ダンジョンが村に潤いを与えるという納得しやすい理由とそれをメンテする職人。とても分かりやすい組み合わせでした!
まさかのモンスターも困惑するダメージ床、という素敵トラップを活用したとてもコミカルな物語。
ダンジョンのトラップは様々、この短編ではその中の一つに絞って依頼をこなす形式のため、混乱することもありません。
また、職人的な話のスパイスとして主人公が単純に労働するわけではない理由も用意されているため、職人気質なお硬い雰囲気は一切なし。
かつ、主人公の漢気と俗っぽさの描写が上手く、物語の空気をとても和みやすいものに変えています。
エルフの女も序盤は分かりやすい悪女なわけですが、物語が進むにつれて・・・
主人公が絡むことでシリアス調な場面でもコメディ感が加味されて絶妙な塩梅なとても読み応えのある物語でした!
縁の下の力持ち的な物語みなさんも職人さんの苦労を知るには良い機会だと思います!