第3話 魔法?
「ビムガ〜 このキラキラしたのって何?」
「キラキラ? もしかして・・・ マリ、そのキラキラは俺の周りに集中してないか?」
ビムガの周り? 昨日はたくさんキラキラしてたけど・・
あ、良く見るとキラキラしてる。なんでだろう。昨日は良く見えてたのに。
「ビムガの胸の周りがいっぱいキラキラしてるよ。」
「そうか・・ マリ、今日はちょっとお出かけしよう。」
「マリちょっと眠たいんだけどな。」
「屋台で美味しいもの食べる予定だったんだけどな」
「そこまで言うなら」
マリは眠たかったんだけどビムガがどうしてもって言うからついてきた。
良い天気だな。お日様って暖かいや。にしてもビムってこんなにおっきかったっけ?
マリ、ビムガの膝くらいしかないや。 あ、あのお肉美味しそう。
お家をでて結構歩いたけどこの街は丸みたいな形をしてて、それが何個か重なってるみたい。坂を下って大きな門を一つくぐっったところにでた。
うわぁ。あのトカゲみたいな人強そう。
「ビムス、あのトカゲのおじちゃんって強いの?」
「トカゲのおじちゃん? あぁ、ギルだな。 おい! ギル!」
え? こっちきた・・ あれ、思ってたよりもおっきい。
銀色でかっこいいなあ。 しっぽも私くらい太い。
「ビムス! お前娘・・ その目、そうかその子が例の子か」
例の子・・? 目?
「おお、怖がらせてしまったようだな。すまないお嬢ちゃん。 私はギル、冒険者だ。ビムスとは、駆け出しのころからの友達だ。」
「駆け出し? ビムスもちっちゃかったの? 」
「ワハハ! そうだな。ビムスも出会った頃は嬢ちゃんよりも頭一つ分大きいくらいだったな」
ビムスもマリと同じくらいだったの?? 全然イメージわかない・・
「ギル、お嬢ちゃんじゃない。 その子の名前はマリだ。」
「おお、これは失礼。マリだな。よし、これからよろしく頼むぞ。」
よろしく頼む? どういうことだろう。何をたのまれたのかな。
これから? あ、友達になって欲しいのか。
「うん。マリもよろしくね、ギルおじちゃん。」
ギルおじちゃんにビムスの昔の話を聞きながら歩いてた。ビムス昔はご飯を食べすぎてお金が無くなってしまうことが何回もあったらしい。そっか、大人の人は良く食べるなとはおもったけどビムスがいっぱい食べるだけだったんだ。おかしいと思った。
おっきいお鍋いっぱいのお米が一回でなくなっちゃうんだもん。おかしいよね。
「恥ずかしいからやめてくれギル。着いたぞ。」
「まぁそのおかげでたまに美味しいご飯をたべさせてもらえてるしな。やめてやろう。」
「ビムス、ここ何?」
「これが俺の仕事場の冒険者ギルドだ。ここにお仕事に行ってるんだよ。」
冒険者ギルド・・ 聞いたことある。おっきいな。白の壁に緑の瓦?でできてるしキラキラがあつまってる。
「今日はここで魔法適性を図るんだ。」
「魔法適性!」
魔法! 私も使えるようになるのかな! かっこいいな。空飛べるかな。
「空飛べる?」
「そこ?」
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