第8話 領主の招待
「おっ!エーアイ!!俺を除け者は
「あれ?ビルとジャフから、一人ずつ奴隷譲って貰って無いの?」
「その積もりだったけど、4人とも良い子なんだ!もう愛着が沸いて手離せ無い!」
「俺も同じ!!もうリョウちゃん達誰一人手離す気は無い!!」
ビルとジャフは、狼人を二人ずつと、蜥蜴人二人ずつ手に入れてる。
蜥蜴人を『再構築』したら、首に金の鱗金の鱗の尻尾、ドラゴニュートみたいで凄く格好良いの。
「分かるよ!僕も、リズ達誰一人手離す気は無いもんね!」
「お前ら!俺はどうなる!!奴隷商に行くと奴隷が全く居ない!!」
「男の奴隷は居ただろ!!」
「男は嫌だ!!皆みたいな可愛い娘が良い!!」
「あれれ?昨日は美女が30人居たよ?」
「領主様が全員購入したそうだ」
「領主が独占したのか?跳びっきりの美女に構築した30人全員?お陰で金貨タップリ頂いたけど…30人は欲張り過ぎだろ」
私の前に、ビルとジャフの、奴隷美女が8人土下座してる。
「ん?どうしたの?」
「「「「「「「「恩人様に、一言お礼が言いたくて、有り難う御座いました!!」」」」」」」」
「私達に新しい人生を下さって、有り難う御座います!!」
「奴隷のままだから、新しい人生か分からないけど、喜んで貰えて僕も嬉しいよ!お礼は受け取りました、もう立って!目立ってる」
「あっ!エーアイさん!!領主様から招待するって通知が来てます!」
受付嬢が、面倒そうな事を言って来た。
「嫌です!!って断る事出来ます?」
「領主様の招待を断る事は出来ませんよ!執事さんが馬車で待機してますし」
「護衛にリズ達を同行させて良い?」
「執事さんに聞いて下さいね!!連絡はしましたよ!!」
受付嬢さんは、面倒は御免って態度で、受付に帰って行った。
色々話の腰を折られたピートが「エーアイ!何とかしてくれ!!俺にもお礼してくれ!!」と言ってる。
「ピート、良い考えが浮かんだ!隣町の奴隷商に行って、格安奴隷を買って来れば、僕が美女に『再構築』してあげる!」
「そうか!!その手が有った!!大急ぎ買って来る」
ピートは元気良く飛び出して行った。
「さて領主の招待どうするか……」
「エーアイ様ですか?私は領主様の執事セバと申します!お迎えに参りました」
突然話し掛けるな!驚くじゃないか。
この老人、執事って何?使用人かな?
「初めまして、エーアイです招待は僕だけですか?仲間のリズ達5人居るのですが、奴隷なので僕と離れる訳に行かなくて」
「正式招待は、エーアイ様だけで御座いますが、護衛として同行は構いませんで御座います」
結局断る間も無く、馬車に押し込まれる様にして、領主館に向かってる。
「エーアイ様、領主様から直接依頼されると思いますが、私からもお願いします!!」
「何ですか?僕に出来る事ですか?」
「出来ると伺って居ります、実は領主様はお若い頃、魔物討伐された時右腕に傷を負われ、それ以来動かなくなられて居られます、是非ともエーアイ様に治療して頂きたく、僭越ながらお願いする所存で御座います」
言葉が
リズ達は緊張して、身動きしない。
馬車なんて、乗るの初めてだから、緊張するよね。
もう少しの辛抱だから、声は掛けないで良いでしょう。
私と執事セバの会話を聞いていたリズが、小声で耳打ちして来た。
⦅領主様との会話は、簡潔な返事で無駄話しない様にね!⦆
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