Ep.7 『操髪の仇人』

「警察だ! 異能を収めろ!」

「し、従わないなら発砲するぞ!」

「早くしろっ! 両手を頭の後ろに回すんだ!」

「髪の毛に気をつけろ! 絶対に銃は奪われるなよ!」


 歓楽街の大通り、道幅広めの交通量が多い道路。歩行者天国として解放されていたそこは、本来なら人々の往来で賑わっていたであろう華やかな歓楽街の一部なのだが、それが突如として発生した仇人によって阿鼻叫喚の地獄となっていた。


「ちくしょう……全部盗まれちまった! なんなんだ、なんなんだよぉ!?」「おっ押さないでよ!」「早く逃げろ! みんな襲われるぞ!!」「いっ痛いイダいっ! 踏まないでぇ……!」「ねぇ誰かぁ……取り返してよぉ………私のネイル、爪ごと剥がされちゃったのよぉ……」


 人間の本性とは土壇場で表面化するものだ。『仇人』に襲われそうになるや否や、先程まで一緒に歩いていた男女がお互いを囮にしようとし始め、なりふり構わず逃げる男が転んでしまっていた女を蹴り飛ばし、持ち物を奪われ半狂乱になった女が警察官にしがみついて泣き叫んでいる。

 着飾って上辺を取り繕うことが常な歓楽街の住人も、この時ばかりは平静を保っていられないのだ。流血沙汰になり始めた現場を収めようと奮闘する警官だが、『仇人』への対処と避難誘導を同時に行うのは流石に難しい。どう考えても人手不足だろう。


「せめて、誰かが『仇人』への対処だけでも代わってくれれば……!」


 警官が打開できない現状に顔を歪める。その視線の先にいるのは、この地獄を作り出した張本人だ。

 赤黒く変色した肌に激しく揺れる眼球、そして首をぐるりと囲むように浮かんだ紋章。その紋章こそが彼が『仇人』である証拠だ。『咎人』と『仇人』の首に浮き出るといわれる紋章は、彼らが異能を行使する際に発現するとされている。

 浮き出る形は人によってそれぞれだが、彼の紋章は縄の形をしており、そして紋章が浮かんでいるということは異能を使用している最中ということだ。その異能も彼に関しては分かりやすく可視化されている。


「あの髪の毛、銃弾が上手く通じない……! 厄介すぎる!」


 体の何十倍という体積にまで膨れ上がった髪の毛がうねうねと蠢く様子に、警官は生理的な嫌悪感を覚える。恐らく『髪の毛を操って周囲の人間から物を奪う』のが彼の異能なのだろう。『窃盗罪』の罪咎因子持ちなので人を傷害することに特化するわけではないが、彼の強奪欲は金銭的な価値のあるものに反応するらしく、金品はもちろん、鞄、靴、服、あるいは爪ごとネイルを奪うなどもしていた。

 人命に危険が及ぶ可能性は低くとも、二次災害を考えれば早急に彼に対処すべきだが──


「……! この音は……!」


 発砲すべきか葛藤していた警官の耳に届いたのは、特殊車両が鳴らすサイレンの音。騒々しくも頼りになるその音に安堵したのは警官だけではないだろう。


「来てくれた……!」


 人混みを掻き分けるようにして現れた一台の黒塗りの車体。特殊部隊の乗る武装車ではないが、それでも彼らの存在は警官にとってありがたいものだった。


「──よく持ち堪えた。後は任せろ」


 車の助手席から降りてきたのは精悍な面持ちの武人。細身ながらもその筋肉量や当人の技量は佇まいからして明白であり、彼を知る人間からは驚嘆の声が上がる。


「おぉ……!」「もしかして、真神嵐杜!?」「うそ、本物……?!」「貴方が対処してくださるのですか!?」


 颯爽と現れた公安特務課の英雄にざわめく現場だが、真神は「いや」と言って親指を立てて後ろを指す。


「今回はコイツらが対処する。『仇人』は任せて、避難誘導だけに専念してくれ」

「えっ……彼らですか? 随分と若く見えますが……」

「あぁ、男の方は今年で17歳だ」

「17?! そんな少年に任せて大丈夫なのですか?!」

「俺の采配に問題があると?」

「い、いえ……そういうわけでは……」


 そんな問答を手早く終わらせて、「出番だ、はよ行け」と言わんばかりの目で睨んできた真神を、海風は恨めしそうな顔をして精一杯の反抗の意思を伝えた。どうせ決断を変えるつもりはないのだろうが。


「ほんと、人使い荒いんだよなぁ……」


 戦闘準備の仕上げとして黒のグローブを手にはめた海風。車の横を通り過ぎる際、窓で服装を確認する。白と黒を基調としたサイバーパンク系の意匠が凝らされた防弾性抜群な合成繊維のジャケット。肩の部分に書かれた『01』の白文字がこれまたお洒落だ。ポケットが多く取り付けられた黒のボトムスにコンバットシューズと、下半身もアーミーチックにまとめてある。

 機能性だけでなく見た目にもこだわった公安特務課の戦闘服は、年頃の海風にとってかなりのお気に入りだ。外見に満足した海風は意気揚々と警官の作っていた仮設のバリケードを押し退けて『仇人』に対面する。

 髪の毛をうねらせる『窃盗罪キレボンダス』の『仇人』。髪の毛を操るタイプは初見だが、先日相手にした触手型より厄介そうだ。流石に『殺人罪ドルフォニアス』の触手より攻撃力は落ちていると信じたい。


「解析部、聞こえていますか。対象の解析をお願いします」

『こちら解析部、了解です。救命優先度の判定をいたしますので、対象の能力や意識の混濁度などの測定材料の提供をお願いします』

「了解」


 頬を両手で軽く叩いて、『仇人』へとゆっくり近づく海風。

 ちなみに『仇人』に対処する際の大まかな流れだが、まずは人間の捜査官が『仇人』に対して声がけや回避を主とした戦闘行為を行い、『仇人』の救命優先度の判定に必要な情報を集めることから始まる。執行部の捜査官が戦っている内に解析部が情報を集約して公安の保有する自律型超高性能AI『メーティス』に提出、前例の参照しながら今回の事例について『メーティス』が算出した情報をまとめ、救命優先度を決定する。そして救命優先度に応じて、同伴の『咎人』に異能使用許可が降りるという仕組みになっているのだ。


 この救命優先度というのは、元は医療業界で用いられていたもので、本来なら事故などで大量の負傷者が出た時に傷病者の状態を判定する時につけられるものだ。

 ただし、特務課が使う救命優先度は『助けるかどうか』ではなく『殺すかどうか』に焦点を置いているという点で差異がある。

 なお救命優先度には4種類あり、『グリーン』が『非暴力的な解決法により無力化推奨』、『黄色イエロー』が『束縛が推奨されるが、対象を著しく傷つける行為を許可しない』、『レッド』が『束縛が推奨されるが、状況に応じて排除も許可』、『ブラック』が『対象の排除による解決のみを許可』となっているのだ。


「『窃盗罪』なら悪くて『赤』だとは思うけど……どうかな」


 ともあれ、救命優先度が判定されて初めて『咎人』の異能行使が許可されるので、それまで海風は生身であの髪の毛の攻撃を避け続ける必要がある。

『仇人』との距離が10メートルほどになったところで、海風は男に対して声がけを行った。


「もしもし、聞こえますか? 聞こえているなら返事を」

『ぅ……ぅぐぉ……』

「よしよし、返事するだけの理性は残ってますね。じゃあ次はその異能を収めてください。収めない場合、然るのちに制圧行動に移ることになります。たぶん痛いので、どうか異能を収めてくださると」

『ぅぉ……ぉごっ……うばっ……うっ……うばぅ……!』


 言い切る前に髪が何本かに纏まって鋭く尖り始め、その全てが海風に向けられる。問いかけに呼応する理性はあっても、犯意を抑えるだけの理性は無いようだ。海風は奪われるような金品は身につけていないが、奪われるとすれば腰のホルダーに仕舞ってある銃ぐらいか。

 痺れを切らしたのか、男は槍のようになった髪の毛を海風に伸ばした。海風が横に跳んで避けると、髪の槍は道路のコンクリートに深々と突き刺さる。高度は既に下手な金属並みだ、髪の毛だからと油断しては体に穴が空く。これほどの威力でありながら重傷者がいなかったのは奇跡では無いだろうか。


「降伏には従わず。よって、戦闘行為に移行します」

『了解。許可します』


 戦闘行為に移ることを解析部に公言してからホルダーを解放、仕舞われていた自動式拳銃を抜き出す。警官が一般的に携帯しているリボルバー式とは異なり、整備の手間はかかるものの装填も簡単な実戦向けの拳銃だ。

 手に収まった銃はずっしりとした確かな重みを持ち、そして金属特有の冷たさを帯びている。特務課に来てから1年が経つ海風も、未だ銃を持つ瞬間の緊張感には慣れていなかった。安全装置を外して両手で銃を構えると、対峙する男は四つん這いになって警戒を強める。二足歩行をやめてしまう辺り、もうだいぶ因子に理性を侵食されていそうだ。


 男が伸ばした右手を狙った髪を半歩位置をずらして回避し、ハンマーのような形になって上から迫った髪は後方に跳んで避け、そのまま反転、後ろ足の回転蹴りで横から吹き飛ばす。反動で揺らいだ隙に足を狙った髪の毛を腿上げの要領で躱すと、上から両足で踏み潰した。動きが緩慢になった髪の束に銃弾三発を撃ち込むが、数本が切れるぐらいで大した効果は無さそうだ。やはり触手と相手とは違い、細い毛が束になっている構造的に髪には銃は効果が薄いと見える。


「うわぁ……警官が苦戦するわけだよ……」


 銃の有効性が低いとわかった今、応戦するメリットはあまり無い。よって、海風は回避に徹することを決めた。銃を襲いくる鋭利な髪の毛を軽快に回避しながら周囲の状況を伺うと、人は警官達が逃してくれたようで、野次馬のような輩も殆どいない。


「よし、これなら『咎人』の異能での被害は最小限にできる」


 少女の能力は知らないが、広範囲を巻き込むものであれば人通りの多いところで使いたくは無い。そもそも、公安所属の『咎人』の異能自体が機密情報だ。大衆の面前では容易に使えないので、警官が一般人を避難させてくれたのは非常にありがたい。だが、避難完了に安心したことで無意識に気が緩んでしまったのだろう、迫っていた一本の髪の毛に気づかず、右足への接近を許してしまった。


「うおっ! 危な──」


 間一髪で跳んで避けたと思った海風だが、その体は回避の途中で不自然に停止する。何かにいきなり引っ張られたような違和感を空中で感じ、回避に失敗したことで背筋に悪寒が走った。


「なっ───鞄の紐!?」


 動きを阻害した元凶に目を走らせると、足に絡められていたのは鞄の肩掛け紐だった。どこから出したのかと一瞬戸惑ったか、考えてみれば道理が通る。


(『窃盗罪』……まさか、盗んだ物を髪の中から出せるのか!?)


 不味い、と考えるより先に、髪は海風の体を束縛しにかかる。鞄の紐に引っ張られて体は制御を失い、そして追い打ちで右足に髪が絡みつくと、髪は大きくしなって海風を地面に叩きつけた。


「ぁがッ……!」


 一瞬の浮遊感の後に背中から衝撃を加えられ、海風は肺の空気を血と共に吐き出す。いくら戦闘服に衝撃吸収性能があるとはいえ、こうも叩きつけられては生身の体はノーダメージとはいかない。しかも、よりにもよって任務前に誰かさんに散々痛めつけられた背中だ。あれのせいで攻撃一回分の痛みでは完全になくなってしまっている。


「クッソ、あっんのパワハラ上司ぃ……!」


 暴力的な上司に思わず泣き言が漏れ出る海風だったが、髪の猛攻は止まらない。続けて海風を地面に数度叩きつけた後、だらんと脱力した海風の体を右足で持ち上げて、その四肢と首を髪の毛で拘束した。


「かはっ……」


 首を締め付けられて呼吸困難に陥った海風が必死に体を動かそうにも、髪の毛の強度は想像以上でビクともしない。むしろ暴れる体を抑えつけようと一層締め付けを強くしている。脳への酸素供給が絶たれ始め、次第に意識が朦朧とする海風。

 視界が白明し、世界から音が遠ざかっていく感覚は本能的な恐怖を齎す。だがこの苦しみに抗おうにも、その選択肢が無いのだ。警官は一般人の避難に手一杯、傍観を決め込んだ真神は当てにならず、援護の選択肢として残るはバディの『咎人』だが、それも救命優先度が出なければ能力を使うことすら許されない。


(やば……意識が、もう……)


 本格的に意識が薄れ始めて焦燥で心が埋め尽くされた、丁度その時だった。


『───救命優先度出ました! 判定は『赤』です! 異能の使用を許可します!』


 海風の様子をモニターしていた解析部から緊迫した声がインカムから聞こえ、同時に待ち望んでいた言葉が言い放たれた。薄れゆく意識の中で響く希望の福音に、海風は無意識的にその名を呼ぶ。


「……む、くろっ……!」


 名を呼んだ。自分にとって初となるバディ、あの麗しきも悍ましい、かの白き少女を。

 そして彼女は応える。か弱く細々しい呼び声に、理外の異能を以て返報する。


───具体的には、地中より顕現した巨大な肋骨を以て。


「な……!?」『!?』


 海風と男は眼前で起きた超常現象に目を剝く。海風を縛っていた髪の毛は骨により全てがブツ切りにされ、その制御を失う。宙に浮いていた海風は巻きつく髪の毛と共に地面に落ち、肺にいきなり空気を掻き込んだことで嗄声に喉を支配された。大きく咳込む海風の隣に立った少女は、髪を操る男を見据えたまま海風に訊ねる。


「あの人が、私の敵なのですか」


 そう淡々と疑問を呈した少女を涙目で見て、海風は一瞬だけ困惑した後、少し息を落ち着けて述べる。


「いや、敵じゃない。助けるべき人だ。絶対に殺さないでくれ」

「───……そう、なのですね」


 表情を崩したところを見たことが無かった少女は、その時に初めて少し瞠目したような気がした。それが何の感情によるものなのかは、彼女のことを微塵も知らない海風には見当もつかなかったが。


『ぉおっ!』「っ! 来るぞ!」


 異能を見せた彼女を脅威とみなしたのか、雄たけびを上げて髪の毛を少女に伸ばした男。髪は猛然と少女に襲い掛かろうとするも、それはまたしても地面より生えた骨によって妨げられる。

 しかし今度は肋骨では無く、腕部の骨全体だった。手骨、尺骨、橈骨、上腕骨。それらが一体となって少女と海風の前に立ち塞がると、大きく腕を振り下ろして髪をまとめて上から押さえつける。

 押し付けられて制御を失ったかのように思えた髪だったが、追加で現れた髪の毛が腕骨に絡みつき、その動きを封じようとした。髪の毛に締め付けられてギチギチと軋む骨を見て少女がおもむろに両手を上げると、伸びた髪の毛を囲むように地中から新たに八本の腕骨が現れ、少女が両手を握った瞬間に髪の毛を更に押さえつける。


『ぁぎっ……!?』


 いきなり髪の毛を押さえつけられて頭皮にダメージが入ったのであろう、男は手を頭に回して髪の毛を引き戻そうと力を入れるが、彼の細った腕二本で巨人の腕骨八本に勝てるはずもない。

 やがて髪の毛の制御を取り戻せないことを悟ったのか、男は悲鳴と共に髪を頭皮から抜き、トカゲの尻尾切りのようにして骨の束縛から逃れる。

 だが、そんなものは彼女の前ではその場凌ぎ以上の意味を持たない。彼女に向かってどれだけ新たに生やした髪の毛を向かわせようが、盗んでいた鞄や靴や時計を投げつけようが、彼女は微動だにしないままその全てを地中から生んだ骨で防ぐ。腕骨、肋骨、椎骨に仙骨。多種多様の骨が手を替え品を替え、彼女の周りから現れては髪の毛を切断していった。


「すっご……」


 その異様な光景に圧倒された海風は暫くポカンと口を開けたままになる。

 他の公安直属の『咎人』達も苦労するであろう能力を持った男と、まるで赤児をあしらうかのように容易く渡り合っていた少女。

 確かに『咎人』は強力な能力を持っていることが多いが、これほどの質量と大きさを誇る物体を矢継ぎ早に生み出すのは流石に規格外に見える。まさかと思っていたが、あの洞窟にいた巨人のムクロ骨はどうやら彼女が出したものだったらしい。


 何のために、何を考えて、骸骨にあんな配置をさせていたのかは分からないのだが。


 そう思案しているうちに、戦況の方は着々と終わりに近づいていた。生じた骨が髪を次々に断ち切っていった結果、無尽蔵に思えた男の髪の量は目に見えて減ってきていたのだ。切られても伸ばせるとはいえ、どうやら長さの補填には体力を使うらしい。ただでさえ痩せ細っていた男は更に痩せてしまっており、その頬は落ち窪み、腕や足は骨の形が浮き出るまでになっていた。

 髪の補填をこれ以上行えば体調が極度に悪化し、命に関わるのは必至だ。故に、海風は少女に次なる指示を出す。


「ムクロさん……でいいのかな? 彼の状態が心配だ、これ以上の異能を行使する前に捕縛することはできる?」

「? ……ムクロ、でいいです」

「えっ? あ、うん。分かった」


 戦闘中とは思えない、なんとも気が抜けるやり取りを経て、少女──もとい「ムクロ」は男の捕縛を実行する。


『ッ?!』


 ムクロが次に生み出したのは椎骨の連なる紐状の骨だ。それが五本ほど地中から伸びると、男の四肢と胴体を縛るようにして絡まっていく。骨に絡まれた男はというと、どれだけ身動ぎしようが束縛を解けず、髪の毛を使っても骨は外せないようだった。

 なるほど、あれだけ体に密着した骨相手に棘のようにした髪を突き立てようものなら、何かの間違いで自分の体を刺しかねない。だとすれば骨に髪を絡ませて引き剥がすしかないが、骨は髪より遥かに頑丈で力も強いのでそれも不可能なのだ。ならばと骨を操るムクロに攻撃をしかけようが、先ほど彼女が生み出す骨の前では髪は無力なのだと知ったばかりだ。まさに万事休すである。


「……これでいいのですか」


 くるり、と向き直ったムクロは、拍子抜けしたとでも言わんばかりにあっさりとした口調で海風に問う。彼女の強さと異質性に呆気に取られるばかりの海風だが、この時ぐらいは堂々とすべきだろう、と地面に座り込んでいた状態からすぐに立ち上がり、服についた土埃を払いながら、にっこりと笑う。


「あぁ、ありがとう。すごく助かった」


 朗らかに笑った海風を見て、彼女もまた表情を僅かに崩した気がしたのは気のせいだったのか、あるいは。


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