2024年5月5日 あらすじ作り終了と作り続けることとエピゴーネン

【あらすじ作り終了】

 私が個人的に大まかな流れ、おおすじ、あらすじと呼んでいるうちのあらすじが、ストーリープロットの類いなのだろうなと思いつつ、『木霊の国のジェサーレ 第二部』のあらすじ作りを昨日終わらせました。

 私の作り方で言うところのあらすじ二段階目は作りません。

 頭に何も思い浮かばなくなってしまったので、これは多分、本文を書き始めないと思い浮かばないパターンだと思ったので。

 あとは先日お話した燕テーマの短編文芸も書きたいんですけど、構想がストップしているので絶賛先送り中です。資料を調べるのが面倒くさいになってしまいました。


【作り続けること】

 小説家になろうで『転生のおと』(現・転生のおと 第1章,第2章,第3章)を公開し始めたのが2021年の10月のことで、あれから2年半が経ちました。

 その間に、色々な作品やアマチュア作家さんと知り合いましたが、やはり心が折れたり、色々な理由で書けなくなったりして、エタらせたり創作を止めてしまう人もいるわけで、作り続けることって難しいんだなあと思う次第。

 そうなると、あらすじ・ストーリープロットを区切りまで作って、それに合わせて小説を書くという方法は、作り続けるための方法の一つとしては間違っていないのだなあと、今、ふと思いました(自画自賛)。

 あとは、最後まであらすじ・ストーリープロット等を作らずに、書きあがり次第、各エピソードを公開するやり方だと、読んでくれる方がいなかったときに、心が折れやすく、エタりやすいのかなとも思いました。

 今年になって小説家になろうでハイファンタジージャンルの作品を三つほど公開しましたが、あちらはカクヨムと違い、有名作家さんや流行っているもの以外は、あとは固定ファンがいない場合、大袈裟じゃなく無反応なので。

 相変わらずまとまりのない話ですが、結論として、長編作品をいくつも最後まで書き切る人は、やはり凄いなと。


【エピゴーネンの話】

 最近、ゲームセンターあらしでお馴染みのすがやみつる先生が、X/Twitter上でイラスト生成AIに関して発言したら、反イラスト生成AI派の人たちに群がられてました。

 すがやみつる先生は、それに対しても丁寧に対応しておられて、それで疲れてしまったのか、もう生成AIの話はおしまいと宣言したのですが、果たしてごく一部の耳を持たない人には伝わったのかどうか。

 それはさておいて、そんなすがやみつる先生の対応の中で仰っていたのが、マンガの歴史はエピゴーネンの歴史ということ。

 はて、エピゴーネンとはなんだろう? とWikipediaで調べると、模倣、模造のことらしい。質の悪い模倣品というようなネガティブな意味も含まれていたりしますが、それは今回の話とは関係ないのでスルーしますよ。

 で、エピゴーネンというか模倣。

 マンガに関わらず、何か良いものが世に現れれば、それを模倣したものが氾濫するのが人間社会。

 そして模倣と言わず、そこに影響を受けたり、学ぶのも人間の性質であって、良いものは後に続く人たちにとっても良いものになり、模倣の中から新しいものが生まれる。

 だけど、表面だけ取り入れた人間は続かず、特徴や本質を理解し、自分の中に取り入れた創作者だけが上手に扱えるようになると。

 恐らく、こういうことを昔からずっと繰り返してきて今があるのだろうなと、私は思ったのでした。


 あとは、少しずれてますが、エピゴーネンから連想して、先日の作風を著作権で保護するようにした場合、やはり次が出てこなくなるだろうなと思うところです。

 小説でもイラストでも芸術作品でもドラマでも映画でも、「あなたの作品、とてもいいですね! でも、作風が〇〇先生とよく似ているから世に出すことはできません!」とか、「あなたの作品、とてもいいですね! でも、作風が私とよく似ているからお金払ってください!」みたいなディストピアになるんじゃないかなあと思うのです。

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