第13話 ソロでダンジョンに挑戦する為に・・・
リクを見送ったソラはその足で孤児院に向かった。孤児院に入るとウミの所に行きウミにリクの事を話した。
「ウミ。僕が足手まといなばっかりにリクが帝国に行っちゃったよ。リクがいなくて僕1人でダンジョン攻略できるかな?」
ウミからの返事はない・・・
「リクは神様から加護をもらってすごく強くなってた。きっと帝国で高難度ダンジョンもすぐに攻略すると思う。魔物もたくさん倒すだろうからナンデモナオールだってすぐに入手してくると思う。」
ウミからの返事はない・・・
「でも・・・僕だって頑張るから。ウミの呪いを解く為にいっぱい魔物を倒してナンデモナオールを見つけるから。それまで・・・それまで待っててね!!」
ウミからの返事はない・・・
ウミに思ってる事を伝えたソラはギルドへ行かずに宿屋に戻ってきた。
「これから1人でダンジョンに行かないといけないんだ。もうリクはいない。助けてくれない。1人でもやれるように色々調べないと。一日も無駄にはできないから早くダンジョンに行きたいけど、焦ったら元も子もないし、先にスキルポイントを割り振ろう。」
ソラはステータスを見ながら残りのスキルポイントを何に振るか考えていた。
「う~ん。能力値は多分他の人よりもだいぶ高いよな。普通は平均して10ずつ上がるって言ってたからそれと比べたら僕は15~20ぐらい上がってる。『Fのダンジョン』はだいたい30レベルで能力値が300ぐらいあれば攻略できるって言ってたからとりあえずは今までと同じように毎日ダンジョンに行ってレベル上げだ。」
デスティの加護によってソラのステータスは1レベル上がるごとに他の人の倍、上昇している。レベルが20にもなれば『Fのダンジョン』は攻略できるだろう。だが、一般的な『Fのダンジョン』の攻略目安はレベル30のパーティによるものだ。
一般的に3人~5人のパーティでダンジョンを攻略する者が多い中、ソラはソロでダンジョンを攻略しようとしていた。
「ソロでするならスキルをしっかり振らないとあぶないよな。魔法をメインにはするけどある程度は接近戦もできないと魔力が無くなった時が心配だ。そう考えると剣術とか身体強化のスキルを取った方がいいのかな・・・回復魔法もレベルを上げた方が良い気がする・・・」
剣術スキルは
レベル1・・・剣の扱いがうまくなる。
レベル2・・・剣の扱いがもっとうまくなる。
レベル3・・・剣の扱いがもっともっとうまくなる。
レベル4・・・剣の扱いがもっともっとうまくなる。
レベル5・・・剣豪と名乗れるレベルの剣術使いになる。
レベル6・・・剣豪の中でも上位に位置するレベル
レベル7・・・剣豪の中でもトップクラスの剣術を使える。
レベル8・・・世界有数の剣術は剣聖と呼ばれるだろう。
レベル9・・・世界トップレベルの剣術は剣王と呼ばれるだろう
レベル10・・・神レベルの剣術は剣神と呼ばれるだろう
身体強化スキルは
レベル1・・・体力、力、忍耐、敏捷が1割上昇する。
レベル2・・・体力、力、忍耐、敏捷が2割上昇する。
レベル3・・・体力、力、忍耐、敏捷が3割上昇する。
レベル4・・・体力、力、忍耐、敏捷が4割上昇する。
レベル5・・・体力、力、忍耐、敏捷が5割上昇する。
レベル6・・・体力、力、忍耐、敏捷が6割上昇する。
レベル7・・・体力、力、忍耐、敏捷が7割上昇する。
レベル8・・・体力、力、忍耐、敏捷が8割上昇する。
レベル9・・・体力、力、忍耐、敏捷が9割上昇する。
レベル10・・・体力、力、忍耐、敏捷が10割上昇する。
(鑑定のレベルも捨てがたいよな~。でも魔物の能力を見る為にはレベル4にしないと意味無いし、4にする為にはスキルポイントが9もいる。それを考えるともったいないよな~。)
リクに頼らず1人でダンジョンを攻略する為に、ソラはスキルポイントの使い道を考えた。
考えて
考えて
考えて
考えて
「決めた。剣術と身体強化をレベル2までとろう。剣で魔物を倒せたら魔力の節約になるし。どっちもレベル2にしてもスキルポイントは6で済むから残りはまだ8もある。あとは鑑定と回復魔法をレベル2にして、魔力最大値上昇をレベル3にしよう。」
ソラは決めたスキルを振り分けていった。
名前 :ソラ
職業 :魔法使い
レベル:10
称号:運命の女神デスティの加護
体力:150
魔力:210
力 :100
忍耐:140
敏捷:100
知力:200
運 :100
スキル:火魔法LV3・アイテムボックスLV2・鑑定LV2・回復魔法LV2
魔力回復速度上昇LV2・魔力最大値上昇LV3
剣術LV2・身体強化LV2
スキルポイント:1
「よし!とりあえずこれで今日はダンジョンに挑戦してみよう。今日は攻略せずに10階層で感じを掴む事にしよう。危なくなっても10階層に居ればすぐに転移水晶で戻る事ができるし。」
ソラはスキルを振ったので、ダンジョンに向かう事にした。ダンジョンに向かう途中で剣術スキルを取った事を思い出し、急いで武器屋で剣を購入した。
初心者用の鉄の剣だ。
「剣の練習もしないとね。今はまだ鉄の剣だけど慣れてきたらもっと上級の剣を使いたいな。ってもしかしたらダンジョンで剣がドロップする可能性もあるよな。」
ソラは剣を腰にさして、『Fのダンジョン』に向かうのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます