おまけ・クリスマスツリーを飾り付けよう

 クリスマスイブの一週間前。

 夢のふくろうカフェ『dream owl』の店内にて。


らいむ「昼間のお店でクリスマスツリーが飾られたので、こちらでもツリーを用意しましたよ。みなさんで好きな物を自由に飾り付けましょう」


 おーおーわーわーやるーやるー!


 ――🎄飾り付けタイム🎄――


みかん「雪だるまとかくつしたとかサンタの飾りはわかるけどさ、このステッキみたいに先の曲がった棒はなんだろうっていつも思うんだけど。なんか意味あるのかな……って、みんななに飾ってんのさ!?」


らいむ「私は、あとで食べられるものがいいかなと思いまして、クッキーを飾りました」


みかん「それ一週間持つ!? せめて包装紙に包んでよ!?」


れもん「僕は、白くて雪みたいだなと思って、自分の羽根を抜いて飾ってみたよ」


みかん「自分の抜けを飾る神経!」


すだち「オレはね~、キラキラ光る紐みたいのがなかったから、代わりに巻いてみたよ~鎖鎌!」


みかん「自分の武器を飾るセンス!」


はっさく「あの人の家に行った時に準備していたからな、しめ飾り」


みかん「クリスマスじゃなくて、もはや正月!」


すだち「みかん、今日は厳しくない~?」


みかん「みんながダメダメなだけだよ! こんなんじゃサンタ来ないでしょ! ボクが指示するから、その通りに飾り付けて!」


れもん「鍋奉行ならぬ、ツリー奉行……」


 こうして、無事にクリスマスツリーはできたとさ。



   《おしまい》

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