幕間

第一章 終

「いやー、いい話だったね。何で私が瑞鶴の妄想の中身まで知っているのかは、今は秘密にしておこう。


 ハワイ沖海戦の後は大して面白い話もない……ということもないんだけど、取り敢えず飛ばさせてもらったよ。まあ大東亜戦争終盤の話は辛気臭くなりがちだから、この辺で終わりにしておこうじゃないか。次は主人公を変えて、次の戦争の話をしよう。


 あ、因みに、第一部は全然まだまだ終わりじゃないよ。


 ここで少々豆知識なんだけど、日本の船魄は幾つかの『世代』に分類されていてね。瑞鶴、大和、長門なんかの第一世代船魄は、知っての通り角を持っている。少し時代が下った第二世代船魄は、見た目に配慮して角が動物の耳みたいになっていて、第三世代に関しては、見た目は普通の人間と変わらなくなっているんだ。


 加えて、ドイツの船魄は基本的に角の代わりに翼を持っていたりするんだけど、まあそこら辺は追々話していこう。全部言っているときりがない。私はどうなっているのか? それはまだ秘密だよ。


 さあ、幕間はこの辺にして、次の話を始めよう」

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