第六話  修羅場。

彼らはこの見えに入って来て早々僕たちの近くの席に来た。

そして、それが当たり前かのようにその一人が僕に話しかけてきた。

「その子誰?」

彼女もびっくりしたし、俺ももちろんびっくりした。

というか青ざめた。

心美は友達に俺の話ばっかりしていると言った。

それが普通だろう。

俺も彼女ができたときは友達にめちゃくちゃ自慢したもんだ。

なのに俺は友達に彼女がいることを言ってなかった。

焦った。

なんで言ってなかったのか。

でも、例え彼女がいると言っていても心美みたいなマジ神天使だとは思わんだろう。

そんな希望をもっていた俺に最初に話しかけてきたやつとは違やつが。

「島って彼女いなかったよね?

いつこんな可愛い彼女作ったの?」

「もしかして、この前告白されたって言ってた人ってこの人なんじゃね?」


まあこうなるわなって展開になってしまった。

俺はどうすることもできなかった。

心美は結構メンヘラな面があるので、怖くなってきた。

俺はさすがに友達に説明する必要があると思い、肩を組みながら。外へ出た。

パラソルのある席に今さっき話してた三人と座り話をした。


「あの人は、俺の中学時代からの元カノで今は京都の高校に行っている。

今日は高校にはいって一番最初にできた友達のグループと東京に旅行しに来ただけで、俺は参考書を買いに来てたらばったり会って、話そうってなったからムンバで学校の話とかしてただけ。わかった?」


三人とも結構興味津々で聞いていた。

そういえばこいつら彼女は欲しいだの早くキスしたいだの言ってた気がするな。

こういう話が好きだったりするのか。

こんなことを考えていると。

「お前あんな可愛い彼女いたのかよぉ」

「あんまり話したくないのはわかるけど、俺たち友達だろ?」

「あそこまで可愛いとお前しか釣り合わねえから俺たちは手出せねえってw」

結構すんなり受け入れてくれた。説明も終わったし、心美を待たせてるから早く戻ろうと思って店内に入ると、心美の姿はなかった。



【筆者より】

またまた少なくなってしまってすみません。

あと一週間くらいはこのくらいの分量になると思います。

暇が多くなってきたらたくさん書いていって早くストーリー進めたいと思います。

よければそれまでお待ちくださいませ。

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