第5話

中2の夏休みに、イレーヌちゃんはパリから沖縄に遊びに来た。

「あやめちゃん、久しぶり~!4年半ぶりくらいだね~!めっちゃ会いたかったよ~」

イレーヌちゃんにとっては、初めての日本だったから、沖縄に来て、めっちゃ感動していた。

イレーヌちゃんと西表島に行った。

ボクは女の子みたいな体なので、女子用の水着を着て泳いだ。

イレーヌちゃんの水着姿も可愛い。


ホテルで、本土から西表島に遊びに来ていた女子高生4人組と仲良くなった。

女子高生の部屋に呼ばれて遊びに行った。

みんな、イレーヌちゃんとボクは、女の子どうしの友達だと思っていたから、そのままにしておいた。

「2人は、どこから来たの~?」

って女子高生に聞かれた。

「ボクは那覇だよ~」

「イレーヌはパリからだよ~」

って答えた。

「あれ~?ボクって...女の子だよね~?」

って女子高生に聞かれて、あわてて

「えっ?あっ...うんっ...そうだよ~」

って答えてる間に、イレーヌちゃんのほうをみんな気になりだした。

「パリから来たの~?可愛い~」

「フランス人なの~?」

って聞いてた。

「フランスと日本のハーフだよ~」


それから、女子高生の部屋で、スイカをもらって食べた。

「2人は友達なの~?」

「パリの小学校の時から友達だよ」

「きゃあああ、パリの小学校って可愛い~」


「お姉さんたちは、どこから来たの~?」

って聞いてみた。

「大阪だよ~」

「え~!ボクの...あやめのママも大阪の人だよ~。お姉さんたちと雰囲気似てるよ~」


イレーヌちゃんもボクも、女子高生のお姉さんたちも、みんな水着姿だったから、いちばん可愛い水着は誰の水着か、投票で決めよう!ってことになった。

ボクの水着に3票入ってトップになった。


それから、みんなで、ホテルのプールに泳ぎに行った。

1人のお姉さんのビキニのブラのひも、泳いでて、ほどけてきて、ボクに

「ちょっと結んで~」

って言われて、結んであげてたら、ちょっとドキドキ興奮してきてしまった。

可愛いお姉さんのおっぱいチラッと見えた。

お姉さんは、そんなボクを見て笑ってた。


お姉さんたちの部屋に戻ったら、お姉さんたち、水着を脱いで裸になって着替えはじめた。

きゃあああ、お姉さんみんな裸になっちゃったよお~って思いながら、見てないふりをして、お姉さんたちの可愛い裸をチラチラ見てしまった。


それから、みんなで大浴場にいって、いっしょにお風呂に入った。ボクもササッと水着を脱いで、お風呂にササッと入った。

女子高生のお姉さんたちと、お風呂の中で色々話をした。

「2人は何部なの~?」

「あやめは美術部で絵を描いてるよ~」

「イレーヌも、パリの中学で美術部だよ~」

「え~!うちらもだよ~」

女子高生のお姉さんも、みんな高校で美術部だった。


お姉さんたちの部屋で、今日、出会った記念に、みんなでおたがいの水着姿を絵に描いた。


夜空の星、めっちゃきれいだった。

お姉さんたちも

「うわ~、めっちゃきれいや~!」

「天の川まで、はっきり見える~!」

「天の川って、あんなんやったんやなあ~」

「星、めちゃめちゃ多いなあ~」

って、みんな、西表島の星に感動していた。

ボクもイレーヌちゃんといっしょに

「きれいな凄い星だね~」

って言いながら、夜空を見上げてた。

「黒画用紙に塩をばらまいたみたいだなあ~」

って言ったら、

「ほんと、それな~」

って、イレーヌちゃんも笑ってた。


「みんなでいっしょに寝よう~」

ってお姉さんに言われて、お姉さんたちの部屋で、いっしょに寝た。

ビキニのブラのひもの、ほどけたお姉さんに、ギュッて優しく抱きしめられてしまった。お姉さんにチュッて、されてしまった。

お姉さんと寝ながら、

「可愛くて、えっちな下着を集めてる」

って話をしたら、お姉さん愛用の下着、ブラとショーツをボクにプレゼントしてくれた。

「あやめちゃんにあげるから、ぜったい使ってね~」

って言ってくれた。


夏休みの終わりに、イレーヌちゃんはパリに帰って行った。中2の夏に、2人は結婚の約束をした。


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