第2話 自己紹介タイムだぜ!
第2話
俺にはリナという幼馴染が居る?
おいおい、僕の事を忘れるんじゃないよレオ君ったらぁ!
(忘れてはないよ。でも、お前肉体無いし、俺の中に居るから実質一人じゃん。)
んな事は知ってるよ!
でも、僕だってちゃんと一個体の生命なんだぜ、生きてるんだぜ?
まぁ、こうなったのはあの暴食と傲慢、あの醜い異世界勇者様のせいだけどさ!
(お前の言う事はよく解らんな………)
解らなくて良いさ、此方の話だからね!
☆☆☆
『はい、回想終わり!ちゃんと見てくれてありがとう!君達のその真面目さが実に妬ましいよ!僕には無い物だからね!』
はは、実に妬ましい。
この身体が燃えそうな位に熱くて、苦しいよ!
「れ、レオじゃない!?貴方は誰!?いつからレオの中に、レオをどうしたの!?」
『おいおい、そんな強欲に質問をしないでくれよ、嫉妬しちまうじゃないか!』
全く、どの世界でも人間ってのは私の劣等感を刺激してくるなぁ!
本当に嫌になっちまうよ!私にそんな事は出来ないからね、ああ妬ましい!
「早く答えて!」
『せっかちだね、また僕に無い物だ。ああ妬ましい。でも、答えてあげるよ。』
『最初から。』が答えだぞ♪
『そして、レオは私と一つになったのさ♪私の魂と溶け合ってね!肉棒なんかを膣に出し入れするだけで一心同体になったと錯覚する様な奴等とは違うのさ!どうだい、妬ましいかい?………おやおや、反応が薄いな。はぁ、本当に妬ましいよ。それは勝利者の余裕という物かい?』
「そんな………じゃあ、レオは元に戻らないって事なの!?」
『そうさ!でも、そうしたのは君なんだぜ、リナ!』
「えっ………」
おいおい、何だよその無垢な娘アピールはよぉ!?
僕に出来ない事を平然とやってのけるなぁ!
そこに痺れる、憧れる、妬ましいぃィ!
『僕が表に出れる条件としたのが2つあるんだよ。それはね、幸せの絶頂にレオが居る時と、レオの身体か心が殺された時さ!ああ、妬ましいよ。君は彼の死亡処女を奪ったんだからね!』
叶うなら、僕が殺したかったのになぁ!
流石の泥棒猫の才能としか言い様がない!
これも僕には皆無な物なんだよねぇ、妬ましいよぉ!
「えっ、私がレオを………」
『無自覚だった………だと!?その愚かさも実に妬ましいねぇ!愚かに生きる事も才能の一つだからね!無才である僕には本当に羨ましい所だよ!』
さて、質問に答えたし、今度は僕の番だ。
『どうしてなんだい?』
「な、何が………?」
『どうして、彼と結婚してくれなかったんだい!リナとレオが結ばれて幸せの絶頂の最中を奪って、一心同体マウントを取りたかったんだよ!?それなのに、何で邪魔するの!?ああ、僕の邪魔を出来る有能さがまた妬ましいなぁ!』
何で
「………わ、訳が解らない!結局、貴方は何なのよ!」
『あっ、そう言えば自己紹介してなかったね!そういう所を指摘できるなんて、実に妬ましい素晴らしさだ!』
さて、じゃあ盛大に自己紹介しよう!
あの時は盛大に邪魔されたからねぇ!
『僕は君達人間が背負い、永遠に犯し続ける罪を司る7つ神が一柱。』
そして、異世界転生者の………
『嫉妬の邪神、リヴァイア・エンヴィーちゃんだぜ!』
今回も、これからも夜露死苦ゥ!
続く
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