第七話 病院生活②。
気が付くと、僕は病院のベッドだった。
回想シーンはこれで終わり。
あ、メタいメタい。
それいいとして、今俺の前にいる女。
如月心美とはそんな別れ方をして以来一切連絡を取っていない。
俺は動けないこの状態でこの女の前にいることに身震いした。
でも、意外と怒っていなかったし、どついてこなかったので安心していた。
やっぱりあの時は悪かったと思い、
「あの時はごめん。」
「じゃあ、また付き合ってよ」
「うん...はぁ!?」
めちゃくちゃ不意打ちだった。
「うんって言ったね?」
めちゃくちゃ顔を近づけてきて言ってきた。
やばい。ツグミちゃんにしか見えない。
そんな顔でお願いされて断れるわけもなく、
「は、はい」
「よーし!はいっていったね?」
「はい」
俺はうなずくことしかできなかった。
「じゃあ、私は仕事あるからまた連絡するね!」
「はい」
めっちゃ敬語ばっかりになってしまった。
心美はトコトコと病室を出ていった。
それから一時間後くらいに先生が来て、
「君、回復力ゾンビ並みだね~」
そういわれてギブスをすべて外された。
普通に動けたので、スマホをとってツグミちゃんのインスタを見た。
ツグミちゃんのインスタには、今日友達がケガして午前中の活動を休むと言っていた。
今はちょうど13時くらいだった。
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