第5話「パートナー選び、失敗!……?」
その金髪ロング美少女は、サラサラの金髪に俺を越えるスラッとした高身長。
パッチリした目だが、キツめに顔をしかめながら、俺を見下ろしていた。
「私、ブサイクは別に嫌いじゃないけど、いつまでもイジイジしてる男は嫌いなの。さっさと元気を取り戻しなさい」
彼女が言う。
「あの……ひょっとして、
俺は、まだ状況を飲み込めず、
「あら、私の顔、知ってるの?まあ、有名だものね」
大企業の社長令嬢で、モデル。
ネットのトップニュースにもたまに顔を出す、有名人だ。
その魅力は外見の美しさにとどまらない。
身体能力が群を抜いており、中学時代にはいくつもの競技団体からプロの勧誘を受けていたとか。
「あの
「え……いいんですか?」
「いいわよ」
あの
まさかこの
「だって、誰も私をパートナーにしてくれないもの!」
「みんな、負けて私が誰かの奴隷になるのを恐れて、私と組もうとしないの!私も『スレイヴ・ヨット』に参加したいのに!」
「あ、そうですか……」
彼女、俺に好意は特に無さそうだ。
それどころか、俺は次負けたら『あの
「で、どうする?」
「あなたも、組むのやめる?」
「いや」
俺は、即答した。
ここで組むのを断わったら多分、
最後に振り向いた時の、悲しみに満ちた
「俺のパートナーに、なってくれ」
「よし」
「えっと、それで、先に色々聞いておきたいんだけど……」
さっきのように、知らなかったから負けた、なんてことは、絶対に繰り返さない。
「私のことは、1つだけ知っておきなさい」
しかし、
「私がこなせない
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