Ep.16 BRUTE ONE
『はぁぁぁぁぁぁあ?! 綾香の飼っていた犬が『食人の仇人』ぉ!?』
「俺の仮説だとね」
『なんでそんな発想になんの! 犬の『仇人』なんて事例聞いたことないヨ!』
海風のトンデモ理論に驚愕するグノーシだったが、完全に海風の説を否定しないのは彼の理論に筋が通っているからだ。しかし、犬の仇人化という事例はいまだ発見されておらず、人間と似通った構造を持つ類人猿でも確認されていない。人間の欲望がトリガーとする説が有力視されるが、仇人化する条件は未だ発見されていないのだ。
「でも、厳木さんが言ってた。『今回の件、少し妙だ』って。それって、登場人物が足りないことに対する違和感だったんじゃないのかな」
もし本当に犬が『仇人』となっているのなら、事件は迷宮入りに近くなるはずだ。状況証拠や現行犯でもできない限り、そんな説は信じないだろう。けれど、厳木が捜査第一課で養ってきたベテランの勘は、この異常事態を察知していたのだ。
『まさか、本当に?』
「可能性はあると思う。だとしたら、綾香さんは犬をかばった発言をしたはずだ。それを覆すような証拠を見つければいい」
そうして、海風は本日四度目のインターホンを鳴らす。中にいる小心者の盗撮魔に会うために。
綾香の隣で滝にように唾液を垂れ流す黒い巨大な犬は、海風を見つめてグルルと低い声で唸った。尻尾はピンと立ち、全身の毛を逆立てている。どう見ても完全な威嚇体勢だ。首回りの紋様は見受けられないが、『仇人』というのはその怪物じみた図体が何よりの証拠であった。
『まさか、本当に犬が仇人化を……』
信じられないといった風に言葉を失うグノーシは放置し、海風は事件の全容を語り続ける。
「貴女は自分の飼い犬が『仇人』になり夫を喰い殺したことで、犬を匿うことに決めた。この暗渠を見つけたのは偶々ですか?」
「そうね。この子を連れて人目に付かない場所を選んで歩いていたら見つけたの。ずっとここで匿ってたんだけど、やっぱりお腹が空くみたいでね……この子に食人を我慢させるのは二週間が限界だったわ」
「冷蔵庫にあった大量の肉は餌用ですか」
「あら、そんなところまで見てたの? ふふ、目ざとい子ね」
綾香がお茶を出すときに開けた冷蔵庫の中を海風が垣間見た時、大量の肉が入っているのが見えた。牛豚鳥は勿論、多分ラム肉やジビエも試していたのだと思われる。
「二週間経って我慢が難しくなってくると、この子ったら暴れだすのよ。だから傷もたくさん出来ちゃってね。まぁ傷は慣れたことだし、別にいいのだけれど。二人目はホームレスに決めてたの。足もつきにくいでしょ? だから一番傲慢そうな奴を狙ったのだけれど……迂闊だった。この人に見られちゃったのよ」
ちら、と綾香が横目で見た先にいたのは地面に座り込んだホームレスの男、飯田誠二である。彼はズボンの股の部分を尿で濡らしたまま、身を完全に縮こまらせていた。
「この子が殺処分されるなんて絶対に嫌。だから見たことを黙っている代わりに、私の体を好きにさせる約束をしたの。けど、この男ったら汚らしいじゃない? 海風くんみたいな立派な子を見た後だと抱かれたことに吐き気がしてきちゃって。この子も限界みたいだったし、餌にしようと思ったの」
「……本当に間に合ってよかったです」
自身の恐ろしい思考回路をつらつらと述べる綾香にぞっとしながら頬を引きつらせる海風。殺人を、しかも人を餌にするという凶行に微塵も罪悪感をもっていない。それは長年のDVの結果で彼女が壊れてしまったのか、あるいは元から壊れていたのか。しかし、これも海風は想定していた。彼女が以前身売りをしていたと聞いていたので、その手の耐性はあると考えたのだ。流石にホームレス相手は彼女も堪えたらしいが。
「それで? 推理力自慢は終わった?」
「大体は。これで一応殆どは説明できますよね」
疑問点はまだあるが、この事件に関してはこれが真相だ。そして、海風達の敵は目の前にいる。
「そうね。じゃあ──食べられてくれるかしら?」
飄々とそう言ってのけた綾香に対し、下唇を噛み締める海風。何となくこういう展開になる気はしていたが。
「……大人しく投降する気はないですか」
「それでこの子が見逃されるの?」
「……っ」
「無理でしょ? 人を二人も食べたこの子を公安が赦すわけない。そして、君も私達を見逃す気はない。だったら、もうこれしかないよね」
にこり、と冷淡に笑う綾香。そこに妥協の意思がないことは最早明確だった。
「こんなこと、続けられるわけない。罪咎因子が抑えられなくなる度に人を喰わせるなんて、いつか必ず足がつくって分かるはずです。貴女みたいに聡明な人なら尚更……」
「あのね。論理じゃないの。感情なのよ」
傍に寄り添う黒い犬の首に両腕を回し、体毛に顔を埋めて綾香は視線だけを海風に寄越す。
「愛しい我が子とは少しでも長く過ごしたいの。それが親心ってものでしょう?」
「……そうですか」
これ以上は話が平行線になると悟った海風はホルダーから銃を抜き、『食人の仇人』──仮称『黒狼』へと銃口を突きつけた。
「グノ」
『分かってる。『首枷』は電源を切ったから、いつでも異能は使えるヨ』
「ごめん。本当なら救命優先度を待たなきゃいけないのに……」
『そんなの待ってたら海風かミンチになるじゃん。未知の存在に対してメーティスがすぐに判断を下せると思わないし』
AIの演算能力の高さは基本的にデータの積み重ねによるものだ。ディープラーニングで知られるようにAIの進化は否定できるものではないが、それが犬の『仇人』となると参考にできる資料が存在しないので、判定が遅れる可能性がある。AIに臨機応変を求めるのは少々酷というものだ。救命優先度を出さないまま異能使用を許可すると報告書が倍近い量になるので、報告担当のグノーシには頭が上がらない。
「それじゃ───食べて良いわよ、クロちゃん」
『ヴルルルルルァァァァァアッッッ!』
飼い主から枷を外された黒狼は猛く吠えると、全身の毛を一斉に逆立てて海風達に突進してきた。一直線に突進してくる黒狼に対し、海風は眉間を狙って3回発砲する。狙いは的確だったが、黒狼は銃弾が眼前に迫った瞬間に横へ跳んで回避した。その反応速度をふまえ、黒狼の進行方向を予測して銃弾を放つ海風。しかしどれもすんでのところで回避されるか支柱に遮られてしまう。
「っ、この……!」
弾切れのマガジンを交換している間にも海風は黒狼から目を離さなかったが、その速度は徐々に加速して段々と海風の動体視力をも置き去りにし始めた。しかし暗渠の中が広いといえど黒狼の巨大には手狭だろう、進行ルートだけはどうしても限られる。いくら速くてもルートが確定しているなら予測で撃てるはずだ。
「そのスピードじゃ急停止できないだろ!」
海風は黒狼の目の前へ、垂直方向に並ぶような位置を狙って弾丸を放った。これならば最低でも一発は当たる、と考えていた海風は、自身の考えを甘さを一秒後に理解する。黒狼は感覚かあるいは本能か、銃弾が必中であると察知して進行ルートを変えた。向かって右側、聳り立つ壁へと。
『なっ……壁を走った?!』
鋭い鉤爪を突き立てて壁面を疾風の如く走り抜ける黒狼に驚愕するグノーシ。人間では出来ない軌道の動きに海風は翻弄され、やがてその姿は黒い風となって海風の視界から掻き消えた。
「くそ、速すぎる……!」
壁面を削る音はするが、それも四方から聞こえるので位置の特定には至らない。海風が冷や汗をかきながら目線をあちこちに移動させるが、黒狼は精々が視界の端に映る程度だ。見ることすらままならないのに、体を撃ち抜くなんて出来るはずがない。どこから攻撃が来るか分からない緊張感の中、海風は限界まで五感を稼働させた。しかし、それも黒狼相手では無駄な努力だ。海風の死角から雷と見間違う速度で迫った黒狼はその頭を喰い千切らんと顎を大きく開け──
「させません」
その巨体を遮るようにして地中から生えた五本の肋骨が行手を塞ぎ、黒狼の鋭い牙は骨に齧り付くだけで終わった。
「ッッッ?!」
背後から聞こえた音にすぐさま振り返り、海風はようやく捉えた黒狼の体躯へ弾丸を放つ。対する黒狼はまたも驚異的なスピードで銃弾を避け、暗闇の中へ姿を消した。
「もしかして……ムクロ、見えてる?」
「大体は。でも暗くて完全には……」
『咎人』故だろうか、ムクロの非常に高い動体視力に素直に驚かされる海風だが、見えているというのなら対策のしようはあるだろう。
「暗くて、ってことは、明るい場所なら見える?」
「……見えると思います」
「よし、わかった。じゃあ──」
ムクロに次の行動を伝えようとした海風、その側面から再び脅威が迫る。暗渠の闇から現れた黒き獣がナイフのように鋭利な爪を海風に無音で放つが、これもムクロは捕捉しており、生み出した二つの手骨で海風を守った。キィンと甲高い音を真横から聴かされて、ようやく海風は自身が攻撃されたことに気づく。だが、目をそちらに動かしても既に黒狼の姿は無い。そして息つく暇なく次の攻撃が四方から飛んできた。その全てをムクロは間一髪で防ぐが、段々と視界が骨で埋められ始めたのを境に、骨による防御のタイミングが遅れ始める。
「っ、ムクロ! 出した骨を引っ込めることは?!」
「多分、出来ます」
「じゃあ一回攻撃を防いだら骨を引っ込めてくれ! あの犬、学習してるんだ!」
攻撃のパターンが変わったことに気づいたのは海風だけではなく、携帯デバイスから戦況を見ていたグノーシもだった。
『
「対抗策はある?」
『骨を引っ込めるのは正解だネ。あと場所だ。暗いのが問題なんだから、明るい所へ行けばいい』
「明るい所……ってことは」
黒狼の一撃離脱を骨の出し引きで対応していたムクロに顔を向け、海風は現状の打開策を打ち出した。
「ムクロ! 上だ! 天井を壊してくれ!」
「分かりました」
ムクロが片手を振り上げると地中から髑髏が出現し、首から続く脊椎が天井まで頭蓋骨を押し上げていく。髑髏は天井まで届く直前で大きく顎を開き、コンクリートを食い破って風穴を開けた。
「『す、すっごぉ……』」
巨大な髑髏が成したSFものの映画のような光景に、海風とグノーシは語彙力を失って呆然と呟いた。天井、というより地上から見れば地面なので、地下から地表に出ていく穴を作ったわけだ。地上の穴から覗く夜空には、満天の星空と海風達が望んでいたもの──煌々と月明かりを放つ満月が在った。
「よし、明るくなった!」
光源は確保した、いざ反撃。と意気込んだ刹那。その気の緩みを本能で感知したのか、意識の隙間を縫うように黒狼は海風とムクロを狙う。
「させないと言ったはずです」
跳躍して上から喰らい付こうとした黒狼だが、ムクロがすかさず生やした肋骨に迎撃された。肋骨は確かに顎を打ち、その巨躯をノックバックさせたかに思えたのだが、海風は黒狼が何故か肋骨に柔らかく噛み付いているのを目撃する。
「ッッッ! フェイントだッ!」
海風がムクロへの注意喚起を行うも、既に仕組まれた攻撃は防御不可能な所まで肉薄していた。黒狼は肋骨を軸に、反動に合わせて下半身を大きく振る。そうして鞭のように撓った巨大な尻尾が豪速で振るわれ、海風とムクロは上方へと弾き飛ばされた。あの巨大、あのスピード。巨躯の持つ筋肉とそれらを合わせて放たれた黒狼の渾身の一撃は確かに二人を捉え、そしてそれは破壊力だけで言えば大型トラックの突撃にも近い。尻尾により加えられた撃力は到底人の身で耐えられるものではなく、くらった二人は即死するはずだった。
相手が『最強の咎人』でなければの話だが。
「……って、あれ? 死んで、ない?」
死を覚悟して瞑目していた海風が体を襲う浮遊感に両目を開けると、自分が何か白くて硬いものに包まれているのが見えた。と、硬いものがゆるゆると形を崩して、視界が開かれる。見えたのは眼下に広がる夜の街。街明かりと車の灯火に人々の営みを感じる、何とも美しい夜景だ。場所が上空でなければ最高のロケーションなのに。
場所が上空でなければ。
「いや自由落下ぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ?!」
地上から100メートルは離れた所まで弾き飛ばされた海風達。なぜあの一撃を食らって無事なのかは、海風の首にひっついたムクロの体を見れば一目瞭然だった。
「し、尻尾ぉ?! 尻尾なんかあったの?!」
ムクロの尾骶骨の辺りから生えた全長10メートルほどの巨大な骨の尻尾。おそらくムクロが黒狼の一撃をもらう寸前に出したもので、海風達が無事だったのはこれで全身を卵の殻のように覆ったからだろう。
「あの動物を真似しました。意外と使い心地良いです」
「そっか良かったねッ! でもこのパラシュート無しスカイダイビングを何とかしないと俺ら死ぬんだわッッッ!!」
ふんと鼻息を少し荒くしたマイペースなムクロに決死の突っ込みをする海風。この状態で地面に着地しようものなら体がぺちゃんこになってしまう。
「ミカゼ様」
「海風でいいよぉぉぉぉおおお!」
「ではミカゼ。少し我慢してください」
そう言うとムクロは先程地面を食い破った髑髏を操作して落下中の二人の体に近づけた。髑髏の背骨を滑らかな斜面になるように絶妙な調整をし、ムクロと海風は再び尻尾の殻に篭る。髑髏の背骨に着地した尻尾ボールは滑り台となった背骨の上を走り、表面の凹凸で少しずつエネルギーを減衰させながら地表に打ち出され、住宅街のコンクリートで舗装された道を滑走路のようにして転がった。摩擦でエネルギーを段々と減らした尻尾の殻は、最終的にコンクリート塀にぶつかって少々乱雑に静止する。数秒で殻は解かれ、中から口を抑えた海風が転がり出た。
「おおおええええええええっ!!」
『うわー情けないネ。ムクロちゃん見習いな。眉ひとつ動かしてないヨ』
「じゃあ体感してみろよッッッ!! 三半規管ぶっ壊れるぞッッッ!!」
殻の回転により酔いまくり、路上で盛大に吐いた海風が涙目でグノーシに反抗する。安全な場所でモニタリングするだけの彼女にこの辛さを馬鹿にして欲しくない。今度ムクロに彼女にもこれを体験させるようお願いしてみようか。
「ごめんなさい。うまくいかなくて」
「い、いや……助かったのは事実だよ。これがなかったらあの一撃で死んでたし」
『ホントだヨ。文句言うなー?』
「ちょっと黙っててくれるぅ?!」
漫才を繰り広げる三人に、静かに歩み寄る黒狼。流石にあの一撃を防がれたのが驚きだったのだろう、最大限の警戒を見せており、先程までのようには近づいてこない。
「げほっ……ムクロ。どう? ここなら明るいし、あの犬も倒せるんじゃない?」
叫び過ぎでガラガラになった声を整えて、海風はムクロにそう訊ねる。
「…………それは」
「?」
しかしムクロの顔はどうにも優れず、海風が脳内に疑問符を浮かべながら彼女の懸念する内容について問いただそうとした時、グノーシからインカムで待ったがかかった。
『誘導しといてなんだけど、ここでの戦闘は避けた方がいい』
「え、どうして?」
『単純だヨ。ここは住宅街でしょ? この時間帯だし、そう簡単には人を避難させられない。もし戦闘音に気づいて誰かが外に出てきたとして、その一般人を庇いながら、あの黒い犬と戦える?』
「っ……確かに」
時刻は既に23時半を回っている。この時間に避難を促すのは難しいし、避難させるにしても黒狼の前に一般人を出すのは危険過ぎるだろう。殺人衝動が高まっている黒狼の前に人なんか現れれば、あの『仇人』は迷いなく人間を喰い散らかすに違いない。それは許容できなかった。
「なら、どこか気兼ねなく戦闘できる場所はない? 屋外で広くて、周りに人がいないスペースとか」
『そう言うと思って予め探しておいたヨ。ここから南にいくと大型デパートが立つ予定の空き地がある。まだ構造物も何もない更地の状態だから好条件だと思うネ。どう?』
「よし。ナビゲーションは頼んだ!」
『がってーん!』
グノーシが通信の向こうで準備するのを聞きながら、海風はムクロに作戦を伝える。
「ムクロ、南にある更地まであの犬を誘導したい。できる?」
「……分かりました」
ムクロが海風を見て頷いた瞬間、黒狼はムクロの視線が外れたことを察知して一気に距離を詰めてくる。それに対してムクロは海風を尻尾で包めると、腕骨を地面から生み出して二人分の体を掴んだ。
「えっ」
海風の嫌な予感は的中する。
操作された腕骨によって二人は再び空へ打ち上げられ、尻尾ボールは綺麗な放物線を描いて宙を駆けたのだ。地面に着地しようかというところで着地先に生み出された新たな腕骨が二人を掴み、また放り投げる。捕手と投手は骨、ボールは海風とムクロ。なるほどキャッチボールの要領であった。
それを数度繰り返されたことで殻の中で海風がグロッキーになっていると、住宅の屋根を走って追いついてきた黒狼が手骨を足場に空中へ飛び出し、二人に接近する。それを迎撃しようとしたムクロの尻尾だったが、それは黒狼の尻尾によって弾かれた。
『ガァァァァァァアッ!』
無防備に空を舞う二人を黒狼が喰い千切らんとするが、その両顎は硬い物質に阻まれる。それはムクロが新たに生やした、両手から伸びた鋭い骨。おそらく黒狼の爪を模したものだろう。
『グルッッッ!?』
想定外の武器に怯んだ隙をムクロは逃さず、その巨躯に骨の尻尾を巻き付かせると、体を振って宙返りし、反動で黒狼を地面に打ちつけた。
「着きました」
そして、二人と一匹は決戦の地に降り立つ。
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