この広い世界で君と
地震をトリガーに、タナカの思念による精神世界が構築された。
そして同じ時間に館内にいたことで、タナカと繋がりが強い者たちの精神がその中に取り込まれた。
その時、特別な想いが『いくつかの自分』を創り出した。
「カチョウは『イレギュラー』として入り込んだようだな。私の世界を守るために」
「道理で邪魔だったわけだな」
「消えていった人たちは無事なのか?」
「お前の精神に聞けばいいだろう?」
タナカが指で空間をなぞると、『外の世界』の様子が映し出された。
「ああ、良かった。みんな無事だ」
タナカは涙を流して喜んだ。
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