第15話 同人作家になるんだ
「いやー。やっぱり同人誌ショップは神だ!取り逃がした同人が買えるのは最高だぜ」
「うん!わたしも欲しい本を手に入れたよ」
「それはよかったわね、二人共」
クラウスとサボテンは堂々と店内の席で同人を開き、読み出す。
エロ本もあるため、亮は少し恥ずかしくソワソワする。
彼らを注意すべきか、あるいはこのまま無視した方がいいのか、よくわからなかった。
そんな女々しい様子が咲良先輩にばれたのか、彼女は無関心にフォークでパスタをぐるぐると回すと共に亮に気にしないように伝える。
ここは秋葉原の一角にあるファミレス。満員ではないが、ほぼ混んでいる状態。
そんな状態で、堂々とエロ本を開くのは、気が引ける亮であった。
「大丈夫よ。どうせ、みんなも自分の趣味で夢中だから、わたしたちのことを気にしていないわ」
「そうですよ」
咲良先輩とサボテンの声で思わず左右を見回す。
自分たちと同じ客が机になにかを広げているのを目にした。
秋葉原に配置されているためか、周りの客もクラウスのように堂々と同人を読んでいる。あるいは何かしらカードゲームをプレイしているものもいれば、携帯でゲームをしているものもいた。
どうやら、このファミレスはオタクたちの休憩所。買い物に終わったものがここへと休憩を求める場所だ。砂漠でいうオアシス。
亮がそう考えていると、突然、クラウスは重い言葉を吐き出す。
「それより、次のイベントのための会議を開催しないとな」
「……次のイベントですか?」
「ああ。これも中々油断にならないイベントだ。俺たち『エターナル』の存亡がかかっているのだ!」
クラウスは同人誌をしまうと、眼差しを変える。
誰もが見てもすぐにわかる、本気モードに変えた。
しかし、クラウスの対面に座っている咲良先輩は、興味を持たなかった。彼女はタバスコで真っ赤になった、明太子パスタを食事していた。
(……先輩の皿、真っ赤だ。辛そう)
などと、亮は一人で焦っていると、咲良先輩はなんともない様子でパスタを口に入る。完全にマイペースで食事をしていた。
……サークル副代表だから、ちょっと気にしようよ。
「次のイベント、6月初旬に開催されるイベントだ。つまり、あと二週間だ。そいつもかなりヤバイ。なにせ、俺たちは二つのイベントを同時に参加することになった」
「え!?同時ですか?」
「ああ。『トラ祭り』と『コミ2』だ。どちらも大規模なイベントが同じ時間に開催される。もう少し掘り下げて説明すると、トラ祭りは同人ショップ、『トラ』が主体で開催されるイベント。開催する者は同人ショップから委託料を安くしてもらえるから選んだ。利益あげるにはもって来い、なイベントだ。しかし、オタクが集まる場所は歴史ある『コミ2』だ。そのイベントは毎々と開催されていて、『神絵師』が集う場所だ。売り上げ数については『コミ2』の方が上になる」
クラウスの説明に亮はコクコクと頷くと、ある疑問を抱く。
……なぜ、その二つのイベントに参加しなければいけないのか?
亮は思いのまま口にする。
「クラウスさん、一つ確認したいのですけど」
「おお!何なりと質問をしたまえ」
「この同人即売会の情報って、申し込む前から知っているよね」
「それは当たり前だ。知っていたとも!この同人即売会が同時に開催する」
わはは!とクラウスは大きな声で笑う。
隣に居るサボテンは赤面を作りながら、パフェ用のスプーンでクラウスを叩く。
「お兄ちゃん!なんで、そんなことをするのよ!わたしたちの負担を増やさないでよ!分身なんてできないわよ!」
「痛い!痛い!スプーンはやめて!だって、しょうがないだろ!俺の欲張りだ。二つの会場に出たいからだよ!」
クラウスが堂々と答えるとこの場の誰もかもが呆れた顔を浮かべる。
特に妹のサボテンはこの事態について怒る。
「人を集めるにどれだけ大変かわかる?前回のオンリーイベントもかなり苦労して探してきたのよ。それに今回2つの会場に分けるなんて、無理に決まっているでしょ。お兄ちゃんのバカ」
「バカとは聞き捨てならないな。サボテンよ。俺は至って天才だ。お前もよく考えて見て見ろ、トラ祭りに出れば委託税が15%から30%になるんだぜ?利益は持ってこいだ!それにコミ2に参加すればあの大手『カオリ』と決着できる!今日こそ我が憎き宿敵を打倒する決戦だ!」
クラウスは堂々と宣言するが、矛盾には全く気付いていない。
ただ、彼の言う分もわからなくもない。
『トラ祭り』に参加すれば本を委託するときには委託料が倍までに増加し、利益が手に入る。金銭と企業の信頼を目指すなら、この『トラ祭り』に参加した方がいい。
しかし、『コミ2』も魅力的な即売会だ。なぜならば、そこはオタクが集う場所。長い歴史にて、『コミ2』は神絵師が集う場所とお約束されたイベント。つまり、『コミ2』の絵柄のレベルは文句の言いようがないレベルを提供しているイベントだ。売り上げ数は『トラ祭り』より比べる程のない売り上げになるのだろう。
……あれ?サークル『カオリ』それはなんだ?
亮が疑問に思っていると、さっきから会話に参加していない咲良先輩が解説する。
「サークル『カオリ』クラウスの愛人がサークル代表で運営しているサークルよ」
「ちげえよ。俺の愛人じゃない!俺の憎むべき肉便器だ!」
「……言葉が下品ですよ。クラウスさん」
亮はハアと吐息を吐くと内容を整理する。
『コミ2』は売り上げ数と共にプライド争いがあった。このサークル『エターナル』(クラウス)の宿敵であるサークル『カオリ』が参加していた。
勝負するためには同じ土台に立たなければいけない。だから『コミ2』へと参加していたのだ。
だが、ここで問題も発生する。
どうやって、人員をこの二つに分けるかが問題になる。
「問題は人員の配置ですね。これから二分割にしますが、どう決めればいいのですか?」
「俺とサボテンは『コミ2』に参加する。憎き相手は俺の手でつぶす!」
「ということは、わたしと西園寺くんがこの『トラ祭り』に参加するのね。嫌なものね。わたしに責任重大を推しつかないで頂戴。私は私の執筆だけしか、責任をとらないわ」
いつの間にか完食していた咲良先輩は嫌々にクラウスの提案を飲んだ。
そして何より、亮がこの頭数に入れられている。ここで『僕、部外者なんですけど?』と言う空気でもなかった。
とはあれ、亮はその声に反対せずに黙って聞く。
「これで人員の件は一つ片付けたな。問題はもう一つある」
「それは?」
「即売会に出す同人誌だ」
クラウスはキラ、とサングラスを光らせると大きな声で宣言する。
「もちろん。俺的には二つの会場で同じ同人誌を展開する。が、それは面白くない!俺は同人誌を新刊同時に2冊出す!各会場に出すのだ!」
「はあ!?何言っているのお兄ちゃん!1冊で2つの会場に分ければ良いじゃん」
「そうよ。無謀過ぎるわ」
と、サボテンと咲良先輩は同時に取り乱し、クラウスを凝視した。
亮は何が起きたのか、分からず、ただ口をポカーン開けて呆けていた。
「二冊ぐらい余裕だわ。そんな心配するな、なあに、楽しく行こうぜ」
「無理に決まっているでしょ!お兄ちゃんはいつも納期ぎりぎりまで出来上がらないじゃない!」
「そうよ。あなた正気じゃないわ。同人ごろが真っ当に仕事するのは不可能だわ」
「ははは、心配してくれてありがとう。けど、一冊目は既に完成している。」
自信満々な態度を取り、大笑いをすると二人の女子から殴られる。
ばか、あほ、お兄ちゃんのばか、おすぶた、何考えているの、お花畑頭、など、罵倒しながら暴力を振る女子組だった。
そんなピリッとした空気に亮は自分自身と葛藤する。
……これはチャンスのではないか?ここで自分が本を創作すると言い出せば、サークル「エターナル」の一員になれるのではないか。
亮は胸の奥で秘めている思いがある。
自分は同人誌を創作してみたい!と、気持ちは先走る。
『君の絵はつまらないのさ。人に感動する絵じゃない、心に響かない。君の絵は写真見ているようでね。そう、写真みたいな絵だ。陳腐な作品だ』
「っく!?」
あの批判家の言葉がフラッシュバックする。展示会で言われた言葉で背筋を凍らせた。
自分は彼に力になれるか、本当に役に立つものなのか?サークルを崩壊の原因にはならないか?と頭の中ぐるぐるとメリーゴーラウンドのように回る。
歯を食いしばり、全力で頭を左右に振り、その批判家の言葉を払拭する。
と、そこで咲良先輩の幻聴が聞こえた。
『あなたの絵が悪いのではない。審査員の目が腐っているだけよ』
その言葉で亮は全てを平常心に戻り、冷静さを取り戻す。
(……僕は画家にはなれないかも知れない。でも、同人作家にはなれるんだ!)
歯を噛みしめ、俯いた顔をあげる。
向かい席に側に座っているクラウスは女子組に踏んだり蹴ったりされていた。目線は亮に向けていない。「うおー痛えぞ」、と悲鳴を上げながら女子の二人の攻撃を塞いでいた。
そんな状況で亮は勇気を出して、自分のスケッチブックを取り出すと、クラウスの前へ再出した。
「あ、あの!く、クラウスさん。こ、これを見てください!昨夜、僕が描いたものです!」
「痛い痛い……やめろお前ら……ん?」
「バカ兄!シネ!……あれ?」
「蛆虫は潰すべきよ……え?」
と、亮がスケッチブックを差し出すと、三人とも素っ頓狂の表情を浮かべ、亮の方へと見つめた。
亮はただただ、顔を下げたままスケッチブックをクラウスに差し出すだけ。持っていた手は震えている。首を垂れ、丁寧に依頼をする亮。
それは金曜日で一晩中夢中で描いたスケッチブックだった。
クラウスはそんな彼の様子を伺いながら、スケッチブックを受け取る。パラパラとページをめくり出す。
中身は前回のように落書き程度とは違い、『魔法少女アイリ』や他のアニメのイラスト集が色鉛筆で描かれている。
それは亮という元画家が創作した作品だ。
「あの、下手かもしれませんが、色を塗ってみました」
頭をもっと下げる亮。
自分は素人という自覚を持ちながら、語る。
芸術では何十年もやっていた。が、二次創作は数ヶ月しか始めていない趣味の範囲。
どういう風に塗れば見やすくなるのか?
どういう風に作れば読者の目線を惹かれるか?
どういう風に描けばキャラクターが生々としているのか?
わからないことだらけだった。
けど……
「先週、クラウスさんと別れた後、僕はずっと考えていました。サークル参加のことについて。もしかすると、僕が入部することでクラウスさんの足を引っ張るんじゃないかと思っていました。けど、今は違います」
それは……
「僕、創作するのが好きらしいです。自分が二次創作している、描いている自分が楽しいです」
自分は創作するのが好きでたまらない気持ちが残っていた。
「……」
クラウスは何も言わず黙った。
亮は頭を下げたまま、緊張感が背中から走る。
自分はこの同人誌を創作するのが楽しかったのだ。
初めて『魔法少女アイリ』をスケッチブックに描き、楽しかった。
芸術のように苦痛を感じなかった。
自分の思うままに描き出せたのだ。
いいや、創作だけではない。あの即売会でも楽しかった。
同人誌を売って、人が喜んで購入する姿。
完売して祝福された気持ち。
接客が大変であったが、その全てが好きだった。
だから、亮は謙虚に頭を下げる。
「だから……僕に、サークル『エターナル』に入れてください!」
そして、亮は懇願するように秘めている思いをクラウスへと伝える。
これからも……サークル活動を目指して行きたい。
芸術界よりはうまくやれるはずだ。
だって、苦痛ではなくこの二次創作は楽しかったのだ。
(……僕は、同人作家になるんだ)
と、亮は頑なに頭を下げたままだでいる。サークル代表の許可を待った。
「頭を上げろ。そんなに堅苦しい物は嫌いなんだ」
「はい」
頭を上げると、クラウスがニッと白い歯を見せて笑みを浮かべていた。
「その言葉を待っていたぞ、兄弟!ようこそ、サークル『エターナル』へ。君が絵師2号だ」
「はい。ありがとうございます」
その傍に少女の二人が楽しい光景を微笑みながら、見守っていた。その笑みには喜ばしさが潜めていた。
「よかったね、お兄ちゃん!彼の画力なら、私たちのサークルもシャッターは夢じゃないよね。あ、亮さん。あとでサインをください!私の部屋に飾って置きます。高値になったら売りますね」
「見つけたのは私であることを忘れないでね?ああ、私にもサイン頂戴。そう、転売しにいくわ」
「お前らの欲がバレバレなんだけど!?」
場が汚いお金の話になってしまったのはどうしてなのか。自分はまだ神絵師ではない。ただの学生だ。と、亮は苦笑いを浮かべた。
クラウスはごほん、とクラウスが咳払いをしてこの場の主導権を握る。
「話が脱線したね。いいさ!今日から君はこのサークル『エターナル』の一員だ!ビシビシとこき使うから覚悟しておけ!」
「はい!なんなりと申し付けてください!」
思わず嬉しすぎた亮はテンション高く声を張る
その様子を見たクラウスはサングラス越しから亮を見つめる。
「ハハハ。活きがいいな。うんうん。なら、お前には『トラ祭り』の即売会に出す同人誌一冊を作れ」
「はい……え?」
……今なんて言った?
と、亮はパチパチと瞬きし、号令を伝えた本人へと目線を合わせる。
クラウスの笑顔は少し貪欲を交えたものを感じ取る。
「もう一度言う。新刊一冊を描け。以上だ」
その復唱に彼が本気であることを理解した。
「ちょ、ちょっと待ってください!?」
「何を待つんだ?」
「僕の絵を見ましたよね?」
「ああ。非常にいいものだったな。けど、まだ足りない部分もある」
亮はそれを聞くと、どうもやるせない気持ちになる。
さすがには、素直に絵について指摘か具体的に褒めて欲しかった。
と、亮が落ち込んでいるとクラウスが励ます。
「心配するな。これから作戦会議だ。亮、お前の新作はどうなるのか、ここで決めよう」
クラウスは代表者らしく、本格的作戦会議を始める。
「まずはスケジュールからだ。いつまでにやれば間に合う、サボテン」
「金曜日だね。でも、完成した状態じゃなければならないから、木曜日に原稿が欲しいかな」
サボテンは皺を寄せながら答える、とクラウスは頷く。
「よし。締め切りは木曜日と……次は絵の枚数だな、本に形にするのであれば10枚が必要になる。10枚分の本だな」
「……つまり、フルカラー10枚ですか?」
「そうだ。キャラクターと背景も描くのだ。どうだ、できるか?」
クラウスの問いに亮は考え込む。
金曜日の出来上がりは色鉛筆で10枚以上は描けた。だだ、フルカラーC Gは背景も描けなければいけない。時間が倍になる。
背景を描く、ことはテキトウに背景を描かくのはN Gだ。背景に合うキャラクターを描かなければいけない。つまり、「構図」を考えて描かなければいけない。どのキャラを描き、そのキャラは何をしているのか、そのキャラはどこにいるのか。
一枚の絵画、構図の力が問われる。今度は落書きのようにはいかない。真剣に取り掛からないと間に合わない。猶予は、今日を含めて4日間しかない。
「……やってみます!」
亮はまっすぐクラウスを見つめて答える。
「ちょっと、待って!無茶だよ!」
声を張り上げたのは、サボテンだった。
彼女も絵師であるため、この作業がどれほど負担が掛かっているのかは理解している。
「フルカラー10枚って……一日3枚は出来上がらないと間に合わない計算だよ?亮さん」
「確かに、キツイと思いますが、僕はやってみたいのです。自分の可能性を信じて見たいのです」
亮は過去の芸術創作のことを思い出す。
その時は1日5枚の油絵を描いていた。
そう思えば、1日3枚は苦ではない、と、亮は覚悟を決める。
現実的なのか、亮は神絵師であるクラウスに尋ねてみる。
「クラウスさんなら、出来ますか?1日3枚の絵……」
「ああ、できるさ。俺なら2日間で全部は描き終える。それも、完璧なクオリティでな」
傲慢に答えるクラウスと亮はごくりとつばを飲んだ。
……さすが神絵師。これくらいは余裕で達成できている。
「なら、僕にその役目を果たします!」
「よし!サークル「エターナル」の二作目は、亮が創作することに決定」
クラウスが手をパチパチと握手しながら、宣言する。
咲良先輩は相変わらずの無反応だった。
「さて、次の問題だが、印刷会社に送るには、原稿は電子ファイルになるのだが……お前、タブペン持っていないだろ?」
「タブペン……?それってなんですか?」
それを口にすると、その場の全員が「え!?」と口を揃えて言う。
亮だけが首を捻っていた。
「こいつはやべえ……今更デジタルペンタブを知らない奴がいるなんて」
「すいません無知で」
「それで、よく10枚の絵を描こうと思えるな。何で書くつもりだったんだ?」
「マジックで絵を描けると思って……それじゃだめですか?」
「これはまた、渋い選択を……」
クラウスはカリカリと頭を掻いてから、こう語る。
「あのな、今の時代デジタル情報が主流なんだよ。パソコンでイラストを描くときには必要な品物だ。今時代、アナログのようにペンや鉛筆で絵を描く人はいないのだよ」
「じゃあ、僕が描いているのは時代遅れなんですね」
「そうだ。それも10年もな」
「……なんだか、それを聞いてショックしました」
亮は肩を落としながら、後悔する。
自分がやろうとした描き方はもう、時代遅れ。
……それを聴くと、傷つく。
「よし!今からタブペン買いに行くぞ。俺の金でな!」
「え!?いいのですか?」
「サークルへの投資だ。それぐらいはしないと、サークル代表として失格だからな」
クラウスはそういうと、立ち上がるとサボテンの前を通り過ぎる。
「悪いが、サボテンと咲良先生はここで待っていてくれ。こいつと買い物してくる」
「いってらっしゃい!」
「……いってらっしゃい。一番高いのを買うのよ!」
「ばか!何おすすめしているんだ!」
「あれ?」
亮は一体何が起きているのか、状況を理解できていなかった。立ち上がるクラウス先輩は店から出て行こうとする。
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