第12話 罰ゲーム②
「じゃ、まずは定番の正常位から始めましょうか」
俺は横になった黒川の股を開いてギンギンになった俺の息子を挿入する。
グググ! クチャッ!
「ひゃ! 入った! デカ」
この感じ最高だ。流れに任せればいい訳だ。
パコパコと俺はリズムに乗って出し入れをする。黒川は無表情を貫いているが、顔は真っ赤だ。強がっていても結局女の子であるのは変わらない。
「あははは。やってんね! ねぇ、面白そうだから動画回していい?」と、花岡は思いもよらない提案をする。
ど、動画だって? それはもうAV動画になるのでは?
「ちょ、それはやめて下さいよ」
「子豚ちゃんの意見は聞いていません。雅、いいよね?」
「……ばら撒いたりしないでよね」
「友達相手にそんなことしないよ。ただの記念だよ」
「ならいいけど」
いいのかよ。
普通、友達の前で性行為をすることすら恥ずかしいと思うのに動画まで回されたら恥かしくて消えたものだが、そこはギャルだけあって恥ずかしさとか持ち合わせていないのかもしれない。普段からこんなことをしているのだろうか。
花岡はスマホを録画モードに切り替えて撮影を始める。
「あん、あん、あん」
「いいよ。盛り上がっているね。二人の今の気持ちは?」
「え? 気持ちいいです」
「まだ物足りないし」
喘ぎ声を出しておいてまだ足りないと言い張る黒川は強がりなのか。
俺がバカみたいではないか。
「交代。次は雅が上に乗ってよ」
ここで葛城は体勢を変えることを指示。
俺は仰向けになってその上に黒川が乗る。
「あんたの長さは足りていないけど、太いわね。見た目通りといえば見た目通り?」
「あ、ありがとうございます?」
「あん! 入った」
再び奥まで挿入された。相手に動いてもらうと楽だし気持ちいい。
スポッ。パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、パンッ!
と、動く度に音が反射する。何度も出し入れされることで気持ち良さが一気にこみ上げた。
「チ●コもデブってやばいよ。この太さいいかも!」
「へーそんなにいいんだ。長い方がいいかと思ったけど、そっちのパターンは経験ないから興味ある」と花岡は興味を示すような反応をした。
「はい。雅。そのままキス出来る?」
「う、うん」
黒川は挿入したまま俺にキスをした。ソフトな感じだったが、この状態でキスをされたら爆発してしまう。
「すご! メチャクチャ愛し合っているみたい。ねぇ、雅。ピースしてみて」
花岡の注文に応えて黒川は行為の最中にも関わらず余裕のピースを決める。
本当に記念撮影をするようなノリだった。ギャルにとってエッチはそんな軽いイベントなのだろうか。
俺は人形のように呆然と黒川に襲われる形になっていた。
何より凄いのは性行為をしている最中でも黒川は花岡と普通に会話をしているところだ。普通はどちらかにしか集中できないと思うが、黒川は両立させている。
俺は今、完全にオモチャにされている感覚だった。でも動きは劣ろいていないので気持ち良さは残る。
「うっ。やば! 気持ち良すぎてイキそう!」
「イくってまさか……」
「あ、ああああああああああああああああ!」
プシャーと黒川は潮吹きをして精液が放出された。
おかげで俺のベッドは濡れた。
「はぁ、はぁ、はぁ。最高」
「あーあ。雅、早いよ。もう少し楽しめるかと思ったのに」
「無理だよ。気持ち良すぎてそれどころじゃないし」
黒川は戦意喪失だ。力尽きたように仰向けになって息を大きく吐いた。
「残念。罰ゲームは終わりだね。他にも色々指示をさせたかったけど」
「あの、俺まだイケていないんですけど」
「「だから?」」
葛城と花岡はハモリながら聞き返す。
「いえ。なんでもありません」
「あんた、まだ元気なんだ。どんだけ性欲強いんだよ」
「すみません」
楽しい時間は終わりを迎えようとしていた。少し残念だが、ここまでやれたのならほぼほぼ満足ではないだろうか。ティッシュで拭いて服を着ようとした時である。
「じゃ、私も一発やろうかな」と、花岡は名乗り出た。
「やるってあんた罰ゲーム回避したじゃない。やる意味あるの?」と、葛城は疑問をぶつける。
「んー無いけど、なんか雅を見たらやりたくなっちゃった。せっかくだし、やろうかなって」
「ふーん。私は止めないから好きにしたら?」
「じゃ、そうする」
花岡は服を脱ぎ出す。
まさかの二回戦が始まろうとしていた。
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