第7話  すごいけど悔しい


耳の長いお兄いさんに魔法が使えるってマリ言われた・・・

しかもマリ飛べる!!!


「はやく教えて」


私のご主人ビムガは空を飛べるらしいけど・・ まだ信じてない。

ちょっと強いらしいけど・・

ちょっと強かったら飛べるのかな?


「人前でやるのは少しきが引けるんだがな・・ 見とけよ」


・・・・



髪の毛が少し揺れるくらいの風が吹いてビムガが飛んだ・・・

ちょっと強いらしいけど、りんごの皮を剥きすぎたり、ほうきをおっっちゃったりちょっとポンコツだと思ってた・・

見直した!


「これは俺のオリジナル魔法で‘’飛行魔法‘’と呼ばれていてな。仲間にせがまれて教えたこともあるんだがどうもな。実際は魔法名は違うんだが・・」


飛行魔法・・・! 「お空飛ぶ魔法」よりなんかいい。


「どうやって飛ぶ?」


「この世界の・・ そうか。いけるかもな」


この世界? でた。たまに言う変な言葉。

えもいとか、らーめんとかたまに聞いたことがない言葉使うけどどこの国の言葉なんだろう?


「マリはこの世界の成り立ちについてきいたことはあるか?」


なりたち・・? 何それ


「成り立ちって何?」


「この世界がどうやってできたかとかかな」


この世界? この間のおいしいお肉とかが?

マリ知ってる・・! 牛さんにご飯あげるんだ。


「おじさんが牛さんにご飯あげてできる!」



「・・・? 創造の話か? おじさんってイル神のことか?」 


イルカミ? 誰だろう。聞いたことないや。 耳の長い人かな?


「耳の長い人?」


「それはフィーだな。 そうか・・」


フィーおじちゃんなのはわかってるのに・・

さっき見直したけどやっぱビムガだ。しかもさっきから浮いたまま話てるし・・


「よし。もしかしたらだが・・ マリ、空を飛べるかもしれないぞ」


なんで?? なんで今そうなったんだろう・・

やっぱり優しいけど変な人かも。でも、嬉しいや。


「やった・・」


「どうやって飛ぶの?」


さっきはちょっと風が吹いたよね? 

ってことは風魔法?

あれ? でも今ビムガの周りにキラキラはあんまりないや


「聡いな。気がついたようだな。そう、風魔法じゃない。」


風魔法じゃない? あ、さっきひこう魔法って言ってたけど、あれ違うんだっけ

ビムガのオリジナル魔法っことは新しい属性魔法?


「新しい属性魔法?」


「惜しいな。だがそこまでわかるのは偉いぞ。串焼き一本だな。」


串焼き一本!! どこのとは言ってないからどこのにしよう・・

あそこか・・ いやあそこのお店のも美味しそうだった・・


「属性魔法には火、水、風、土、無、光、闇。そして王家の雷魔法がある。

 一応無属性魔法に分類されいるが俺のは正式には重力魔法という。

 この重力というのは・・」


「赤い看板のお店のお肉!!!!」


「聞いてないか・・」




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る