第10話
晴れている日には傘を貸して、雨の日には取り上げるが銀行だって。
役に立たないってことですか?
そうね^^
組織が大きくなるとね、保身のためにそうなるのは判るけどねw
だから、看護師に?
1対1で向かい合えるでしょ^^
せっかく公務員になったのに。
いいの、あんなのは人間のクズの集まりよw
言い過ぎですよw。
やくざより質が悪いしw
困ってる人を助けないならいらないよ。
はぁ、それは判ったんですが何故ここにいるんですか?
先生に頼んで、勉強させてもらうってことで。
だから、他でもいいんじゃないですか!?
可愛い女子が二人もいるとこがあるなと思って^^
w
夏休み中、3人は朝から夜までパパとママの御飯を作る以外は参考書とにらめっこをしていた。
お盆過ぎてパパとママが、勉強もいいけどちょっとは遊びもしなさいよ。
あたしが、暑い、日焼けする。と 云うと久保さんも同じく頷いた。
そこ! そこの元警官! お前が言うな!
元警官は黒の歴史で封印しました。
そこまで、毛嫌いしなくてもw
で、ボディガードもいることだしこれを
ホテルの宿泊券?
3人でお泊りしてきなさい^^ それと向こうに行くと井上さんも合流するし
えぇ~、本土に戻るんですか?
3泊4日ですよ^^。この子たちに平和公園とかちゃんぽんとか、そういうのを教えてくれると助かるけどなぁ~~~^^
判りました!久保は吉村先生一家のために身を粉にして働かせて頂きます!
ママがそういうのはいらない。重いw
未華子と結衣の旅費はうち持ちだけど、久保さんと井上さんは自腹ですよ^^
そんなぁ~w
居食住が無料で旅行費までは、ぜいたくですよね。下宿代頂こうかしら?
お支払いさせて頂きます。
2日後、朝の始発の連絡船に乗り長崎港の離島乗り場に着くと日傘を差した井上さんが待っていた。
久保さんが先輩、どうしたんですか?その白い肌?
久しぶりね、久保。
その節は色々とお世話になりました。じゃ無くてその色の白さは。
私ね、もともと色白なんだけどこんな仕事していると日焼け止めとか馬鹿にならないから塗ってなかったんだけど、4月から殆ど内勤になってねぇ~~^^。
未華ちゃんとか結衣ちゃんを見ていると、やっぱりお肌のお手入れは大事だと思ってね化粧水と日焼け止めとボディローションはつけないとねと思ってね。
日焼け止めを使うようになるとね、この紫外線って云うのが痛いのよね。
未華ちゃんと結衣ちゃんが、分かるようになったんですか?
お陰様でね^^
ところで、久保は帽子も無く日傘もないわけ?
今から、買いに行きます!すぐに行きます!
まだ、この辺鄙な長崎でやっているお店があると思うの?
あのゴキブリホイホイの店があります!
久保!
未華子さんと結衣さんをあんなゴキブリの巣窟に連れて行くつもりなの?
あっ!すみませんでした。
お姉ちゃんがゴキブリの巣窟って?
激安の殿・・って、いってるところよ。
ああっ!男子がたまに行くとか言ってますが汚いのですか?
2人とも知らないほうがいいから、覚えなくてもいいよ。お父さんに見られると今後一切家から出してもらえなくなるかも知れないよ。
おねえちゃん、訊かなかったことにしよう。
そうね。
じゃあ、荷物は車に積んで運転は久保お願いね。
エぇ~これ先輩の車じゃないですか?
後、歩く?
させて頂きます。
おねえちゃんが結衣、いやだねぇ縦社会は絶対に服従なんだw
あたしがおねえちゃん、看護師さんは先生にに絶対服従だよね?
そうね。
そうか、私も先生目指す!
結衣ちゃん、看護師さんは仕事が不規則だからお仕事には困らないよ。先生は1度の失敗で裁判をおこされるけどいいのかなぁ~、それに看護師さんより仕事の時間が長いよ。
*
久保さんの運転する車で、平和公園から稲佐山グラバー園夜はちゃんぽん、あくる日は雲仙で露天風呂にも初めて入った。その頃から井上さんと久保さんは顔つきが
恐くなってきた。夜に部屋に来て平和公園辺りから白方敏夫が盗撮をしているんですよ。まぁ、奴も一般の公道からの望遠ですからそんなたいしたものは撮れないんですが逮捕しましょうか?
あたしがパパには連絡したんですか?
井上さんが先程、連絡しました。明日は休診にすると大声で怒鳴ってましたがw
2人ががくりと首をうな垂れた。覚えてないんですか?
あぁっあああ! もしかして?
多分、その白方って人のタマタマは明日中には無くなると思いますよ。
久保さんが、それ犯罪ですよね先輩?
それがそうならないのよね。同意書、守秘義務、それにね告訴しようとしてもね。それを証明するのは原告側にあるのよ。先生が何枚もの同意書を書かせるから99.99999999999%原告側が勝てる要素は無いと思う。それにあの時調べたんだけど
ちょん切ったやつはもう2度と繋がらないのよね。
久保さんがそうなんですか?
ニューハーフみたいにサオ有り玉無しになるか、海外で手術して見た目だけは女性になるかの2択しかないかな、どちらにしても一生女性ホルモンを投与しないと生きられないみたいよ。
先輩? 男性ホルモンを投与すればいいんじゃないですか?
貴女、看護師目指すんでしょ?
ええっ、そうですけど。
あのね、睾丸が無くなると女性に対してそういう気が起こらなくなって勃起しても硬くならないし持続力も無くなってくるのよ。要は飾りね。
ああっ、女の人が満足出来ないんですか?
そういうことね。
子孫が残せない、それが最大の欠点ね。
あたしとおねえちゃんが、終わりましたか?
あっ、ごめんなさい。
それで、本当ならもう1泊するんだけどお父さんが明日いらっしゃるということでお泊まりはキャンセルになります。お父さんのしもべが船を出して下さるみたいでハウステンボスで白方敏夫を拉致して島に連れて帰って同意書とか診療記録を改ざんしてその手術をするそうです。ここにいる人は今後、医療関係に進むのだから見学しなさいということです。
久保さんが首を傾げて、未華子さんと結衣さんはお医者さんで私が看護師さんは判るんですが、先輩は?
久保、大丈夫よ。私来年から看護大学に行くことになるから試験に通ればだけどね。^^
え~~。また上司になるんですか?
まぁ、階級だけは上の部下ね^^
部下ですか^^
部下扱いするんだ、久保は?
しませんしません。
あくる日、朝からハウステンボスで遊んで閉園間近に井上さんの携帯にパパから電話が掛かって来て、もうすぐ着くので人の少ないほうへ白方を誘い込んでくれるかな。
了解しました。
皆に、そのように伝えて罠を張った。
人の少ない海岸で写真を撮って、遊んでいる振りをしていると井上さんが振り向いて隠れてないで出て来なさいよ、白方敏夫さん。
フルネームを呼ばれて、白方敏夫は立ち上がった。
井上さんが、一生の思い出に一緒に写真と撮りましょうか?
大丈夫よ、いらっしゃい^^
白方敏夫はトボトボと、こちらに歩いてきた。
数枚、写真を撮って気を許したのかそれとも未華子と結衣と一緒の空間にいるので上がっているのか警戒感が緩んでいる。
井上さんが、パパに合図を送るとパパがゆっくりと近づいて白方敏夫をいとも簡単に落とした。
パパが白方さん、どうしました。わかりますか?んん、意識が無いか、搬送しなくてはいけないな。
井上さん、私のポケットに携帯が入ってます。リダイヤルして頂けますか?
あ、はい。
○○さん、今船は何処ですか?
あ!それは良かった、ちょっと頼みが。
あたしと久保さんが、あそこまでやらなくてもいいのにね^^
結衣! ここが重要なんだ!
なぁ、そこの警察官さん?
仰る通りです。
警察官さんよ、証拠写真を撮っといてくれよ。
あっ、はい。
漁船が、数分後にやって来て先生物はそれですか?
ああ、頼む。
あいよ。と 白方敏夫を軽々と抱えて漁船のブルーシートの上に横たえた。
皆も裸足になって、乗り込んでくれよ。
お邪魔します。
そこのクーラーボックスにポカリが入っているから、飲みなさい。
先生! これで診察費のツケはちゃらですよ。
おうよ^^
それから、途中で何回も落とされながら診療所についた。
意識が回復すると同時に同意書にサインをさせられて、また絞められて落とされ回復と同時に必要枚数の同意書の束が積み上がった。
このまま、明日まではこの上で寝て貰って点滴でもつだろう。
ママがこの子、いくつなの?
さぁ~?どうでもいい。
ママ、剃毛しといてくれよ。
えぇ~、私がするの?
看護師さん、お願いしますね。
嫌な、パパ^^
貴女達、見る?
久保さんが目を爛々と輝かせて、見てもいいんですか!?
ママが間違いなくこの子、童貞で汚いとおもうよ^^。それでもいいなら。
どうする?
おねえちゃんが、勉強だから見る。
私は、パス。
私も勉強ですから、見学させて頂きます。
パンツ、脱がせるの手伝ってもらうからね。
手袋とマスクしてね。
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