第13話 夜の謎解き思考
慌ただしい一日だった。
領主の計らいで、孤児院の職員あの30人の内、料理の得意なエリスとケイサを、賄い人にしてくれて、私達の食事の手配までやってくれた。
領主が私にしてくれた事は、どちらが恩人か解らない厚待遇だった。
そう言えば、領主って18歳だって!ビックリだよね!凄い老け顔私は30歳位と思ってたよ。
あの轟泣きは、驚いたけど18歳なら其ほど変じゃないか。
あの女騎士にしても、たかが指を再構築したのを、泣き崩れながら感謝された。
あれも不思議だ、たかが指だぞ、しかも利き腕じゃ無い方。
「ご主人様?たかが指と聞こえましたが、サフィア騎士の事を考えられていますか?」
「女騎士はサフィアって名か、利き腕じゃ無い方の指を治療しただけだぞ、異常な感謝されて意味が分からんのだ」
「主人様も自然にされて居られますが、右利き左利き問わず剣の構えは、左手で7分の力で
分割部分治療提案にしても、的確な剣の構え方にしても、ミズが奴隷になる前は何をして居たのだろう。
優秀過ぎる。
「そんな握り方してたか?」
「剣は両手で力を込めて握って居ると、咄嗟には振るえません、主に力を込めるのは左手です、握る為に必要な左手指を無くした騎士は不要、力が発揮出来ず役立たずになります」
「騎士として、復活できたサフィアは、泣き崩れる位喜んだ、と言う事か!」
「最後の美容整形の患者は、特別美人になった訳じゃ無いのに満足して帰った、あれはどう言う事か分かるか?」
「最後の?あぁ!シカメさんの事ですか。
簡単ですよ!特別不美人だったシカメさんは、せめて普通の顔になりたいと思って居たようです」
「普通?」
「そう、不細工な顔で無く、出来るなら普通の顔になりたいと、願ってた、それが常に
「随分細やかな望みだね、シカメさんだったか、これで治療は終了で良いの?」
「甘いです!女の美への追究は
「えっ?満足したんじゃ無いの?」
「今頃鏡を見て、ニヤケておいでと思いますが、きっともっと目をパッチリさせたいと思い出します、その為の部分段階治療は大銅貨5枚と非常に格安設定にして居ります、最終的満足には20回の通院、金貨1枚は必要になります」
「何それ、意味が分からん?」
「金貨1枚は無理でも、大銅貨5枚を20回の分割支払いなら、可能です!!我が美容整形院を、誰もが利用しやすくと考えました」
余計こんがらがって、人間理解が
「その内、理解出来るだだろう、皆苦労掛けるけど宜しく!」
「「「「「了解!!」」」」」
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