ランディちゃんにとっては、二人とも機甲人形でなく「ちょっとカッコよくて強い、普通の女の子」なんでしょうね。
ところでユイリィちゃんたち二人は自分のことを、
「女性型の機甲人形」と思っているのか、
「機甲人形の女性」と思っているのか、
つまり自分を女性だと思っているのかいないのかが気になりました。まあ半分は、以前コメント返していただいた裸が恥ずかしいか否かと被るところかと思いますが。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
たしかにランディは、ふたりが機甲人形――機械仕掛けであることなんかは、特に意識にのぼることもないんだろうなぁという気がします。
ふたりの自己認識に関してですが、メルリィは「女性型の機甲人形」という自己認識の想定です。フレーム素体が女性型、かつ覚醒時の外観が女性型だったので、自身を女性型と認識の上「(ガルク・トゥバスにおける)女性の規範」に沿っています。
ユイリィの方は……難しいとこなんですが、「どちらともつかない」かなぁ、と。メルリィと違って機甲人形としての起動前情報登録があるのと(メルリィはもともと《操令人形》として完成するはずだったので「機甲人形としての起動前情報登録」がない)、かつ人格形成が他の機体と違うため。何が違うかについては、この先も話が続くようであればそこで触れる想定です。
こんにちは、御作を読みました。
メルリィさんもすっかり馴染みましたね♪
ゆ、ユイリィさんがランディ君の可愛さにやられて熱暴走していたのに笑いましたが、家族として上手くやっていけそうで良かった。面白かったです。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
メルリィがランディの家で今後――ひとときのこととはいえ――暮らすにあたって、まずはきちんと馴染んでもらおうという回でした。
熱暴走気味なユイリィですが…野暮天ながら補足として。
ユイリィが熱暴走していたのは単にランディがかわいかったからではなく、「うぁーもうランディちゃんはいい子だなぁー! それにくらべてわたし! おねえちゃん呼びの《機甲人形》がわたしだけのままになったことにほっとしているわたしは自分のことしか考えてないよ! これはおねえちゃん失格じゃないの!? オ゛ア゛ァー!」――みたいな煩悶の結果でした。
単にかわいいかわいいで悶えているよりなお重症では? という気がしてなりません!
おねえちゃんって呼ばれるのは、私だけだぁ。他の誰にもおねえちゃんの座は渡さないもん。
と、思っていても我慢しているユイリィが、かわいかった〜
メルリィの配慮とランディちゃんの素直さで、おねえちゃん呼びが増えなくて、嬉しいやら、そんなことを思ってしまう自分の大人気なさに反省して、いろんな反応を見せるユイリィが、かわいいです。
よかったね。ユイリィおねえちゃん♪
作者からの返信
コメントありがとうございます!
とにかく「ランディちゃんのおねえちゃん」であることがアイデンティティになっている節があるので、そこだけは譲れないユイリィでした。おめでとうユイリィおねえちゃん。
とはいえ、お察しいただいた通り、「おねえちゃん」呼びになる相手が増えなくてほっとしているけれど、それが「わ~、嬉しいな~」というだけで『終われない』のがユイリィだし、彼女の生真面目なところなのだと、私的には思っています。
このあたり、各々のキャラクターなりの筋の通し方というか、「正しさ」の導線というか。大袈裟に言ってしまうと、そういった塩梅の何某かな――と。そんな感じなのですが。
私的に、考えてると楽しいところです。