第1話

私は木山結依。

ごくふつーの高校2年生の女の子です。

どこにでもいる女の子…のはずなんですが昔からみんなには見えないものが見えてるらしいです。

それは『妖怪』と呼ばれるもの。

私の両親は見えません。何故私が見えるのかと言うとおじいちゃんが見える血筋だったらしいです。

その昔病や天災などが妖怪や悪霊の仕業だったと信じられていた頃。

木山家って言うのは言わば陰陽師家系でかの有名な『安倍晴明』の血筋に近い分家だったそうです。

現代では幽霊のことも信じられてない世の中で妖怪がいるなんて騒いでたらそりゃー変人だと思われますよね~。

おじちゃんとも妖気が強くないとはっきり見えるわけではなく何となくいるなーくらいしか感じ取れなくなっており、年々ご先祖さまの血も薄くなって来てたはずなんです。現にお父さんには何も見えてないそ、感じないみたいですもん!なのに!なんで!私は見えちゃってるの!しかもこんなにはっきり!おかしくないですか?

まぁ人って言うのは自分が見えてないものと体験してないことは信じないものなのでお父さんとお母さんには信じて貰えず。唯一おじいちゃんおばあちゃんには信じて貰えてました。

私はいわゆる『先祖返り』らしいです。

だから見えるんではないかっておじいちゃんに言われました。


昔は見えるのが当たり前だと思って妖怪とも遊んだりしてましたがまあ変人扱いされて誰もよっては来ませんでしたよね!!

友達からは『誰もいないじゃん』『気持ち悪い』って言われ続けて、両親からも『嘘はついちゃダメ』って言われてました。

それでもおかしな方向に走らなかったのはおじいちゃんとおばあちゃん,そして澪のおかげかな~


澪も見れはしないけど感じる人らしく。

私の話も唯一真剣に聞いてくれた友達の1人です。

あの時は泣いたなぁー……って今その話はいいんだけど!//

そんな感じで何とか毎日楽しく過ごしてます!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

私の婚約者(知らない)は妖怪でした。 @soyo09199

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る