その男を殺すのは私です!!

彼はとてもハンサムでした。

それから私たちは並んで歩き始めました......私は再び前を向いて言いました......

『ああ、これがkでなければ』とね。

彼は「俺でなくても良かったのか?」と聞いたので、私が答えると、

「いやいいんですよ。あなたがいいのよ」

(「だから今のままでいいんですってー!(大汗)」)

彼は私の肩に手を置いてこう言いました。

「お前は今のままでいいんだよ......俺はわかってるんだ。本当はお前がどんな人間なのかって事くらい。お前自身が気付かないうちにお前の魂の中にいろんなものが出来てるってことくらいな。それはお前自身じゃない......お前に宿ったものだ......わかるだろ?

自分が今まで何を見て生きてきたのかを。何を考え、どう感じて生きて来たのかということを。人はそれを記憶と呼ぶ。記憶があるからこそ、人は物事について考えることができるのである。つまり記憶がない人間は何も考えられないということになるが、そんなことはない。仮に記憶がないという状態であっても自分の過去については知ることができる。記憶を無くしたとしても、自分の行動規範となるものはどこかに必ず残っているはずである。記憶を失ったとしても自分がどのように生き、どのような人生を送ってきたのかを知ることができればそれでいいのである。記憶がなくても生きることは出来るということだ。」

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