利点

スキル《ランダム》にはもう一つ利点がある。


それは、「自分の攻撃の属性が変わる」ということ。


どういうことかというと、

例えば《閃光爆発》という広範囲に視界不良を起こす魔法を打った時に、その光が聖属性の攻撃を持つことがある、ということ。


自分の街が“バグ”に襲われた時にも起きたあれだ。

あれが上手く噛み合えば、《時空操作》で対象の時間を停止すると同時に毒や炎、氷の攻撃を加えることも出来る。

且つそれは本来のスキルと重複するので尚更強い。まあ発生する確率は稀であるが。


エルスターは7歳になる直前に気づき、このことを隠しておこうと考えた。

いつか本当に守らなければならないものが出来て、それに使ってやりたいというちょっとした意地。というか理想。


まさか本当に役に立つとは。神様も僕のことを見ていてくれたのだろうか。


そんなこんなで、エルスターはなんとかして街の危機を救った。


だが、それをよく思わない人だっているのだ。



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あれ、文字数全然ない?うそぉ。

どうしよう……でもここで話全然変わるし……

んんもういいや!!

このなぞあとがき(?)で行数増やしとけ!


てか今日2本目ですよ。ほんとに不定期でごめんなさい。

明日は1本でも怒られないですね(は?)。


次回はエルスターの今、というか街を救った後の場面になります。

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スキル《ランダム》の使い勝手が悪すぎるんだけど強いのなんなん? しょゆ @westbell

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