第61話 三人称と遺伝子や細胞の記憶の話
困った。
小説「異世界召喚に失敗!? クソ雑魚な俺が世界最強を偽る!?」を書いていて思ったのですが、その場面を冷静に描写すると、主人公が冷静みたいに見えるのです。一人称視点だから、冷静に描写しようとすると、主人公が冷静みたいに映るのです。実際はけっこう狂い始めるシーンなのですが……。
いや、私の力量不足なところもあるのでしょう。
きっと書き方はいくらでもあるはず。
例えば、三人称視点を混ぜるとか。
むむむ。でも今更訂正すると、それはそれでキャラが崩壊しそうなので、とりあえずこのままにしておきます。
でもそっか。そういう風に映るのですね。勉強になりました。
そういえば、この前に遺伝子や細胞における記憶の話をしました。
そこで疑問があったらしく、まとめてみます。
フグを食べる魚とフグを食べない魚で、生き残った魚が遺伝子を残せたため、その子孫がフグを食べない。遺伝子レベルでの記憶が可能だ。
というお話です。
そこで漁港でネコがフグを食べない理由。それからPSでカモメがフグを食べない理由も知りたいとのこと。カモメは魚を投げつけると食べ始めるけど、フグだけは食べないとのこと。
これ、恐らくですが、フグを食べたカモメやネコが死んでしまい、そうでないのが生き残ったのが子孫を残しているのだとは思います。上記と同じ理由ですね。
でも、これで納得できないらしい。
ネコにもカモメにも、実は魚にも匂いを感じる鼻があります。
鮭などは匂いで故郷の川に戻ってくるのです。
だから匂いで危険物質を感じ取っている可能性もあります。
が、それだとカモメが近寄らない理由にならない。
そうなると一度少量を口にして体調を崩したので食べなくなったというのも可能性としてあります。
あとは見た目で判断している可能性があります。
人間も見た目で食べ物を判断しています。例えば赤いキノコを見て食べる勇気が湧きますか? たぶん、大抵の人は食べたくないと思います。
食べられるキノコもあるけど、ほとんどの人は毒キノコの可能性を考えると思います。
同じようにカモメやネコも食べられそうな魚とそうでない魚を見分けている可能性があります。
人間はムカデを食べようとは思わないし、触ろうとする気すら起きない。
これが一番しっくりくる応えだと思います。
この判断は遺伝子や細胞の記憶なのか、それとも、子どもの頃の学習なのかは分かりませんが、この辺りも詰めて考えていくと面白いですよね。
赤ちゃんや子どもの頃にいろんなものを口にして食べる、食べられないを学んだり、段差などの危険なところを学んだりしますが、それは遺伝子に記憶されないのですよね。
記憶ってどこからどこまでするのか、なぜ危険なこともあるのに、それを記憶しないのか。
そういったことも含め、記憶というものは不思議です。
興味深い疑問であって面白かったです。が、答えになっているのかは分からないので、納得してくれるかどうかは……。
とりあえず、私もまだまだ勉強しないといけないですね。
頑張ります。
ではでは。
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