第2回「そもそも、毎日更新って」

 小説サイトの中には、毎日更新して読者を集める手段がある。しかし、バーチャルYouTuberとは事情が違う気配も……。



 若干の新ネタっぽい枠になります。


 小説サイトでは短編以外では毎日更新を行い、新規ユーザーを集める手法が使われているのはご存じな方もいるでしょう。


 しかし、バーチャルYouTuberの毎日配信は、それこそ職業がVTuberだったり更新が可能な環境でないと不可能だと思います。


 VTuberでも配信を行うために下準備などをするのは、わかる人にはわかりますし……。


 小説でも毎日更新をするにもストックを作っておき、そこから更新するパターンが多いでしょう。


 ストックゼロから毎日更新は、60分で短編を書くようなお題系など小説のような特殊パターンでない限りは……。



 それを踏まえると、SSVTuberはかなり異質な存在だとは思うのです。


 VTuberの配信で行うような機材やモデルなどの準備なしでも文章で配信できる……という点でも。


 小説サイトのガイドラインなどには従わないといけないので、何でも話し放題というわけにはいきませんが。


 現に収益化を目指しているSSVTuberですが、その辺りを掘り下げて話していないのは……そういう事情もありますので。詳細はお察しください。


 

 毎日更新は、あくまでもSSVTuberで行うには文章を書くという部分からしても非常に難しいです。


 文章を書く時は「他に視聴者がいること」を想定して書く必要がありますし、「どんなコメントが書かれるのか」も想定する必要があります。


 VTuberの場合は、配信中に両方を想定して話していますし、コメントに対してもリアルに反応する事があればスパチャなどにも反応をするでしょう。


 SSVTuberの場合は、両方ともそういった事があると想定して書かないと非常に厳しいのです。


 稀に前作品にコメントがあれば、そのコメントにも反応する必要性が出るでしょう。中にはスルーでも問題ないパターンもありますが……。


 前半と後半で分けて配信を行い、後半でコメントを読み上げるようなパターンは、それこそ慣れてからでないと厳しいです。


 文章ラジオなどで経験値があれば、話も別なのですが……どちらにしても難易度は高いでしょう。


 最初から詰め込みすぎるよりは、配信としても形になっているようなものに仕上げるのが、もしかしたら近道になるのかもしれません。



 皆さんも、可能であればレッツVTuber、なのですよ。

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