登場銃器紹介 SMG/PCC/PDW編
ちょー簡単で雑な銃紹介です。
あくまで紹介であって解説ではありませんので、ご了承ください。
気になったものは検索してください。
また、この章は横組みで閲覧することをおすすめします。
◆SMG/PCC/PDW
SMGはサブマシンガンのこと。
小型の機関銃のことです。基本的には、拳銃弾をフルオート射撃可能な小火器のことを指します。
銃床のないものはマシンピストルと呼んで区別することもあるようですが、防衛省規格では「拳銃弾を連続射撃する銃。半自動及び全自動の切り換えが可能なものが多い」と定義されており、銃床の有無は要素として重要視されていなかったりします。また、ドイツをはじめそれなりに多くの国では「マシンピストル」に類する表現がサブマシンガンを指す言葉として使われているほか、そもそも機関銃や自動小銃と単語の上では区別しない場合も見られます。英国では、第二次大戦までは「マシンカービン」という名称を使っていました。
「サブマシンガン」という語は、もともとはトンプソン・サブマシンガンの製品名で、このとき作られた造語であるとされています。
PCCはピストルキャリバーカービンのことで、主に民間用銃器に対して使われている言葉。おおよそ、フルオート機能の排されたサブマシンガンや9mmARなどの拳銃弾仕様の長物のことを指します。――が、わりとふわふわした概念。
日本語版、英語版のウィキペディアでは、レバーアクションやデ・リーズルカービンなどの長物と拳銃で弾薬や弾倉を共有できるものもピストルキャリバーカービンとしています。また、銃床などを装備した拳銃も同種のものとして扱っています。
言葉自体は古くからあるようですが、広く使われるようになったのは比較的最近のようです。
最近使われるPCCの用法はアメリカの法規制に関連した民間銃の区分のようで、日本人からすると実態の掴めない銃用語になっている気もします。
PDWはパーソナルディフェンスウェポン / 個人防衛火器のことです。
もともとは特定機種の名称でしたが、いまでは銃種の一区分として扱われています。大雑把な概念としては、軍において後方部隊用の小型軽量・高火力の銃器のことを指します。小銃よりも小型で持ち運びやすく、サブマシンガンや拳銃のように軽量で扱いやすく、また同格の相手と戦える射程と火力を持つ新型弾薬を使う銃器ともいえます。
あくまで20世紀の思想で考えられた武器であるといえます。
現在では、法執行機関や特殊部隊で、近距離戦闘での“攻撃”用の武器として扱われることが多くなっています。
また小型化した自動ライフルなどをPDWと称して販売することも多くなっています。
――
・MDP‐9
パトリシアや彩乃が使用。
Angstadt Arms社のローラー遅延式を作動方式に採用したARスタイルのピストルキャリバーカービン。使用弾薬は9×19mm、グロックタイプのマガジンを使用する設計で、装弾数はマガジンに依存。作中ではMagpul製の27発マガジンを使っています。
レシーバー後端が1913レールになっており、対応したストックやアダプターを使用することができます。
劇中のものは、ストックをSIG Minimalist Miniに換装、SIG ROMEO4レッドドットサイトとGEMTECH LUNAR9サプレッサーが取り付けられています。
装填されていた弾は135グレインの銅製ホローポイント。
・GHM9
エピソード「ボーダーライン」以降、パトリシアがメインで使っている武器。
スイスBrügger&Thomet社のPCC(ピストルキャリバーカービン)の9×19mm仕様バージョン。装弾数は30発。
B&T社の製品の中では比較的安価なラインの製品。
同社のフラッグシップとも呼べるAPCとロアレシーバーに互換性があり、レシーバーを交換することで専用弾倉だけでなくグロックやSIG P320の弾倉にも対応することができます。液圧バッファーが組み込まれており、このシステムにより反動を減らし操作性が向上される、という触れ込み。
ちなみにGHMはGrasshopper Mouseというネズミにちなんでつけられた名前。このネズミはサソリの毒が効かず、サソリを食べることで有名です。堂々と公言されてはいませんが、CZ社のScorpion EVO3をセールス上の競合として意識したネーミングであると思われます。
作中のものはHuxWrx / OSS製サプレッサーやSIGのレッドドットサイト、9時の位置にリモートスイッチ付のSUREFIRE X300Uなどが取り付けられています。
135グレインの亜音速SCHP弾をメインに使っています。
初期設定では、この銃ではなくScorpion EVO3がパトリシアの武器になる予定でしたが、メインとサブが同じメーカーはちょっと趣味ではないので外しました。あとは金髪の身長150センチ後半の細身の少女が持つ銃として、スコーピオンだと大仰すぎると思ったのも理由。PCC / SMGには見た目のシュッとした感じが欲しかったり。
・KRISS Vector
アメリカのKRISS USA社のサブマシンガン。
独特な軸外ブローバック機構が特徴的。このスーパーVと呼ばれる反動吸収機構と、銃身が低位置にあることで反動が抑制されるとされています。
専用のマガジンの他、グロックの弾倉を使うことができます。
はじめは.45ACPのみが使用弾薬でしたが、後のモデルでは9mmや10mmなどのモデルも追加されました。
エピソード「カナリアロスト」でハンターが使用。
.45ACPモデルで、30発弾倉、ホログラフィックサイト、サプレッサーを装着。
・MP5K
言わずと知れた短機関銃MP5のコンパクトモデル。
エピソード「カナリアロスト」でハンター配下の戦闘員が使用。
MP5K‐PDWにトップレールを取り付けた物。EotechのホログラフィックサイトまたはSIG ROMEO、OMEGA9Kサプレッサーを装着。30発弾倉を使用。
エピソード「極夜」でも、テロリストがMP5Kのほか、MP5A3やA4を使用。
ちなみにすべてがHK社のものではなく、パキスタンやトルコ製の個体も混ざっています。
・KP‐9
カラシニコフUSAのPCC。
PP‐19‐01のクローン。使用弾薬は9×19mm、装弾数は30発。
KGロジスティクス社の事実上の正式装備。
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