本編完結おめでとうございます!!
外伝もあると言うことですが、まずはこの時点でのレビューを!!
本作は全編通して愛に溢れています。
登場人物同士の愛はもちろん、世界への愛。ヒーロー作品への愛。悪の組織への愛。巨大ロボや中華伝承への愛など、作者様の思い入れが存分に作品に込められており、随所の描写からそれを感じることができます。
オマージュやリスペクトとは、まさにこうして表現する人の愛があればこそ面白く、読んでいる私たちも楽しめるものなのだと改めて認識させてくれます。
まさに愛から始まり愛で突き進み、愛がどこまでも続いていくまっすぐな作品です。ヒーローや戦隊モノの同好の士であればもちろん、それ以外の方でもライトに楽しめる愛に溢れた本作。ぜひご覧下さい!!
ヒーローも事務所に所属する時代ということで、怪人を倒す活躍以外でも奔走する姿が描かれており、とても親近感が湧きやすいヒーローです!
怪人側もコミカルなキャラが多く、戦隊モノで出てくるような怪人のため、文章でありながら特徴がとてもわかりやすいのが読みやすさにも直結していると感じました!
さらに敵側のキャラも所属する組織による個性の描かれ方が異なり、別れている理由に納得です!
展開じたいもテンポがよく、次々に話が進むものの、対立構造がはっきりしているので混乱する心配もありませんでした!
また、戦闘以外のテンポも速いので、ぜひともそこはご自身で読んで確認して頂きたい作品となります!