『勇者の魔石』を求めて……と言う大きな目標はありますが、何よりゆっくりゆっくり流れていく毎日が素晴らしいです。一生懸命な弟子も、伝令の駆け出し冒険者も、それを見守る大人達も、非常に生き生き見えてきます。何気ない毎日の風景がキレイで、酒場のバカ騒ぎも、風呂上がりの風景も、当たり前にほっこり見守れるのがすごく楽しい。勘違い、と言うか想像で盛り上がれる女性陣もいいですよね。盛り上がりすぎない……と言うとおかしいですが、心穏やかに読める良作です。応援させてください。