第5話 隻腕の英雄、趣味は人形遊び 後編
彼の病室を訪れたのは、
少女は封筒を彼に渡すと、頭を深く下げて、名を名乗った。
「クィジー王国軍技術開発局より来ました。
後に人形部隊という名で愛された彼女達の物語は、ここから始まった。
moonを作ったのはイーグの幼なじみで、クィジー王国技術開発局屈指の”てんさい”と呼ばれるスィル博士。ARMSDOLLMODELを略して
mooはそれぞれ
でもこの話を詳しくするとうちの子じゃなくて人形少女の話になりそうなのでそれはいつか番外編としてお話します。うちの子優先!
さて、そんなイーグは少佐となって八面六臂の活躍をするようになりました。と言っても、その活躍のほとんどはmooによるものだから何があったかを話して、イーグが何かした話だけ纏めますね。
最初の任務は鉱山奪還。特に面白いことは無かった。
次の任務はコード平野の戦い。あの泥沼ではなく、欺瞞情報を流しての強襲。作戦は成功した。ちなみに今回の話の1番の盛り上がりはここ。なぜならイーグくんが大活躍したから。
イーグは片腕を失ったあとも積極的に身体を鍛え、片腕でどう戦うかを研究、拳銃と剣を使った独自の戦闘法を見つけ、コード平野の戦いPart2で大暴れした。
周りからは冷静で穏やかな性格と思われがちだったが、この時思っていたことは
(暴れてぇ…)
だった。そして、本当に暴れた。
味方のmooを押しのけて、剣を片手に敵に突撃。そのまま1人で何人もの敵兵をなぎ倒し、敵味方両方から恐怖の対象となった。隻腕の英雄から隻腕の鬼神と呼び名も変わった。
その後は大きな戦いに参加することも無く、穏やかに終戦を迎える。イルフィルは大きく領土を失い、クィジーはメソレム王国の再建に手を貸し、イーグは新生メソレム王国軍の総司令官となった。
ちなみに私はまだ国に帰ってない。顔は出しているけれど、なんか恥ずかしくって。
とゆーわけで最後投げやりだけど、この話はここでおしまい。mooのお話は、イーグくんが話してくれますよ。多分
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