第三話  病院生活。

ちなみに全身複雑骨折なので、全身ギブスだ。

なので、例えおなかの上に座っている人がいても目を開けないとわからないわけだ。

いてもいなくても変わらないわけだ。

目は動かせるので、誰がいるのかはわかった。

正直、神回だ。って思っていた。

ツグミちゃん目閉じてたけどかわいかったなぁ…

そもそも、目閉じててもツグミちゃんってわかるってさすが俺!

これが真のヲタクってもんよ!

ていうか、目の悪い俺が顔がわかるくらいの近さにツグミちゃんがいたってことだよな。それだけ顔が近くにあったってこと…

なのか…




どうも気絶しました島です。

現在昼です。

というか、昨日トラックつぶしてから初めて目を開けた時(ツグミ様がいたとき)よりも)よりも体が痛いです。

麻酔が完全に抜けてしまったのかな。そもそも昨日、気絶したっていうよりは、麻酔が完全に抜けてなかっただけな気がする。なにかと体の感覚があるし。

ツグミちゃんはさすがに仕事だと思うので、もういないだろう。

でもやっぱりいてほしいという願いの元、思い切って目を開けると、もうおなかの上には誰もいなかった。

そりゃそうだと、思っていたのもつかの間


隼人はやとぉぉぉぉ!!生き返ったぁぁぁ!!」


急に誰かの悲鳴が聞こえてきた。ていうか感覚が少し戻っている。

おいおいツグミちゃんだったらいいけどそれ以外のやつが病院で叫ぶのはやめてくれよ。


「私だよ私!心美ここみだよぉぉぉ!」


ん?

とても聞き覚えのある名前だな。

まあいっか。

そんなことよりも抱き着かれていることによって全身が痛い。

ちなみに首も骨折により動かせません。

よって下も見れません。

幸なことに口は動くので

「すみません。全身が痛いのでどいてもらえますか?」

と、とっても丁寧に注意した。

これでこの苦痛から解放されると思っていると、


「やだ!」


え?

この女、人か?

俺は、今全身が複雑骨折だぞ?

まあからまたか、って感じだけど痛いものは痛い。それがこいつにはわからんのか。


「すみません。名前を教えてもらえますか?」

「え?いまいったよ?」

フルネームを言えってんだこら!って言いかけた。

けど、そこまで馬鹿じゃないらしく

「ああ!フルネームね!如月心美きさらぎここみだよ!」

…。あ、

――――――――――――――――――――

―――――――――――――――――

――――――――――――――


俺は3秒間固まった。

恐怖で…





【作者より】

今回も短くなってしまって申し訳ありません!

「一話が長くて投稿頻度少なめ」と、「一話が短くても毎日投稿」どっちのほうがいいですか?

コメントお待ちしております。

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