とおてくう、とおてくう、とをるもう

■■街-3

　鯨の中はとても眩しかった。駅や居酒屋やナイトクラブやゴミ箱も一緒くたに飲み込まれていて、それだけで一つの街のようになっている。胃酸なのだろうか、底まで透き通った冷たい水が流れていた。胃が蠕動するたびに大きな波が起こり、はじめは私も近くの建物の中に逃げ込んだりしていたのだけれどやがて、てがやどれけだのたいてしりだん込げ逃に中の物建のく近も私はめじは、りこ起が波なき大にびたるす動蠕が胃。たいてれ流が水いた冷たっ通き透でま底、かうろだのな酸胃。るいてっなにうよの街のつ一でけだれそ、ていてれま込み飲にたく緒一も箱ミゴやブラクトイナや屋酒居や駅。たっかし眩もてとは中の鯨、てけ開を口大が鯨ため込じ閉を色景。たい呟がんく真。かもう、あ。す差が影なき大に上のちた私でろことたけ掛い言でまこそ。くいてれま込み呑が路道が物建がルビがルビてきていづ近に間く瞬とう思とかたせ見をりねうなうよの波とりゃにぐがうこ向の景夜くめらきと々煌。たれ揺にうよるねう、が街。たえこ聞が声き鳴のか何とおうゅきうおゅき。たっまこ縮てっ瞑を目にうよる眠、とすわ震を身とるぶるぶ、はれそたれか書と「llaM kahC（るーもくっゃち）」。たいが物偽もに中の板看。たっいてっ去び飛に端途、て見をらちことっじが猫緑たえ生の毛羽。す出き歩てしにうよう縫を陰の物建はちた私。たいてれさら照でりか明の板看たれらべ並に雑乱、は地路だん込げ逃りたふ。たっだうよぶか浮が服生学たび古けだりとひで中の街ンオネな爛絢。るいてし返り繰を滅点が板看のブラクトイナや屋酒居で後背の彼。たしにとあを駅、てし通を符切に札改はちた私。たっ拭で袖に暴乱、てくなら入に気がのる曇が戸スラガぐすとくおてっ放。い速が方のちた私やや。るいでん飛てし成をれ群が蛾蚕。たえ思にうよのし兆のりわ終の界世、な吉不、ていてしを色の柑蜜ないれきは空むずなれ暮。たしが音い鈍、てれ現に前の目が床ままのそ、でん包を身が感遊浮。たっかなら入が力、てしとうも進歩一にえ支を壁。るすとうよけかい追を君、て出い這らか団布にうよるち落りが転。だん叫てし出り乗を身らかドッベはくぼてて慌「、でいなかいてい置」

『窓から見える街並みが、クジラみたいに』

『電車を追って泳いでる』

『■■■行き、つらい記憶を置いていき』

『昨日に戻ってしまいたいの』

　凛然とした声と共に街が崩れていく。剥落するネオンサインや鉄筋コンクリートを360°に見つめながら、また私も一緒に剥がれ落ちていくのだ。恐怖に身をすくませて、降下するエレベーターのような浮遊感と、叩きつけるような空気抵抗をいっしんに感じながら落ちた先には、柔らかな腕がふたつあった。

「真くん、」

「な？　大丈夫だったろ」

　彼の得意げな笑顔が不思議に眩しくて、私はドクドクうるさい胸を抑えた。