第4話 魔法が使える…らしい!
私より背が高い本棚がいっぱいある部屋にきた。
ビムスは慣れてる感じだけどきたことあるのかな?
うわ、綺麗な人。 耳が長い…
「よう、きたぞ。ヒュー」
「待ってましたよ。しかし、わざわざ私が測定しなくても・・・」
ヒューさんって言うのかな。
偉い人そうなのにビムガあんな喋り方で大丈夫なのかな。
「うるさい。お前も興味あるだろうが」
「それはそうですけど、特別ですよ?」
もしかして仲良いのかな?
だとしても偉い人っぽいのにちょっと強いビムガがあの話方で大丈夫なのかな。
「やあ。 綺麗な目だね。 マリちゃん私が魔法測定を担当するヒューといます。今日はよろしくね。」
綺麗な人に綺麗って言われた私ってもしかして綺麗・・? この綺麗な人がしれくれるのか・・ もっとツルツルした丸い玉の道具でするんだと思ってた。
「早速だけど、測らせてもらうね。手を貸してくれる?」
うわ、指が長い・・
あ、キラキラがヒューさんに集まってく。!? 私の中にも入ってきた!?
あ・・・ でも意外と嫌じゃない。
「ふむ・・・」
「どうだ? ヒュー」
「おめでとうマリちゃん。 魔法適正があるよ。 君は魔法使いになれる。」
マリが魔法使い・・?
「お空飛べる?」
「空? マリちゃんなら大丈夫だと思うよ。ビムガの得意分野だから教わるといい」
・・!
「ご主人得意分野なのに黙ってた?」
「あ、いや、その・・だな」
ちょっとマリ怒ってる・・
「ヒュー! お前余計なことを!」
「ヒューさんは悪くない」
「あはは。ありがとうマリちゃん。」 (ごめんよビムガ。)
「教えてやるから・・ 機嫌を直してくれマリ。」
「さっきの串焼き買ってくれたら許す」
「買ってやるから・・」
「よかったねマリちゃん。おじさんからも食べ物じゃないけど出会えた今日という日を祝してプレゼントをあげるよ。」
おじちゃん・・? どこが?
ビムガより全然若いのに・・・
「ご主人よりも若そうなのにおじちゃんなの?」
「ッッ・・」
「あのなあ、俺はまだ23だ! お兄さんだ!」
・・?
23? ・・・理解不能。
人の年齢を聞くのはやめておこう。
「それにこいつはエルフだから本当よりも若く見えるんだよ」
エルフ・・ 不思議種族。 みんなこんなに綺麗なのかな。
本当は何歳なのかな・・ やめとこ。
「エルフってファンタジー種族・・」
「お前もだろ」
「ほら。串焼きだ。とりあえずは、魔法が使えるお祝いだな。ほら」
そうだった・・。
ビムガのことで忘れてたけどマリ魔法が使えるんだった。やった。
マリ魔法使える・・ つまり・・
「マリもう魔法使い名乗れる?」
「・・・まだにきまってるだろ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます