第5話 異変
入浴の前に瑠璃とスマホのスピードモードにして話をしながら勉強してベッドにもぐりこみ睡眠導入BGMを聞いて、夢を見る。最近のローテーションだ。
いつもの真っ白な世界とは違い。ラブホテルの様な場所だった。大きなベッドにスケスケのバスルーム。枕元には電マとコンドームがあった。シュチュエーションを変えてじっくりと彼女とのイチャイチャしたいと言う願望の表れだったのだろうか?
「いつもとなんか違うなあ。着衣エッチに意味があるのであって……。いや、裸にウサミミでもいいんだけどさ」
彼女のすがたがないってのはどお云うことだ? 夢の中のから探せとでも?
考えても
て出てきそう。これ夢だし、正しいって言えば正しいのか」
一人ツッコミは精神を病みそうだから止めよう。植物を踏まないように建物内を歩き回る。エレベーターは使えない。非常階段だけが使えるようだ。こういうとこは料金前払いなんだっけ? おぼろげな性知識では判別できない。
階段を降りると外の景色は書き割りのようなハリボテ感を感じる。そこまで作り込んだ世界では無いようだ。
しかし、ラブホテルにの壁紙の質感と足元の絨毯はリアリティーがある。ラブホテルを中心とした世界なのだろう。
二階分降りて、ようやくお目当ての相手と再会した。何というか全身をつたで縛られで、出ているところが物凄く強調されている。目に毒だ。
「それはどんなプレイ?」
「冗談言って無いで助けて欲しいんだけど?」
「どうやって?」
「君の夢の世界なんだから武器とか出せないの?」
夢を操作する。そんな事出来るんだろうか?
「君が思っているよりこの世界は脆い。武器を想像するんだ!」
「武器……」
ナイフ、ナタ、オノ。植物を刈るなら鎌か? それの重み、感触をリアルに想像する。いつの間にか鎌を持っていた。
「できた」
「ナイス。このつる切っちゃて」
少しの抵抗を感じて少し力を込めて鎌で弦を切っていく。少し手間取ったが何とか彼女を助ける事が出来た。
「なんでつたに絡まっていたの?」
「知らない。気付いた時はもうそうだったから」
「俺の欲望と独占欲が混じった結果?」
「そう簡単に答えを決め付けないくていいじゃないかな?」
「そんなもの?」
「そうそう。取り合ずこの植物どうする?」
火炎放射器が出せればこの場にあったら燃やしつくすのだが、どうやら複雑な物は構造が分からいと再現出来ない様だ。
「こうして鎌を持っている事だしその体操着切っていい?」
「土下座しながらお願いしたら考えてあげても良いわよ?」
それやっても考えてあげた、やっぱりダメってパターンですね。分かります。
「今日はレイプっぽくやってみるね」
「鎌を持ったレイプ犯なんていないよ!」
ここに居ます。
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