第3話 噂を信じてみる
彼女もガンマに慣れると、登りでもミラーのカスにされる
あの噂を 小さな巨人のオヤジを 信じて、やってみるかと
シリンダー・ピストン・ヘッドの三点セットの入ったダンボールを棚から出す
そう噂とは 80TZ350のシリンダ達はRZ250にポン付けが出来る だった
クラスが廃止されるため、余ったパーツが流れ流れて
行きつけの整備工場のオヤジのところ経由で俺の手元にある
とりあえず、RZ250のヘッドを外す前に 守川商事に行ってトルクレンチを
値切りに値切って買ってくる
冷却水を抜き、プラグを外しヘッドを外す
入れ替えてTZ350のヘッドを合わせてみる
ヘッドボトルなどは、同じ位置 一安心
キャブを外し チャンバーを外し シリンダーを外す
とりあえず、シリンダーをハメてみる ボルトもピッタリ
噂通り、ボア系が違うだけのようだ
自作チャンバーの50の耐久レーサーが偶々遊びに来る
うちのチーム 50の耐久レースを主催 運営していて顔見知り
今のチャンバーも 彼作のワンオフ
話を聞いて「3日待って」と行って帰っていった
ピストンも交換して、オイルを塗ってシリンダーを嵌める
ヘッドをハメて真ん中から外へ と4段階くらいのトルクで〆ていく
キャブを組んで、エンジンを掛けてみる
3回目の押し掛けでエンジンが掛かる
キックを外してるから 押し掛け でしかエンジンは掛からないだ
オイルは分離給油 カストロのイチゴの香りのやつだか焼付きが心配
混合燃料だとあっという間に腐る 悩むところ
給油量を10Lに減らして、30ccのカストロをタンクに放り込む手で行く
とりあえずキャブセット 250のキャブで無理くりの350
転移する前のTZ250でのレース監督兼キャブセッターで地方戦を戦った
知識の経験でキャブセットでも一番上は捨てるしかなく
中回転から高回転で合わせるとトルクもツイてきてくれて意外となんとかなった
今宵も深けたようで
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