ども
「スライムが
秘匿視察に来たというわりには、人好きスライムにまとわりつかれて、エンブレイスさんもまんざらでは無さそうでした。
「おーい。そろそろ、夕食の時間だよー」
ポータル・ドアのほうからお父さんの
さあ、夕食の時間です。貧血が少し
エンブレイスさんを
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