第7話 本格的な活動の始まり

 今日からは水泳部で本格的に泳ぐ日になった。それは僕にとっても水泳部のほかの人にとってもうれしいことだ。

 僕は授業が終わるとすぐにプールへ向かった。

 プールに着くと誰もいなかった。

少し経つと茜先輩がプールに来られた。

「千尋君、もしかしたら今日からのメニュー大変かもしれないけど、無理しないでね」

「はい」

「先に男子更衣室の方の鍵開けてきてね」

茜先輩はそう言って僕にプールのカギを僕に渡した。

 僕は男子更衣室のプールのカギを開けて茜先輩にカギを返した。

 僕は男子更衣室の中で一人で水着に着替えていた。

プールに出て僕は今日使うビート板を合わせて9枚置いた。

 ビート板などを置き終わるとちょうど茜先輩が出てきた。

「千尋君、ビート板おいてくれてありがとう」

「どういたしまして」

「今日のメニューはこんな感じだけどできそう?」

僕はそのメニューを見て少し厳しそうに感じた。

「少し厳しいと思います」

「それならまずはできるだけやってみよう」

「はい」

 僕たちは準備体操をして、シャワーを浴びてからプールに入水した。当然ながらこの時期のプールはとても寒かった。

 近くにある温時計を見てみると18度を指していた。

 しかし、僕たちは茜先輩が見せてきたメニューを頑張ってこなした。僕はそのメニューを少し遅れながらも無事に終わらせることができた。

「千尋君、今日全部泳げたじゃん。この調子で明日からも頑張ろう」

「はい」

そうして今日の活動は終わった。

 翌日も僕にとってはかなり大変なメニューをこなした。

 その日の練習を終えると茜先輩に声をかけられた。

「千尋君、練習大変だと思う?」

「正直僕にとっては大変です」

「私もこの水泳部に入ったころは練習大変だったよ。でも、今は慣れてきたから大変だけど頑張れるよ」

「僕も茜先輩のように練習頑張ります」

「千尋君ならきっとできると思うよ」

「ありがとうございます」

そうして僕たちは自転車置き場まで行ってそこで別れた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る