猫波
皆さんは、
いえ、猫派ではなく。
猫の波と書いて、猫波です。
ご存じないですか。
超音波はご存じですね。
人には感知できない周波数の音波です。
コウモリやイルカは、超音波を発し、障害物や生き物に反射して返ってきたそれを感知することで、距離や動きなどを知ることができます。
さらにイルカの場合、超音波をコミュニケーションにも使うと言われていますね。
猫波というのは、これの猫版です。
飼い猫はだいたい、曲がり角の向こう側を探ったり、通り抜けできる隙間を探すために、猫波を使います。
猫波が通れる程度の隙間があれば、たいてい、猫の体も通れるということ(諸説あり)。
反射してきた猫波は、額の辺りで感知するそうです。
しかし、なぜ猫にだけ、超音波と別に猫波という名称があるのか。
それは、猫波が超音波のみでなく、念波を含んでいると考えられるからです。
が、この点についてはまだ研究が進んでいないので、進展を待ちましょう。
話は変わりますが、長年謎とされてきた、「何もない空間や壁をじっと見つめて動かなくなる」という猫の行動も、猫波で説明ができます。
そのようなとき、猫はきっと、猫波で室内から外の様子を探ったり、他の猫と秘密の交信をしたりしているのです。
まあ、そうではなく、幽霊を見つめているときもあるかもしれませんが。
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