自分がロボットだとして、人間と同じ気持ちがプログラミングされているとして、さあ男性に裸を見られたら恥ずかしいか。
これは私がたまに考えてしまう問題。
内面(ソフト)はまったく同じでも、外観が異なれば思うことも異なるのか否か。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
ロボは裸を見られたら恥ずかしいか問題。ユイリィとメルリィに関しては、
ユイリィ:敢えて隠そうという発想にまで至らない程度には気にはしない(一話~二話参照)。しかしある理由から、裸でいるのが居心地悪く思うくらいには気にしている。とはいえ基本は合理性を重視している。
メルリィ:実は見られることそのものはまったく恥ずかしくない。ただ、「慎みのない娘だ」などと思われると庇護者ないし後見的な立場である《人形工匠》エクタバイナの名誉にかかわるという意識から「慎ましい娘」としての規範を重視している。
――くらいのアレです。
どっちもあんまり恥じらいはないですね。この子達。
ようやく最新話に追いつけました。
読み応えがあるといいますか、勉強になる部分が多くて、遅々とした歩みになってしまいましたが、ここまでとっても面白かったです(小並感)。
幸せを噛み締めるメルリィにほっこりしましたが、監視を怠らない=警告を与え続けてるユイリィも流石ですね。ランディへの甘いお姉ちゃんぶりとのギャップがとても魅力的です。
続きも楽しみにさせて頂きますね。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
そしてそれ以上に、ここまで長いお話におつきあいをいただき、ほんとうにありがとうございます!
ここまでで63万文字オーバーです。こんなバカ長い話におつきあいをいただけたことに感謝しかありません。
勉強になる――のかは何ともですが、そう仰っていただけるの嬉しいですね。何かしら後々に役立つ何某があったのであれば、幸いなことです。
ユイリィ。
メルリィを「監視」しているのと同時に、(もともと外部から接続して操作する機体であったがゆえの)外部から起きうる干渉への防御を行ってもおり、さりげに事後のケアが手厚いおねえちゃんです。
ランディに対しても――おおよそランディの力になってくれる、やさしくて甘いお姉ちゃんですが――譲り得ない一線はしっかり引いたうえで、撥ねつけるのではなくランディの思考経路を誘導する形で対応するなどしており(※お風呂の件)、やさしいだけのお姉ちゃんではなかったりするのがポイントかも! というのが作者から見た「こう書きたい」というアレでした。
しばらくは短めの話が続きますが、よろしければまたおつきあいをください!
またそちらにも伺います!
こんばんは、御作を読みました。
メルリィさんがランディくんやユイリィさんと一緒に食事、穏やかな日常を過ごしていると、こうグッと来ますね。
胸がほんわかと温かくなるエピソードで、面白かったです。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
メルリィには今後、ランディ達と一緒にふたたびの日常を過ごしてもらおうと思っています。
もともと荒事に向いていない――できない訳ではないけれど、やはり機体性能としても性格としても向いていない――子だし、メルリィ自身普通の暮らしの方が性に合っていて、充実するはず。
もっとも、それはそれとして今後も事件は起こるのでしょうが――そちら方面で活躍する機会は果たしてどれくらいあるやら未定です。
どちらにせよ、彼女にも今後はメインキャストのひとりとして頑張ってもらいたいですね!
ああ、メルリィさん、エクタバイナさんとの思い出がたくさんあるのですね。それが「あの時こうしていれば」の演算の代わりに、懐かしい思い出として振り返ることができるようになってよかった…(つд;)
メルリィとユイリィの会話も面白かったです。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
はからずも二章の一件を経て、メルリィの中でようやくいろいろなものを受け容れることができたのだろう――ということかと思っています。まだ思い出せば痛みを覚えることもあるだろうけれど、メルリィにとってはせつなくも懐かしい、暖かな思い出ばかりであるはずです。
メルリィとユイリィの会話――
面白く読んでいただき、ありがとうございます!
何でしょうね。ごく自然に、メルリィがツッコミにまわってしまいますね。予期はしていましたが、この子がいちばん良識人ではないかと思われてならない昨今です。
ユイリィ、割と雑に合理性を追求するところがないでもないから、でしょうか…
メルリィさん……。
ラストの一文に思わず涙が……( ; ; )メルリィさんにはこれからもずっと幸せであってほしいなぁと祈りつつ。ランディちゃんとメルリィさんの会話が新鮮であったかくて、ほわほわしました。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
メルリィとランディ、思えばまともに会話したのこれが初めてですものね! ありがとうございます!
しかしこれはこれで、ランディから見た(ユイリィやフリスとは違う感じの)おねえちゃんキャラじゃないかなー、という気がしていますが、どうでしょうね。
以前にも似たようなことを書いた気はしますが、メルリィの物語は二章でいったん解決を見て、幕を降ろしたので、ここから先はまだ幕を降ろしていない誰かの物語に関わりながら、日々ちいさな幸せを積み重ねていってもらおうかな――という心積もりでいます。
一度大きな物語の片付いたキャラクターに再度問題を投げるのはどうにも蛇足のように感じられてしまう性質なので、よほど展開に困るのでもなければ上記の方針でゆくつもりです!
わーい。煮魚だぁ〜
嬉しいヽ(≧▽≦)ノ
もう煮魚だけで満足なのに、骨までとってくれるなんて。
エクタバイナとランディちゃんの、魚に対する微妙な感じかたが似ているのも、いいですね。
ときおりメルリィが思い出す、エクタバイナとの幸せな思い出が、泣けますね。
その思い出を心から幸せだと感じられるようになったメルリィ。本当に嬉しいです。
エクタバイナも、きっとどこかで喜んでくれていると思います。
よかった〜
そして、たぶん誤字かな?
かちかちと作業の音が零れるそこから下の地下室への覗き込むと
→地下室を覗き込む
かな?ちょっと分からなかったけど違和感ありました。
作者からの返信
コメントありがとうございます! あと、ご指摘もいつもながら感謝です――返信遅くなってすみませんでした…!
ともあれ、今回は煮魚の話でした。
もしかしたらタイトルの時点でだいたい察せられることだったかもしれませんが、《人形工匠》エクタバイナ曰くのところの「未来に幸福をもたらす煮魚」の話でした。
思うに幸せな思い出って、そういうありふれたところにあるものじゃないかな――なんてことを思うのです。
件の煮魚、手間はもちろんかかっていますけど、材料や調理法自体は意外とありふれた、家庭料理の範疇なんですよね。
褒め方が、こう…「おいしい」だけで終わらないしそもそも「おいしい」というところから始まらないのが《人形工匠》エクタバイナなりの褒め方なのですが。
でも、メルリィにとっては嬉しかったのだろうな…と。
ようやくにして、《人形工匠》エクタバイナの――はからずも遺言となった――望んだところに、少なくともそれに近しいところに、メルリィは落ち着くことができたのだと思います。
そんな感じの、ふわっとしたところを感じていただけたのなら、書いた側としてとてもありがたいことです。