第35話間章 いったん休憩
えー、三週間も投稿を休んでしまい、申し訳ありませんでした!!!
でも、その分いい話はできたと思うので後悔はありません。
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ホオズキさんはふうと息を吐くと、少し休憩と言いました。
とても長い話を聞いていたように感じますが、実際は二十分程度しか経っていません。それだけ、お姉さんのお話が面白いということですが、二十分で休憩を挟んでいてはお話を最後まで聞けるかどうかもわかりません。
私は不満を露にします。
「えー! もう休憩?」
そういうと、私の友達の二人も言いにくそうではありますが、首肯してくれます。
「ホオズキさん、もう少しだけ話してくれませんか?」
「先が気になって仕方がないんです」
私たち三人の意見をお姉さんは聞きますが、考えは変えないようです。
「駄目よ。私が疲れたんだもの。それに、気になっているところで話を止めたほうが、この先もっと面白く感じられるわよ」
「そんなの、待てない!」
私は我慢できずに言いました。すると、ホオズキさんは呆れた顔をします。
「確かにそうなんでしょうけど、うーん。それじゃあ、息抜きに彼女が教会でどんなことをして過ごしてきたのかを話しましょうか」
「本当? やったー!」
「いいんですか、ホオズキさん」
友達の男の子の言葉にお姉さんは苦笑しました。
「ええ。この子に頼まれたら、断れないんだもの。それに、人のことは言えないんじゃないかしら?」
からかうようにお姉さんが言うと、男の子は目を逸らしました。
「人に言えないわよ」
「うるせえな、別にいいだろ!」
「フ、人に厳しくて自分に優しいのね」
「煽ってんじゃねえよ!」
私の言葉に男の子は顔を真っ赤に染めました。とても弄りがいのある友達でとても面白いです。
「ほら、喧嘩しないの。さてと、こうやって話すのは初めてね。いつもは畑作業をしている時に適当に話していただけだものね。楽しんでね。それじゃあ、始まり始まり」
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