悪夢 酒瓶
仲仁へび(旧:離久)
第1話
ひどい夢だった。
彼女が殺されてしまう夢。
俺には付き合ってる彼女がいるんだけど、ついさっきその彼女が殺されてしまう夢を見たんだ。
彼女の美しい顔が、頭から無残に破壊されて、血しぶきが飛び散る。
いつもにこやかだった表情は、驚きと恐怖にいろどられていた。
そんな、妙にリアリティのある夢だったな。
夢じゃなかったら、発狂していたかもしれない。
でも、俺は今まで眠っていたんだから、あれは紛れもない夢のはず。
なあ、そうだろ?
俺は近くにあった酒瓶の、その表面に映った自分にといかけた。
この瓶のラベル、こんなに赤かっただろうか。
なんでかひどく頭が痛くて吐き気がする。
悪夢 酒瓶 仲仁へび(旧:離久) @howaito3032
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます