2024年5月4日 活動近況と古臭いとイラスト生成AI補足

【活動近況】

 『木霊の国のジェサーレ 第二部』のあらすじを書き終わりました。あらすじ第二段階に進むかどうか悩んでおります。

 現状7500文字くらいですが、うーむ、やはりこれではストーリープロットとしては機能しないかもしれない。

 やるかやらないかは別にして、ともかくもう一度見直そう。

 そして恐らく、もう一段階細かくするブロックが出てくると思われる。


【古臭い】

 X/Twitterなどを見ていると、プロの漫画家やイラストレーターの絵を古臭いからダメだとバカにする人をたまに見かけるわけですが、なぜ絵が古臭いとダメなんだろうなあと思いました。

 少なくとも、そういう狭量なマイナス方面の価値観を本人にぶつけたり、あるいは周りに見せちゃうのもどうなのかなあと思うのでした。


【イラスト生成AI補足】

 イラストというか画像の生成AIの話に昨日触れたので少し補足。


 その1

 画像生成AIの新しい学習モデル(差し替え可能な参照データ)が発表されて、それが目立つものだと、SNS上では普通のユーザーも反生成AIも関係なく、こういう有名キャラクターが出力できた! みたいな投稿がされることがあるんですけど、それ、学習モデルを作った人じゃなくで投稿した人が著作権や商標権や肖像権とかに抵触して訴えられる可能性があるから、やめておいたほうがいいぞ、と思ってる。


 その2

 現在の画像生成AIの仕組みは拡散モデルと言って、無数のノイズ(砂嵐)だけの画像から段階的に次を推定して、最終的に画像にしていくものです。

 学習(データ処理)するときは、学習する画像にノイズ(砂嵐)を足していきながら、推定の源を作っていきます。

 なので、出力する際に特に何も指示しなければデータ処理されたあらゆる画像の特徴を平均化しつつ、学習モデルごとに異なる傾向で、ランダムで画像が推定されます。

 結局、推定なのでおかしな画像も当たり前に出来上がるんですが、それに文字列で指示を与えることによって、文字列に関連付けられた概念やイメージを推定できるよう、ある程度の方向性を持たせることが可能な仕組みになっています。

 膨大なノイズからの推定なので、学習した画像と全く同じ画像が出力される可能性は限りなく低い(ゼロではない)。

 そうなると、無から出力したイラストに著作権侵害が発生することも、LORAやLyCORISなどで無理矢理そっくりにしようとしない限りは、限りなく低いことになると。

 それとは別に、商標権や肖像権を侵害している画像もでも偶然でも出力できる余地があるため、イラスト生成AIの取り扱いについては、やはり扱う人のモラルが必要だということですね。

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