第2章直前スペシャル(第1章の振り返り。第1章を読み飛ばして第2章から読みたい!という方はこちらからどうぞ)

第1章 キャラクター紹介&重要用語紹介

伊勢美いせみ灯子とうこ


 主人公その1。高校1年生。転校生。

 最初は他の人と関わらないよう……と過ごしてきたが、なんだかんだあって色々な人と関わり、友達も何人か出来てしまった。

 小鳥遊たかなし言葉ことはをどうにかして殺したい。


「A→Z」→有を無に帰す能力。

「Z→A」→無から有を生み出す能力。



小鳥遊たかなし言葉ことは


 主人公その2。高校3年生。明け星学園の生徒会長。

 いつも明るいが、時折何か暗い部分を抱えていそうな素振りを見せる。男性恐怖症で、一人称は「僕」だが、たまに違うものに変わる。

 伊勢美灯子に興味があるので、どうなるのか見たい。


「Stardust」→文字を操る能力。使いすぎるとトラウマがよみがえり、人間不信に陥る。




【1年生】


持木もてぎ心音こころね


 灯子の同級生であり友人。「ココちゃん」と呼ばれている。

 キツい性格という話だが、仲のいい人の前ではそうならなくなってきた。

 義理の兄である帆紫ほむらが好き。


「Telepathy」→人の心の声を読む能力。ただし聞いたのと同じくらいの分量の自分の心の声が相手に伝わってしまう。




【2年生】


持木もてぎ帆紫ほむら


 灯子の友人。心音の義理の兄。

 馬鹿で単純思考だが、とても人思い。仲のいい人はとても大切にする。特に心音のことには常に気を巡らせている。


「V-Flare」→紫色の炎が出せる能力。ただし使いすぎると自分のことも燃やしてしまう。



墓前はかまえ糸凌しりょう


 灯子の友人。オカルト同好会と服飾部に所属している。

 オカルト少女になることを夢見て、女装をして古びた別館に住んでいる。結構周りのことを見ていて、灯子に助言をすることもしばしば。


絹の道しるべシルク・ロード」→糸の記憶を読む能力。ただし使いすぎると、一定時間記憶障害を起こす。



雷電らいでんせん


 糸凌の親友。

 ほとんどの女子生徒から好かれており、彼自身も女子が大好き。でも最近は糸凌といるのが1番楽。


「Jupiter」→雷を操る能力。ただし使いすぎると、一定時間目が見えなくなる。




【3年生】


ひじり偲歌さいか


 灯子の友人。性別不詳。

 美人であることとその美声で、男女問わず魅了する。だが異能力のせいで喋れない。花を愛でることと、風澄かすみや灯子といるのが好き。


「Siren」→声で人を操る能力。ただし使いすぎると、溺れたような感覚に陥る。



瀬尾せお風澄かすみ


 偲歌の幼馴染。風紀委員会委員長。

 厳しい性格で、風紀の乱れを絶対に許さない。適当な性格の人間とはそりが合わない。よく四字熟語を用いて話す。偲歌が好き。


「風月玄度」→風を操る能力。ただし使いすぎると呼吸不全に陥る。



音宮おとみや鳴子なるこ


 放送委員会委員長。

 周りに個性的な人が多いので、平々凡々な自分を気にしている。


1/fエフ分のいちゆらぎ」→歌うことで生物に心地よい音を出せる能力。ただし使いすぎると、しばらく声が出せなくなる。




【教師】


百目鬼ももめきれい


 明け星学園の元理事長。

 温厚で情に厚そうだと思わせるが、実は冷酷で利害ばかりを考える人間。合理的で完璧なものを望む。

 異能軍隊を作ることで異能力者中心社会を作ろうとしたが、灯子と言葉に止められ、逮捕された。


「百目」→遠方を望む能力。それが転じ、未来を見る能力。ただし使いすぎると、前者は一定時間の近くのものの視力喪失、後者は未来を変えるとその未来が見れない。



服部はっとり絹斗けんと


「異能力基礎Ⅰ」、「倫理」などを教えている。服飾部顧問でもある。

 物腰柔らかなのが特徴。そしてかなり昔から明け星学園に勤務している。


「天衣無縫」→一瞬で縫い目のない服を作るのことが出来る能力。ただし、1週間経つと材料に戻る。



床崎とこさきさゆり


 明け星学園の養護教諭。

「さゆりちゃん」の愛称で親しまれている。かなり昔からこの学園に勤務しているようだが、年齢の話はタブーである。


「soothing」→心の傷を治す能力。ただし、その治した人間の精神状態がそのまま自分に反映されてしまう。





 ──────────





【明け星学園】

 主人公たちの通う高校の名前。エリートの中のエリートのみが所属する、異能力者のみの学園。普通の高校よりは生徒数は少ない。

 授業システムは大学に近い。自身でカリキュラムを組み、それに沿って行動する。真夜中まで授業を入れられるため、夜も学園は賑わっている。

 異能力による戦闘は日常茶飯事(むしろ推奨されている)。だが、理性はあるので、殺すに至るまでの異能力使い方をする人はほぼいない。人命に関わる使い方をした生徒は、厳格な処分を受ける。

 戦闘が推奨されているのは、異能力のコントロール、効率の良い使い方、等といったものを実践にて得られることが多いからである。



【代償】

 異能力を使った後に高確率で現れる、薬の副反応のようなもの。

 元々人間は異能力を持っておらず、異能力は外部のものであるため、拒絶反応として出ている、と言われている。

 代償の大きさは、異能力の強さによって変わる。



【対異能力者特別警察】

 読んで字の如く。異能を持つ犯罪者を専門にした警察組織である。

 異能力者という圧倒的暴力で不当に民間人を傷つけさせない、という理念のもと、形成されている組織。

 この組織を構成する人もまた異能力者である者が多い。だがかつての学友と、警察と犯罪者、という形で再会することがしばしば生じる。

 明け星学園の有力な就職先の内の1つである(明け星学園に属していた、ということは合理的な学歴フィルターとなっているため)。実際、言葉の一代前の生徒会長は、対異能力者特別警察に就職済み。

 もちろん無能力者も所属している。異能力者にも対処出来るよう、武器開発も進められている。

 例えば、第3話にて登場した異能妨害室、もとい異能力無効化の技術や、異能痕追跡システムはその一例である。


 更に、明け星学園はこの組織と協定関係を結んでおり、稀に生徒が事件解決に尽力するために協力することがある。もちろん危険な事案には一切関わらせないし、生徒側からは拒否権がある。

 だが生徒たちはほぼこの協力を承諾しているとか。

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