迷宮の終点

「残念だよ、私の『夢』もここまでか」




仮面博士がそう言うと、建物が崩れ始めた・・・・。



「終わりだな・・・・」



『ヴゥン』



空間に穴が開くと、『外の世界』が見える。



「早く行け、『迷宮』が崩れるぞ」



タナカはハタダイを抱きかかえると、『迷宮』の『外』へ出て行く。



その前に仮面博士を一瞥すると、礼を述べた。



「ありがとう、俺は俺のままでやってみるよ」



「ふ・・・・そうか。まあ頑張れよ」




「「じゃあな。『俺』『私』」」

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