第7話

 急に声かけられ、驚いた私の心臓。

 声のする方を見て

 さらに、急停止。

 の、一歩手前。

 の、私のハート。


 私の口、パクパク。

 見たこともないスーパーイケメン。

 私にひざまずく、スーパーイケメン。


 私、視覚からの外的刺激により、一時的にホメオスタシス壊れる。

 私の中の内分泌、身勝手なふるまい。

 これは、

 これは…。

 文献だけでしか、見つけられなかった…、

 簡潔な言葉で…、


 一目惚れ。


 染まる私の頬。

 アルコールが残っているの?


 ご主人様?

 私が?

 何の?


「私はあなたに、琥珀の牢獄から救い出していただきました」


 琥珀?


「ジュラ紀のものよ。あの時代にあなたの様な人間はいないわ」


 私は、理系女子。

 専門分野は、イケメンでも譲れず。


「私は、人間では、ありません。ジュラ紀の吸血生物です。昨夜あなたの血により、新しい肉体を頂きました。過去の記憶が、まだ曖昧ですが、今よりあなたのシモベです」


 吸血生物?

 ドラキュラさんということかしら?

 あのお話に、

 そんな設定あったかしら?

 今度、映画を、観なおしてみましょう。


 私の

 曖昧な記憶を持つ

 琥珀の牢獄に閉じ込められていたイケメンの

 ロプロス?

 ポセイドン?

 ロデムでしょうか?

 バ○○2世。

 理系女子の心くすぐるアニメの、彼とコンピューター。


「シモベのイケメンさん。私に何をしてくれるの?」


「ご主人様の望まれる事を」


          \(^o^)/ヤッター!

 

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