第16話 マルクス主義者の心理
マルクス主義に関連する事柄を調べていますと、客観的な評価を探すのが非常に難しいことを知りました。学者には左翼思想の方が多く、マルクス主義を明確に擁護していないとしても、マルクス主義に批判的な記事を探すのに苦労しました。しかし、労働価値説の間違いにしても早い時期から批判されています。
オーストリアの経済学者、ベームバベルクは1896年に出版した著書『マルクス体系の終結』で「マルクスの第3巻は、その第1巻を否認している」と指摘し、マルクスは解決でなくごまかしを示したという他の経済学者の厳しい意見に同意しています。
検索されるならば、直ぐに分かると思いますが、「マルクス体系の終結」に反論している学者もいるようです。一応は、マルクス主義がどのような理由から多くの人を魅了するのかを知りたいのですが、マルクス主義者の論文の類を読んでいますと、内容が頭に入らないだけでなく、頭が痛くなることから長時間は読めません。良くて5分が限界となります。そのため、何をどう考えて、労働価値説や余剰価値を正しいと考えているのか分からないでいます。
一般の人間が左翼思想の掲げる理想に共感して左翼活動に参加されるのは分かりますが、高い教養を身につけているはずの人間が、マルクス主義を正しいと考えることの理由を、これ以上考察しても時間の無駄ではないかと思うようになりました。勿論、前回のまでの考察の結論である巨大な負の想念の影響は無視できませんが、現世を生きる人間にも何らかの理由はあるはずです。
そこでマルクス主義者の心理をトランプで占ってみました。この世の中にマルクス主義者は膨大な人数であることから一つの集合念を前提にして占っています。勿論、占いですので何の根拠もない話であり、検証することもできないことです。
今回の占いは自己分析に使用する心理学モデルの一つである「ジョハリの窓」を応用した占いであり、対象となる人物の心理状態を鑑定する際に利用しています。
●自分も他人も知っている自分の性質
ダイヤ4 極めて小市民的な暗示・人並みに手にしたい欲望
ハートK 力強い愛情・善良な男性・やや感情的なタイプ・せっかち
ハート5 人間関係の問題解決・意志薄弱、現実逃避にて起きる不運
最初の「ダイヤ4」は平凡な市民を表し、次の「ハートK」は善良ではありますが感情的な人物を表します。最後の「ハート5」の本来の意味は希望を表しますが、通常は意志薄弱や現実逃避にて起きる不運を表します。
まとめますと、マルクス主義に傾倒する人は、特別な人ではなく、一般的な人でありますが、希望を求める「ハート5」がありますので、何らかの問題意識を持っていると思われます。
●他人は知らないが自分は知っている性質
ハート6 人に騙されやすい・よき時代への郷愁
クラブA 財政と名声・精神の高揚・実行力
ハート2 純粋な心・求め合う心
最初の「ハート6」は幼さを表すカードであり、次の「クラブA」は強い意志を表します。最後の「ハート2」は魂の結びつきを表し、一般的には恋愛感情を表します。
まとめますと、強い意志を持ち、マルクス主義に強く傾倒している気持ちは純粋であると思われますが、「ハート6」があることから深く物事を考える力は欠落しているのではないかと思われます。
●自分は気付いていないが他人は知っている性質
スペード5 摩擦・誤解・不愉快
スペードQ 無節操な裏切り・心変わりが激しい・社交的・優柔不断
スペード7 失意・失望・悲嘆
最初の「スペード5」は周囲との摩擦を表し、次の「スペードQ」は他人に対する批判と心変わりを表します。最後の「スペード7」は計画の挫折であり、失意を表しています。
まとめますと周囲の人間に対して批判的な言動が多いことから周囲の人間との摩擦を起こす問題児であり、顰蹙(ひんしゅく)を買っていることを表していると思われます。
●自分も他人も知らない性質
クラブ8 金銭・財産に対する執着・迅速に対応できない
スペード4 不調・孤独・嫉妬・憎悪・ノイローゼ・心の病気
スペードK 野心家・嫉妬・陰険・論理的な思考・強固な信念
「クラブ8」は、金銭・財産に対する執着を表し「スペード4」は孤立や心の病気を表し、「スペードK」は野心家や嫉妬などを表す場合と論理的な思考を表す場合もあります。
通常は「自分も他人も知らない性質」のカードは、誰も知らない性質を表しますが、心霊世界の影響を調べることが可能となります。そのため、これらのカードを心霊世界の影響として解釈します。
最初の「クラブ8」は、金銭・財産に対する執着を表していますので、生前に貧困や生活苦に苦しんだ人々の資産や金銭に対する強い執着の意識と解釈できます。次の「スペード4」は孤独や嫉妬、憎悪などの不安感や怒りの負の想念を表すだけでなく、ノイローゼや心の病気などを表すことから絶望感や閉塞感を表していると思われます。そして最後の「スペードK」は野心家や嫉妬を表しているだけでなく、強固な信念を表しますので魔物と解釈できます。
全体のまとめ
この鑑定から見えてくる人物像を書きますと、マルクス主義に傾倒する人は、一般的な人であり、社会問題に関心を持っている程度の人物に見えますが、内心はマルクス主義に強く傾倒しています。悪い人物ではないとしても深い思慮に欠けます。しかし、周囲の人間に対しては批判的であることから社会からは孤立しやすいと思われます。そして不成仏霊の影響を強く受けている可能性が高いと思われます。
尚、あまり知られていないと思いますが、霊障の症状に思考力の低下と怒りの増大がありますので、マルクス主義に傾倒するならば、深刻な霊障となる可能性が高くなると思われます。
占ってみたところ、面白い結果になったと言うのが印象です。この占いの結果を信用されるか、それとも笑い飛ばすかは、読者の判断にお任せしますが、個人的には納得しています。これならば、高い知性の持ち主であっても魔物に翻弄されるのではないかと思われます。但し、占いですので、何の説得力のない話とお考え下さい。
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