わたしの「能力」
父が死んだとき、父の書斎から「遺書」と書かれたものが見つかった。そこには、「わが妖家には代々続いてきた能力がある。それは「霊」を見ることができる能力だ。もし弥生が力を得たら、弥生は昔の思い出を思い出すことができるかもしれない。弥生のためにも、母さんは精神面でも体力的にも支えてやってほしい。それに、視える人間は霊による嫌がらせをされることがあるから、能力のことは絶対に話してはいけない。しっかりと守ってほしい。これが父の願いだ。頼んだぞ。」と書かれていた。まさかこの能力だったのか。と気づいたときにはもう遅かった。
見えるようになってからは霊に、「あなたは私が見える?」と聞かれると、頷いてしまっていたのだ。父の忠告は見事に的中し、しょっちゅうけがをするようになってしまった。
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